風雨同舟

風雨同舟

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12月の声を聴く・・・途端に世界が変わった。
人減らしの代償ここに極まる!と歴然とした強い答えが返る。

仕事の速い奴は(ここ手前味噌です)通常業務の後ゆうパック配達へ連行
通常とは真逆の、遅い奴ほど優雅に夕方のニュースを見れる時間に帰宅。
何発も何発も行って来いを繰り返す夜のツーリング。

気持ちが焦る逢魔が時。

抑える気持ちを破壊する目を光らせた車の渋滞。
時間指定配達通りに行けど、お留守の方もチラホラ・・・
あらまた来たのと、昼間の御宅へ再ピンポン、少し照れる。
嬉しいこともある。明るい時より優しい言の葉を頂ける割合高し!

そして年賀突入。

友人同士でくっちゃべるバイトにキレて途中で帰らせる

「ぺラペラしゃあしいったいキサマら、帰れコラ!!!」

ふて腐れて帰る2人、疲れと怒りで頭がクラクラクララ。


陽もとっぷり暮れ終業後・・・

人も車もスカスカになった大通りをズルズル歩き帰る。

街頭に照らされ濃く落ちる影・・・伸びる、薄まる、ビルや家屋の固定された影に混ざり消えるを繰り返す。その伸び縮みして薄まり消えていく影を見ていると、厭世的な考えが一瞬頭をもたげた。

一体俺は何をやってるんだろう・・・と暗黒面に落ちそうなイケナイその時に
キチンと歩道を歩いている、ちょいとイラり来ている俺様に向かって
自転車歩道走行でチリンチリンを鳴らしまくる大学生くらいの兄ちゃんが現れた!!

壁となり自転車を停め、そいつの眼前10㎝で怒りの咆哮! 


頭の中をうねっていた、影がどうたらとか、人生とは何ぞやとか一気に蒸発した。

自分と今の環境を否定することで、肯定部分の色を濃くするという逃避に似た甘え(得意技)でした!

そんなもんだからすぐ蒸発しますし、また降らせます。

単純にその場で解決する、泥沼にならない怒りは俺にとっては快方へ向かいます






友達の話
僕の友人の一人に、人物を例えるなら
「何も足さない・・・何も引かない」 
千原ジュニアの言葉を借りるなら
「天然より、自然・・・山・川・空・ショウジ」
そう、そのショウジ君の2つの(笑)話をしたいと思います。


一つ目は、カラオケにて

TOKIOの「うわさのキッス」という歌を熱唱中
サビに向かい盛り上がり過ぎたテンションの為か
「うわさのオッス?をあげる~」と噛んで発声
場は刹那の静寂の後、豪爆笑
噂になるほどの「オッス」とはどんなオッスなんだろう
ま、キッスでもオッスでも噂になるほど特化するとは思えんが
頭の中では想像が膨らみ、笑いがとまらなかった・・・
Mrオッスの異名を持つ、ドラゴンボールの孫悟空をも上回るだろうオッス!
間違いない「お前がナンバーワンだ!!!」


二つ目は、居酒屋で


色々な話をしていくうちに、映画の話から車線変更して
エロかった映画の話になったんだ。
「氷の微笑」やら、「メリーに首ったけ」などタイトルを出しては
ストーリーを少し語ったりしていると
彼が小声で、端の席から
「キュリー夫人もエロいよね」
と聞こえた。
とにかく僕は今、自分が話すために開いている頭のフォルダーを消化しようと
してたので、声というより、音として保存されずにクラウドとして
宙にその音は浮いた。
そして、みんな聞こえなかったのかな?と不安になったか

彼は二度目の
「キュリー夫人もエロいよね」
と、先ほどより少し大きめに聞こえてきた
「!?」・・・「この人は一体何を言ってるんだ・・・」刹那
ニコール・キッドマンの話をしていた僕の肩に、別の友人Mが倒れこんで来た。
肩にそいつの頭がぶつかった時、全てを理解した
「あっ!」と思った瞬間には紅蓮の笑いの炎が燃え盛ってきた

俺とMは息が出来ないほど長い間笑っていた

二人以外は笑ってなかった

何分経っただろう、息が整うと友人Mがデカい声で


「それ、エマニエル夫人やろ!!」


と溜めに溜めたツッコミを入れる

誰と間違えてもいい、ただキュリー夫人は無いやろ!

ノーベル賞を受賞し、歴史の教科書にも載るほどの偉人を一言「エロい」って

夫人は何を研究してたんや!?と想像したら、もう笑いが止まらんくなった

これが彼以外の人が言ったなら、ただのたいして面白くないボケなんだが

彼に悪意はない、無添加な自然人と分かっているからこそ生まれる面白味

本人も「アっそっか!へへへ」と嫌味が無い

あの数分は人生で三本の指に入る程長く笑った

涙と鼻水と涎が溢れ、肺は僕から逃れたいのか、ひどく咳き込み

美味しい苦痛に怒涛のように身を委ねてましたっけ・・・


とにかく計算された笑いはスベリまくるけど、補って余りある天性

それと、誰からも好かれ、緊張を与えない素晴らしい人間性

ぜひ宮沢賢治が目指した、「そうゆうもの」になってもらいたい

可能性は大いにある、だってそれはショウジ君・・・

君がショウジ君だから・・・・。


風雨同舟



山々に添う木々の風景が一転して


電線のぶら下がった電柱が多々見受けられるようになると


とたんに緊張してきた・・・他県!それは恐怖。


かなりの少数派だと思うが、他県に入るのは緊張するタイプはいるだろう。


それらの不安を吹き飛ばすには、今も昔も、君も僕もビール!


運転しているカツミはもちろん飲んでませんよ(笑)ゴメンね!


みんなで出発前に買った、お菓子満載の買い物袋から


生ハムが出てきて車内は少しパニックになった


いったい誰がカゴに入れていたのだろう?


少しグロッキーな生ハムを、みんなでちぎっては食べ、ビールを飲んで


市内に入ると良い具合に酔って、無敵感。


少しの空気の影響で瞬きに変わる星の光のように


僕らの空気に乗るか否か、その輝きの方向は形成か崩壊か・・・


ノリショウ・・・流れに乗ってビールを手に持ちチビリと飲んでいる


僕ら、いよいよ気持ちも盛り上がり、車内でどんどん杯を重ねる


コンビ二でトイレ休憩、タバコを吸って車に戻ると


嗚呼!男ユウシが背を向けコソコソと何か熱中している様子


まずカンチョウしてお伺い 「何してんの?」


ユウシはあまりビールが進んでないクールなノリショウに立腹し


ウイスキーを缶ビールにチョロチョロ混入しているとの旨。


「ウイスキーが嫌いでしょ♪しらふ~でしゃべりましょ♪」を地で行くノリショウ


「ウメッシュ」が最高峰の頂のショウジには、もはや天界いや地獄


何も知らずに用を足したノリショウが車内に戻りチビリ・・・


天界も地獄も形成せず、少しの驚きと憤りで流れに乗らず、


自己崩壊もなく、次走者に渡せず落ちたバトンのように


その混入缶ビールは、床の上に置かれたままだった・・・


熊本・・・車窓からみえる女性たちは、みな一様に美しく 


熊本は美人が多い・・・イイネッと


僕の、浅はかで偏った脳にインプットされた。


アルコールの息を撒き散らし、テンション上げ目でホテルにチェックイン


風雨同舟

ホテルは微妙に古汚いし、さあお前ら、全力でくつろぎやがれ!の部屋構えに


だいぶ素に戻る・・・というか、靴下を脱ぎたくなる


上着も脱ぎたくなる、ズボンも脱ぎたくなる・・・と、


アッと言う間にパンイチになり我が家での佇まい。
風雨同舟










ホッと息をつく間もなく、すぐ「お出かけしようや」となり、また聖衣を装着


ホテルのすぐ前の通りでお祭りがあっていた。


風雨同舟









歩みの遅い僕は見事にみんなとはぐれ、一人モジモジしていると


マサカズが古本屋の前で、古書物に食い入っている、つかまえて2人組に。


残る4人の行方は誰も知らない・・・


僕は、普段なら絶対に!必ず!行かないであろう


お洒落な中古レコードショップに入り、気分で一周して退店


なんか、「ちあきなおみ」のレコード一枚だけ手に取っただけのお店。


ブラスバンドの演奏を見たり、裏路地に入ったりしてたら夕食の時間が近づく


結局、4人とは合流出来ぬまま、2人でホテルに帰り、聖衣を脱ぎパンイチへ戻り


ゆるりテレビを見ていると、4人が帰ってきた。


つづく・・・