どの道辞めたいんだけども。
一応の切れ目を迎えたシリーズ最終日。
「バイトの恐怖」
僕のバイトはスーパーでの早朝品出しで、朝7時から仕事があります。
仕事あがりの時間は一応10時になっているけれど、大概11時ごろまで残業があります。
肉体労働で朝7時から働いて、11時にもなれば当然空腹感を覚えますよね。
そんな時、隣の総菜屋とかマネキン(試食販売員)が作るウインナーの香りとかはある意味で凶器となります。
仕事中だけに、買うことはおろか、試食することすら出来ません。
それでも売り場に仕事があれば出ていなければならず、生殺し状態になるのです。
よく、「朝早くから身体を動かして健康な仕事だよね」と言われますが、
ある一面では恐ろしく不健康な仕事であるとも言えるのです。
だって、そんな生殺し状態から脱したらまず真っ先に何か食べたくなって、
思わず昼からトンカツとビールを頼んだりしてしまいますもの。
そ、それはまた別の話として、
さっき香りがある意味で凶器になるということを書きましたが、
この日の香りは完全なる凶器として僕たちの前に立ちふさがりました。
ゆっくりと、しかし確実に店中を包んでいく見えない悪魔…
認知した時には既に時遅く、逃げ場のない恐怖に苛まれるのです。
そう、あの・・・
マイタケという悪魔の息吹によって。
料理する人はわかると思いますが、マイタケって炒めると恐ろしくキノコくさいんですよね。
特に温まってから火が通るまでの間の香り、かなりの毒です。
しかも試食用だけに冷めてはいけないので小出しに作るものだから大変です。
もう常時クサい(泣
どこにいてもクサい(泣
この日ほど真剣に辞めようと思ったことはありません。
今日の教訓
口に運ばれるまで食材はドラマである。