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只今通っている仏語学校、生徒の国籍は色々ながらやはり欧州の国籍の生徒が多いです。

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以前の記事にも国籍のバラエティーは書きましたが、人の出入りやクラスの再編成などなどを経て、現在の国籍は、

スペイン
ポルトガル
イタリア
ギリシャ
スウェーデン
ロシア
コロンビア
ベネズエラ
トルコ
イラン
中国
日本

といった感じ。

ま、いつまでたっても、日本人は私一人ぼっちですが・・・。

日本人のみなさん、一体パリのどこで仏語を勉強しているんでしょうか・・・。涙

話は戻りまして、

様々な国籍の生徒が存在する中でも、いわゆる南欧出身のスペイン、イタリア、ポルトガル人の割合が多いんです。

そして、彼らは皆、20代半ばから30前後くらい。

地理的にフランスに近いので、割合が多い・・・という理由もあるのかもしれませんが、

何故フランス語を勉強しているのかを聞いてみると皆さん口をそろえて、

「フランスで働くため。」

へぇ~。

そうだよねぇ、EU加盟国(またはフランスも加盟するシェンゲン協定加盟国)出身者なら、基本的には加盟国どの国でも就労ビザなど面倒な手続き無しで働けるしね。

とは思っていたんですが、これには皆さんもお気づきかとは思いますが訳があります。

因みに、欧州には色んな協定や連合などが存在していて、スイスはEU(欧州連合)に加盟していないけれども、シェンゲン協定には加盟していたりと、少々わかりにくいのですがこんな感じでいろんな条約や協定が入り組んでいて、人の移動の自由や通貨など共通している国やしていない国など、若干入り組んではいます。。。

Wikipediaから拝借↓


さてさて、南欧出身の若者達がフランスで職を探しに来る理由は、、、

お察しの方が多いかとは思いますが、2008年の金融危機(リーマンショック)以降、特に南欧と呼ばれる国(スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャなど)では深刻な経済・財政危機が発生。

現在でも失業率もかなりの数字に。

ギリシャ → 27% ちょっと
スペイン → 26% ちょっと
ポルトガル → 15% ちょっと
イタリア → 12% ちょっと

日本も景気がイマイチとは言われていますが、比較してみると全然マシかもです。

日本 → 4%ちょっと

そして、この南欧の国々の若者(16歳~24歳)に限った失業率となると、とんでもない数字に。

スペインでは60%を越えるとか。

その他の国でも40%を越えている所も多いようです。

・・・ってことは、若者の2人に1人は職が無い状態?!

これら南欧諸国では、高等教育(大学など)を終了しても、すぐに職が見つからないので、修士課程に進む人や、さらにその上の博士号までも取得する若者も多い一方、

企業側は、あまりハイレベルの教育を受けている人を雇うと、人件費が高くつく(給与を多く支払わなければならない)ので、逆に雇ってもらえない、又は雇ってもらえたとしても高等教育を受けていない人と同様の給与での雇用・・・という現実も。

これも、リーマンショック以降、日本を含め先進国の共通の傾向ではあると思いますが、南欧では特に深刻なようです。

なので、クラスメートの南欧出身の人達も大学を卒業してるのはもちろん、修士号、博士号までも取得している人もいます。

また、ニュースなどで耳にはしていましたが、これらの国(ギリシャ、スペイン、ポルトガル、イタリアなど)の若者達は職を求めて母国を離れる人が多いのも現実。

という話を南欧出身のクラスメートも言っていました。(もしかしたら、クラスメートからの話に限った情報なので、偏ってはいるかもしれませんが。)

行先は、欧州でも経済状態がまだマシ(?)な、イギリス、ドイツ、フランス、北欧など。

しかし、フランスも失業率結構高いのにな・・・。

フランス → 10%ちょっと

フランス国内の若者だけに限ると、30%前後?のようですし。。。

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けれども、南欧諸国よりはまだ状況は良い・・・という感じのようです。

例えば、スウェーデン人のお医者さんのクラスメートの話しによると、スウェーデンには、経済危機に陥ったギリシャからやって来る医師が沢山働いているそう。

ふむ、しかし、特にクラスメートの彼らはどうやってフランスでの生計を立てているんだろうか?

一度は母国で社会人経験している人も多いとは言え、彼らは20代半ばから後半くらい。

仕事をしている間に貯金をしていたのかもしれないけれど、安くは無いパリでの生活費や仏語学校の学費はどうしているんだろう?

と思っていましたが、フランスでの語学学校の学費だけは両親が出してくれている、など家族の経済的サポートの上で仏語を学び生活し、職探しをしている人達も多いようです。

南欧に限らず欧米文化圏では、高校を卒業すると同時に親元を離れて生活し、特に社会人となってからは経済的にも自立した生活を送るのが一般的ということをご存知の方も多いかとは思いますが、若者が職に就けないため高校、大学を卒業して30代になっても両親と共に暮らす若者達や、経済的に支援してもらう若者が増えていると言っていました。(日本でもこの傾向が更に強くなっているかとは思いますが。)

ニュースなどで南欧の経済危機について耳にしてはいましたが、実際に体験している人達の話を聞くのもなかなか興味深いものがあります。

って、感心している場合じゃなくって、失業率の高いフランスで、こんな優秀な若者達が職を求めて大挙して、競争率がさらに高くなっているこの国で私も職を探している身分でした!

がーんっ。(←って古。)
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