仕事中ですが。

Between a high,solid wall and an egg that breaks against it, I will always stand on the side og the egg.

村上春樹がエルサレム賞を受賞したスピーチが話題になっていたんで引っ張ってきました。

「壁と卵」

このメタファー、壁はシステムで、卵は人だそうです。

これを読んでいて思い出したこと。
政治学者・福田歓一の本。
かなり昔に読んだのでタイトル忘れちまいました。

この本のなかに、心に残った文章があります。
福田歓一が紹介したフランス政治学者の一文「永遠の昨日」って言葉。
この言葉、今まで何度も何度も何度も、何百回ともなく思い出す言葉です。

わたし自身、インドに滞在したことがあるんですが、インドはカースト制(ジャイナ制)が今なお残る国。
中学校で勉強した、人間に階級性を設けた日本的にいうと士農工商みたいな制度です。

このヒエラルキーは人が作り出したシステムであり、極めて不条理なシステムであるにもかかわらず、残存してしまいました。
なぜ?
その理由は人が作り出したシステムであるにもかかわらず、システムであるが故に人が受け入れてしまっていたためです。
人の無自覚によって、無意識のうちにシステムの側に立ってしまっていたため。
だって、おれ農民だもん、だっておれシュードラだもん、みたいに。
これによって、昨日の自分はいつまでも変わることなく、永遠に昨日が続く。それが「永遠の昨日」になってしまう。

ちなみに、西欧中世は「永遠の昨日」のからくりを看破し、打破することで終焉を迎え、近代への道を切り開いたとされています。

システムの側に立っていたら、いつまで経ってもシステムを変えることができないのかもしれませんね。
って思いながらも30歳、気がつけば中間管理職。ついつい若い社員の言葉に耳を貸さずシステムの側に立っている今日この頃。

アンシャンレジュームな30歳。よくないな~。
ただいま軽井沢から会社に到着。

昨日は研修を夕方に終えて、さあ帰ろうと思ってみたものの、交通情報を見てうんざり。
関越道が大渋滞らしい。

そこで。
同僚4人と深夜に出ようということになり、今から温泉に行こう!というノリに。

軽井沢からロマンチック街道なる有料道路をブ~ンとひとっ走り。

約1時間。
万座温泉に到着。
万座プリンスホテルで日帰り入浴。

硫黄の臭いプンプン。
露天風呂はなんと混浴!
おばさましかいなかった、、、。チッ。

万座温泉。いい温泉。
肌ツルツルになった~。

そのまま保養所に戻り、夕飯、仮眠。

早朝4時に起床。
かっとばして帰京。

さあ、少しリフレッシュできたので今からたまった仕事を片付けます!

なんかスッキリしたなぁ。
がんばろっと。
この連休、軽井沢に来ています。

優雅と思いきや、とんでもない。

会社の保養所でディレクター研修なる監禁。

まず軽井沢までが大渋滞。
千葉から車で来たんだけれど、東京を抜けるのに2時間。

ゆるい研修と思っていたらガチガチの研修。

しかも各自3月の仕事を抱えているから、制作会社とメール投げあいながら研修。

明日帰るんだけれど、明日の夜はそのまま会社に直行。

日曜も仕事ですわ、、、。

軽井沢、携帯の電波が入りにくく、みんな悪戦苦闘しています。

ネットはサクサク見れるのに。
妙な隔世の感あり。


嫌な連休ですわ~。
絶対応報こそ正義であるり、刑罰の根本義であり、たとえ市民生活が解散し、世界が滅びる最後の瞬間においても、殺人者は処刑されなければならない。

って、カントが言ってます。
わたしが言っているわけではありません。この考えに賛成、反対とかってわけでもありません。
カントは町の人が時計代わりにしたってくらい規則正しい生活を送っていた人らしく、朝きっちり起きて会社に行くことすらできないわたしはカントの話に賛否を言えるほど、まっとうな人間ではありません。
しかも、学生時代にかな~り背伸びをして岩波文庫の『純粋理性批判』を買ってみたものの5ページ読まず、ブックオフに売り飛ばした男です。
あくまで「~って誰かが言ってたよ」って話です。

まあまあ、カントはおいておいて。
最近、死刑が注目を浴びてますね。
注目って言い方は不適切かもしれませんが。

たまっていた新聞を読んでいたら(新聞をためてしまうくらいの男です &)、闇サイト事件で2人に死刑、1人に無期懲役の判決が下ったそうで。

わたしは法律に詳しくないですし、道路交通法ってもんは何度も破ったことがありますし、これから先も破ってしまうでしょう。
ですから、法学的な話ではなく、個人的感覚の話なんですが、最近丸の内の中央郵便局が歴史的建造物として重要だと主張される大臣が法務大臣だったころ、死刑がバンバン執行されたニュースを耳にしたとき、法治国家なんだから法に従って刑を執行するのは当然だろうって思ってました。

もちろん、死刑制度の賛否とかっていうすごく難しい話とは別次元の感覚として。

「死刑」ってワードを聞くと2冊の本を思い出します。
一冊は丸山健二『夏の流れ』
三島由紀夫が絶賛したとされる芥川賞受賞作、刑務官のお話です。

もう一冊は高野和明『13階段』
ミステリーとしても十分面白い作品ですが、死刑制度について考えさせられるお話です。
しかも舞台は我が故郷、千葉。

どちらもとても面白いです。

紀香&陣内が離婚するとか。

離婚かあ~。

ホント大変ですな。


WBCで日本勝ちましたね。

よかった、よかった。


ところで、WBCで思い出したんですが、先月末だったか、こんなことがありました。

会社でふら~っとトイレに入ったら、なんかどこかで見たことのある人が。

誰だ?誰だ?と頭がフル回転。


こういうときって認識してから理解するまでに時間がかかる。


理解してからびっくり。

イチローじゃん!!!!!


イチローがなんで、会社のトイレに!?

しかもなんでおれとかの局に!?


イチロー?本物?

え?え?え?と思っていたら、イチロー紳士に会釈してくれたので、こちらも会釈。


後で聞いたら、会社のスポーツを担当している部署の人がわたしの部署に異動してきていて、スポーツ担当だった時にイチローのマネジメントをしていたとのこと。


で、日本にいるタイミングで挨拶にきたんだとさ。


フロアのみんながイチローだって気づいているのに、みんながみんな気をつかって、知らないふりをしながらビリビリしていました。


イチローかっこよかった。


がんばれ~~~~。

家の本棚に借りたままの本が一冊あります。
いつ会っても最高に楽しいお酒を飲みながら気持ちいい時間を過ごせる人。
天性のひねくれ者で、人の意見をまったく聞かないわたしですが、その人に言われるとなぜか素直に「ふむふむ」となってしまう。
そんな人っていませんか?
普段、こういう本が好き!こういう作家が好きなんて話をしたことはなかったと思うんだけど。
「たぶん、こういう話って好きだと思うから」といわれて借りた一冊。

横山秀夫『クライマーズ・ハイ』

開いてみたらノン・ストップ。一気に読破。
面白かった。

日航機墜落という社会的テーマはもちろん。
メディアにおける編集局と広告局の対立。
新聞社の編集局の葛藤。地方紙の中央紙に対する劣等。新メディアであるテレビへの焦燥。
「新聞記者である主人公=地方紙という会社」を演繹して読むとさらに対立、葛藤、劣等、焦燥が浮き彫りになって深い。
わたし自身、広告代理店の仕事をしていて新聞局で地方新聞社を担当していた時期があったから、リアリティたっぷりに読めた一冊です。

この本まで、横山秀夫を知らなかった。
でも、この本から横山秀夫にはまってしまった…。

『クライマーズ・ハイ』
まだ返せていない本。映画に行くはずが行けなかった本。
返したくない本でもあり、数年後に返せたらなと思う本。

とてもいい一冊です。
3月は死人がでるといわれている広告業界。
大学卒業してから今まで広告業界に身を置いていますが、今年の忙しさは異質。

制作やらメディアやらプロモーションやら。
そんな感じで忙殺されながら3月を駆け抜けるのが例年のパターン。

しかし、しかし。
今年は企画やプランニングや進行で忙しいんじゃない。

おカネ。
2009年度、年間予算が決定しない。

広告業界にはAE制ってのがあります。
たとえば、A社の商材a、年間の宣伝販促は代理店○×に年間△億円でお願いしますね、って話。
それがAE、アカウントエグゼクティブってやつです。

AE代理店からすると、年間予算が決まらないことには相当困ります。
何をやれ、あれをやれ、といわれてみても、金は???という話になりますから。

今、来年度の予算どりと同時進行で例年の作業をしていて、精神的に参ってます。
これも不況の影響なのかしら…。


一方で。
よくTVドラマとかでありがちなプレゼンをやるのが、競合プレ。
AEだとプレゼンも軽い感じなんですが、競合プレとなると話は別。

全体のロジック構築から4マス(新聞、雑誌、ラジオ、TV)を始めとした各メディアはもちろん、ネット、屋外広告、キャスティング、店頭、販促などなど、数十人でチームを組んで徹夜、徹夜で準備をします。

この全体ロジックが面白くて、代理店の色が出ます。
有名どころでいうと、このロジック構築に電通はAISAS理論を用いたり、博報堂DYはエンゲージメントリングという理論を用いたりして骨子を決めます。

そういえば、このプレゼン面白いな~と思ったのが、P&Gのヴィダルサスーン。
今やっている安室CM。FASHION×MUSICってコンセプト。

あのプレゼン資料は資料からしてファッショナブルでした。
普通、プレゼン資料って背景は白でしょ?
でも、あの資料は真っ黒。
で、P&Gが外資系ということもあり、英語と日本語の並列j表記。
企画代理店はビーコンコミュニケーションズ。

そうそう、話は戻ってプレゼン。まさに乾坤一擲。のるか、そるか。
ダメなら数十人の人件費もぶっ飛んでしまう、それが競合プレです。

話は長くなりましたが、この競合プレを生々しく描いた小説があります。
藤原伊織『シリウスの道』

著者の藤原伊織は昨年だったか、亡くなってしまいましたが、元電通社員。
登場してくる舞台もおそらく電通、銀座にあった頃。

『シリウスの道』、広告に関係していなくても十分に楽しめる小説です。

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あんまり野球に詳しくないんですが。
千葉なんで、千葉マリンスタジアムにたま~に行きます。

千葉ロッテ戦はホーム側スタンドは熱狂的なファンで活況ですが、ビジター側(野球はアウェイって言わないんだっけ?)はけっこうガラガラ。

そこで、昔、友達と2人でサッカーのユニフォーム(おれはインテルの黒青、友達はブラジルの黄色)、しかも短パン、ソックス、スパイクを履いて、サッカーボールまでもってマリンスタジアムのビジター側でビールをガンガン飲んだことがあります。

その時に投げていたのが、今やWBC日本代表、そして今日ナイスピッチングをしたアンダースローの渡辺投手。

今日は負けちまったけど、明日勝てばいいんさ!がんばってほしいっす。

野球よくわからないけど。ミーハーなもんで。
イチローかっこいい。ミーハーなもんで。

わたしはプロ野球では、セ・リーグは阪神、パ・リーグは楽天のファンです。
ファンの球団をつくっておいたほうが、なんか楽しめるからって理由と、野村監督が好きだから。


ところで、今日はWBCに隠れてACL(アジア・チャンピオンズ・リーグ)がやっていたんです。
ACL、サッカーですよ!

大迫、本物かもね。
高卒ルーキーで、しっかり点をとっているのはすごい。
あの身長でボールタッチがとても柔らかい。しかも楔に入れて、しっかりキープもできる。
なによりも、結果。
1得点、1アシスト。
FWはやっぱり点をとらなくちゃ。すごいなあ。

というわけで、今話題なのはWBC、ACL、そしてAIGですな。

dernieres nouvelles


ブログを書きながら思うこと。
平凡な人生にわずかながら、しかも自作自演ですが、毎日に劇性を持たせられること。
文章にしてみると、毎日も捨てたもんじゃない。

今日の突然の出来事。

まず、話の前提となる自己紹介。
わたし、広告代理店に勤務しています。
インターネット専業の広告代理店ではないのですが、ネット案件が2週間くらい前に発生。
今日13時頃、案件の確認で、当初からやりとりしている担当者に連絡をしなくてはならず、電話をかけました。

担当者:「すみません、今から18時まで会議なんで電話にでれないんです」

私:「んじゃ、代理の方を立てておいてください。連絡できないと困るんで。ていうか、14時までって期限を切ったのあなたでしょ?」

担当者あいかわらずグズグズ。この人は本当に思考の歯車がちょいとおかしい。

担当者:「では、どうしましょ…」

私:「どうしましょうって、そちらの代理の方からわたしに電話くれるようにお願いします」

ガチャギリ。

数分後、携帯がなり出てみたら。
これまでの担当者とは打って変わって、シャキシャキ。
話が明快でわかりやすい。

思わず私:「いや~、わかりやすくて話が早いです、ありがとうございます」

そしたら先方の新担当
「当たり前ですよ、短気な○○さん(私の名前)ですから簡潔に言わないと昔みたいにブチキレられますからね」

わたし:「?」

名前をもう一度きいてみるとどこにでもある苗字。
でもどことなく関西弁。

あ!!!っと思い出したら、昔の直属の部下。

彼女は転職していたらしく、電話口で大笑い。

なんかすごくうれしかった~。


また、もうひとつ。
それはさっきのブログ話。
彼女と出くわす場所はなぜかいつも秋葉原。
別にお互い、秋葉原が勤務地でもなんでもないんだけれども。
本当にショッキングすぎました…。


思い起こせば、今から約1年9ヵ月前。
楽天ブログに最後の日記を書いてから文章を書くという行為から遠ざかっていました。

2009年3月19日。
今日、アメブロでブログを再開しようと思います。

ブログ。
マーケティング的にいえば、CGM。

Consumer Generated Media(消費者生成メディア)なんて格好のいい言葉がもてはやされて早3年。
どうでもいいけど広告的には電通は「消費者」と呼称、博報堂DYは「生活者」と呼称。
そんなことは本当にどうでもいいけれども。
またやってみたくなりました、SNSじゃなくて、ブログ。

mixiもやってますが、やっぱりブログ。

mixiはまったく更新しませんが、ブログはがんがん更新したい。
SNSはコミュニケーションツールであって、ブログは情報発信、メディア。

なぜ、突然ブログ?

今日、衝撃的なことがありました。
わたしの人生において、過去・現在と重要で大切な人であり、未来となっても重要で大切であろう人が、突然3月末ですべてをリセットする宣言。

超大手企業に勤務し、話をしていても優秀さを感じずにはいられない人が、リセットする宣言!?

それならわたしも。

学生時代、恥ずかしながら小説家になりたかったのですわ。
文章を書くことを生業としてみたく。
コミュニケーションツールとしてではなく、文章を書きたくて。
というわけで、誰かに読んでもらうために、誰かに読んでもらうことを意識して文章を書きたいって衝動。
それが、今日。

明日も仕事だけど。
朝の4時だけど。

どんなに距離があって、どこにいるのか、何をしているかわからなくても、ブログが更新し続けることで、どこかで読んでもらえているんじゃないかって期待を胸に、目標2年間!このブログを更新しつづけたいです。