先月、ブラジルのロックアーティスト、作曲家のエラズモ・カルロスが亡くなったとのニュースが…。悲しいですね…。元々、エラズモ・カルロスの事はまるで詳しくなくて、今もあまり知識がないんだけど、私がエラズモ・カルロスに親しむようになった個人的な過程を、自分用のメモの為に書いておきます。というか、私よりも、もっとエラズモに詳しい方は沢山いるので、知識が薄い私がアレコレ書くのも、非常におこがましいんだけど^^;。だって、エラズモのアルバム、一枚も持ってないんですよ。申し訳ない…。あくまで個人的な思い出、個人的メモ、だと記しておきます。

 

 最初に彼の名前を覚えた頃は、Rockやジョーベン・グアルダの人という認識しかなかったです。おそらく大抵の普通のブラジル音楽ファンやMPBファンは、そういう認識ではないでしょうか?。それから、一番知られてるのは、勿論、国民的スターホベルト・カルロスの大名曲の、彼との共作での名コンビ、という認識のはず。それが、MPBとかブラジルロックとかを聞き進むうちに、だいぶ後になって、少しづつエラズモの立ち位置や重要性に気付いていったんでした。それには、かなり時間がかかりました。

※推敲出来てないので、同じ話が重なってたり、スミマセン、かなり適当な文章です…。後で直します…。

 

ブラジル日報紙の訃報のネット記事。

 

 元々、ブラジルのロックやジョーベン・グアルダ、Romantico系はまるで聞いて無かったので、ホベルト・カルロスも全く聞いてなかった。それでも彼が作って、ブラジルのアーティストにカバーされている、数々の名曲は有名なので、エラズモ・カルロスは、そういったホベルト・カルロスの作った曲の共作者という認識だけ、でしたね。写真見たら皮ジャン的なのを着てて、何だか目つきも鋭いし(ジャケットも、何かイカツクて、74年作の顔イラストのジャケットとか、恐そうなのが有るし…(笑))、ちょっと恐そうと思ったのが、顔を知った頃の、初期の印象。

 それがその後、MPBに大変詳しい知り合いが、エラズモ・カルロスのアルバムのCDをブラジル音楽イベントでかけてて(78年作)、それを聞いたら、ロッカー、ロックの人という印象に反して、ソウル系の編曲だったり、和める曲調だったりで、柔らかなヴォーカルだったりで、あれ?、エラズモって、いかつそうな、距離があるアーティストと思ってたけど、違うかな…?と、ちょっとイメージが更新された。けど、まだ、新しい印象と知識がインプットされただけで、まだエラズモに関して、何も知らなかったデス。

 

 話が前後するけど、その前に、サンバホッキを聞きだした頃、エラズモもその手の曲をリリースしてる事もあるけど(※ただし、その事は、後で書くように、だいぶ後になって知った…)、Clube do Balancoの1stアルバムにエラズモが参加してて(その名前を見た当初は、何でロックの人がサンバホッキのCDに参加するのだろう?と、疑問にしか思って無くて、大スターだから参加してるのかな?と思ってた(笑))。

 

 そのClube do Balancoの1stでカバーされてた、ホベルト・カルロスと共作した、Coqeiro verdeの歌詞を訳してみたら、マッチョなイメージに反して、ロッカーのイメージに反して、小粋なキャラが滲み出た、ユーモラスで笑ってしまう歌詞で、あれ?、ロベルト・カルロスとエラズモって、こういう人達だっけ…?、とじわじわと印象が変わりだしたんでした。その後、海外でもカバーされて、映画のテーマ曲にもなった、有名曲のSentanndo…などの、二人が共作した曲の歌詞を訳してみたら、何ともロマンチズムや、センス、感傷に満ちた歌詞が多く、なぜか歌詞の面から、二人に関心が沸いたり…。今も二人の共作したヒット曲の歌詞には関心があります。歌詞も面白いし、何となく、ブラジル人やブラジルの文化を知る上で、興味深い。

 

 で、よく考えてみれば、Clube do Balancoのアルバムを見てみると、1stでRoberto Carlos&Erasmo Carlosの曲が、何と2曲もカバーされてるんですよー!。だいぶ後だけど、これに気付いた時というか、その意味に気付いた時は、やっと、そうだったのか…、なるほどなーと思ったんでした。Jovem Guardaとサンバホッキの2つは、サンバホッキの人がJovem Guardaや、それ風の曲を演奏するように、実は、少し重なってるんだけど、それを越えた役割があるのかなーと。

 1stでエラズモはMane Joaoにヴォーカル参加してる。このアルバム聞いた当時、何でロックの人が、Jovem Guardaの人が、サンバホッキのアルバムに参加するんだろう?と思ってたんですよね(お恥ずかしい…)。で、Clube do Balancoの2ndには、Sem Anjo na Multidaoという曲で、何と、Erasmo Carlos単独作曲の曲がカバーされてる。この事からも、Erasmoとサンバホッキ、Clube do Balancoとの繋がりの近さを感じられるのですが、アルバムを最初に聞いた当時は、当然、その点に気付かなかったんでした…。

 

 Clube do BalancoがカバーしたCoqueiro verdeは、こちらの70年作に入ってて、まさにサンバホッキ的な楽曲。今回エラズモのVersion、今回、初めて聞いた…。不勉強すぎて申し訳ない。このアルバムには、Kid Abelhaがライブアルバムで可愛くカバーしてた、Teletmaが入ってて、ErasmoのVersionも、えらいほんわかラブリーで良い。知らなかった…(汗)。このアルバムは、ラテン的なAquarela Brasilとか歌ってたりして、ほんわかムードのアルバムですね。今回、初めてちゃんと聞きました…。

 

 

 

Coqueiro verdeの歌詞訳はこちら。この歌詞に出て来るパスキン誌と、この曲の関係についても書いてます。Erasmo CarlosとRoberto Carlosの実像を知るのに、役に立つかも?。

 

 

Mane Joaoは、このアルバムに入ってたんですね。もろサンバホッキです。2016年頃に、このアルバムをYoutubeで聞いて、すごく気に入ってたんだけど。すっかり忘れてた…。が、このアルバムを聞いてた時に、2016年頃に、遅まきながら、ようやくエラズモがサンバホッキのアーティストでもあり、そりゃ、Clube do Balancoが影響を受けて、カバーする訳だと知ったんでした。こうやって、エラズモはサンバホッキの楽曲を、沢山歌ってたのです。É Probido Fumarは、Skankがライブで歌ってましたね。

Erasmo Carlos ‎– Sonhos E Memórias 1941 - 1972

 

こちらも同時期に、日本で国内盤化された名盤「Carlos,Erasmo」。このカエターノのカバーがグルービーで恰好いー。しかし、この男臭いジャケットのイメージ等から勝手にエラズモの先入観を持ってたんでした(笑)。

wiki見たら、De noite Na camaは、カエターノがErasmoの為に書いた曲だそうですーー。知らなかった。仲良いよね、カエターノとRoberto CarlosとErasmo Carlosは。で、このアルバムはマリファナ賛歌がコンセプトのアルバムだそうで。

Erasmo Carlos - De Noite na Cama (Carlos, Erasmo)

 

 

 このように、エラズモ・カルロスはサンバ・ホッキの楽曲を沢山作ったアーティストなのでした。とは言え、それに気づくのに紆余曲折がまだまだあったので、個人的な経緯のメモが続きます…。んで、ちょうど、2005年に出たJota QuestのアルバムAte onde vaiで、二人の共作曲のAlem do Horizonteをカバーしてて。ここら辺から、あれ?…、エラズモってそういう人だっけ?…と当時(というか、これもだいぶしばらく経ってからですよー)モヤモヤしてたんでした。

 

原曲は、Tim Maiaとのデュエット。Tim Maiaとデュエットするのだから、そういう曲な訳です。エラズモの80年作収録。Jota QuestのVersion聞いても、ロック的なアレンジだったので、しばらくはロック系楽曲のカバーだと、恥ずかしながら、ずっと思い込んでたー(汗)。

Além Do Horizonte Erasmo Carlos e Tim Maia 

ta

 

 

 その後、2016年とかに彼のCDが再発されて話題になってて、その頃も、彼の作品の事をよく知らなかったし、CDを買う事もなかったんですが…。Jota questがAlem do Horizonteをカバーしたので、その後に、Jota QuestのライブDVDにエラズモが参加してて、歌ってて。その様子を見て、若い世代にも尊敬されてるアーティストである事が、伝わってきたんでした。でも、78年作を教えて貰った後でも、彼に対して関心が薄かった…。

 この曲が二人の共作の曲というだけでなくて、Jota QuestのVersionを聞いてから、だいぶ経ってから、その1980年のエラズモのアルバムで歌われた曲で、ファンク調の曲と言う事で、しかもTim Maiaとのデュエットで、え?、ファンクやサンバホッキ的な立ち位置のある人なの?、エラズモって…!と、気付いて、ああー!だから、何でロッカーのエラズモがClube do Balancoのアルバムにゲストで参加してたのかーーー!、とやっと分かったんでした。そこが、ようやくエラズモ・カルロスの事を、サンバホッキやソウル系の面から把握できた、ターニングポイントでした。

 とは言え、Jota Questの2005年のカバーを聞いてだいぶ経ってからの話です。SNSに書いてるのをググったら、この事に気付いたのが、2016年とか2017年辺りですよー^^;。2016年にユニオンのHPで、エラズモの3枚のアルバムの再発情報(輸入盤)を見た時、初めてYoutubeで聞いて(ごめんなさい…)、初めてエラズモの恰好良さに、ようやく気付いた。で、

2015年にその3枚が1000円で国内盤が出てた事に2017年に気付いたという…。国内盤とかLPとかで聞いてた方達は、その前から、この3枚のアルバムの事を知ってたそうで。ムジカロコムンドにも、すでに、その3枚などのアルバムが載ってますね。当時、国内盤などで再発されたアルバムは、70年、71年、72年作の3枚です。

 

 それと並行して、それより前に聞いてたNana Caymmiが、Erasmo CarlosとRoberto Carlos作のNao escueca de mimをエラズモとデュエットしてたのを聞いたんでした。しっとりMPBのRomantico系の上手い歌手のナナと、ロッカーのエラズモがデュエットしてるのに、最初の頃は意外性を感じてた。が、この曲の歌詞を訳してみてから、えー、恐そうな顔してるけど、こんなにロマンチックな人なんすか…?と、ちょっと立ち位置が分かってきたような感じ…。インナージャケの写真で、エラズモとナナがすごく仲良さげだし。Romantico系が得意なMPBの人と、ロッカー、Jovem Guardaの人が仲良いのも不思議だな、と聞いてた当初は感じてましたよ。

 

こんな歌詞です。あなたがどこにいるとしても、私の事を忘れないでね、という様な歌詞。Roberto Carlosのヒット曲?みたいですね。これ、試しに自動翻訳で訳してみたら、歌詞にしては、なかなか全体的に上手く訳せましたねー。一部間違えてる訳もありますが。「Quando você se lembrar não se esqueça que eu」は、「あなたが私を思い出したら(思い出した時は)、私をわすれないでね」ですね。

 

 

Onde você estiver não se esqueça de mim 

Com quem você estiver não se esqueça de mim 

Eu quero apenas estar no seu pensamento 

Por um momento pensar que você pensa em mim 

Onde você estiver não se esqueça de mim 

Mesmo que exista outro amor que te faça feliz 

Se resta em sua lembrança um pouco do muito que eu te quis 

Onde você estiver não se esqueça de mim 

Eu quero apenas estar no seu pensamento 

Por um momento pensar que você pensa em mim 

Onde você estiver não se esqueça de mim 

Quando você se lembrar não se esqueça que eu 

Que eu não consigo apagar você da minha vida 

Onde você estiver não se esqueça de mim 

Não se esqueça de mim, não se esqueça de mim

 

↓何と、自動翻訳を貼ってみましょー(笑)。あはは。Por um momento…以下も間違いですね。ここは、私も何と訳したら良いのか、よく分からない。でも、ここ以外は割と簡単な歌詞かな…。でも、初心者の時は、この歌詞、少々難しかったですね。教科書的な文法と、こういうポップスの歌詞とか詩とかは、文法がちょっと違うから。あと、Queで繋ぐ箇所も、英語のWhatとかの関係代名詞と似てるようで、微妙に違う所も多いから、今だに、関係代名詞のqueを見ると、意味に悩む事も多い…。Por queの代用の意味で使われたり、命令形(白水社の辞書の文例にある、Que venha depressa=「早くいらっしゃい」とか)とか色んな文型にも使われるし…。

 あ、Por um momento pensar que você pensa em mimは、その命令形で考えたらいいんですね。「あなたが私の事を思っていると、少しの間考えてみて下さい」ですかね…。1つ目のPensarは原型じゃなくて、接続法未来形なのかな…?。分かりにくい文章だけど、あなたは私から遠く離れているけれど、私のことをまだ考えてると感じてほしい、という願望ですかね…?。簡単な単語だけど、ややこしい。多分、口語では割と使う表現なのでしょうね。こういう箇所は、ブラジル人に聞いた方が早い気がします。

 

どこにいても私を忘れないで
誰と一緒にいても私を忘れないで
私はあなたの心の中にいたいだけです
少しの間、あなたが私のことを考えていると考えてください
どこにいても私を忘れないで
あなたを幸せにする別の愛があっても
どれだけ愛したか少しでも君の記憶に残っているなら
どこにいても私を忘れないで
私はあなたの心の中にいたいだけです
少しの間、あなたが私のことを考えていると考えてください
どこにいても私を忘れないで
思い出すときは忘れないで
私の人生からあなたを消すことはできません
どこにいても私を忘れないで
私のことを忘れないで、私のことを忘れないで

 

しかし、簡単な詩とはいえ、ポルトガル語をここまでGoogle翻訳が訳せるようになるとは、驚き…!。文章は不自然だけど、割と訳が合ってます。今は、歌詞でない普通の文章なら、割と誤訳が減ってきたし…^^;。機械に負けたくないですなーー(笑)。

 

前も貼った事があるライブ。Nanaの歌で。

 

 

 

 Roberto Crlosとの共作の歌詞を幾つか訳してみるようになって、なぜか二人の共作の歌詞に関心が出たので、そういう歌詞を読めば(※もしかして、あれらの歌詞は、Erasmoのセンスが濃く出てるのかなぁ…?なんて思うのですが、どなたか詳しい方に、実際の歌詞とメロディの担当の比重は、二人の内で、それぞれどうだったのか、お聞きしたい所…。どっちかというと、エラズモの方がロマンチストに見えるし、コンセプトアルバム等も多いから、彼のセンスが濃いのかなぁ…?なんて思うのです。単独作の歌詞を読めばいいですね。つーか、単独作の歌詞は確か、文章が難しかった記憶が…)、マッチョなロッカーでもないし、ちょっと小粋なお兄さん、おじ様だった事は、段々分かってきたのでした…。Se Voce Pencaの、現実的ながら、ブラジル人好みの、人生訓的な詩の世界とか、すごく面白い。ラテンの人って、夢見がちで、芸術的な、現実離れしたロマンチズムを好むけれど、なぜかこういう、シビアで説教臭い人生訓的な歌詞も、ブラジル人に人気あるんですよね(笑)。

 Erasmoの70年作に収録されてるSentado à Beira Do Caminhoの歌詞も、ほわほわした、メルヘンチックなメロディに感傷的な歌詞で、何というか、見た目に反して、彼の不良的なキャラに反して、「男臭いマッチョ」では無いんですよねー。見た目で勝手なイメージを持って(テンガロンハットにヒゲとかの写真とかの…)、硬派な男臭い世界観と音楽性の人かと、音を聞く前に思いこんでましたーー。


 彼の訃報の記事を読んで、彼がJoven Guardaのグループの、Renato e Seus Blue Capsのメンバーだった事を知ったり。このグループの曲は聞いた事があるけど、どういうバンドかとか、メンバーの名前とか、まるで知らなかった。先のブラジル日報の記事によると、このバンドに居た頃に、ホベルト・カルロスと共作するようになったそうです(ホベルト・カルロスと知り合ったのは、それよりも前とのこと)。 

 

 

 

 少し内容がズレるけど、Erasmoの曲もリストに確か入ってた、米国のサイトのLincoln Olivettiのプレイリストと紹介記事がありました…。Twitterで以前ツイートしてたけど、リンクが途切れてたけど、ググったら、まだ記事が残ってました。

 

 

 最後になりますが、突然Erasmoが亡くなって悲しいと思うし、本当に驚いたけど、そう言えば、亡くなったErasmoの年齢は、81歳で、日本では平均寿命以下ではあるけれど、すでに高齢者の年齢ですね…。米国では、不健康なイメージのロッカーなら、81歳と言えば、とても長生きな長老の印象になるので、Erasmoが典型的なロッカーかは、何とも言えない所ですが、高齢者のロッカーが居るのは、ブラジルらしい気もします。ご冥福をお祈りします。

 

Clube do Balancoの2枚目でかばーされたSem Anjo na Multidaoの歌詞とエラズモが歌う曲の動画。そうそう思い出した、この歌詞、ペロウリーニョとか、バイーアとかオロドゥンとか出てきて、サルバドールが舞台になってるのです。バイーア出身じゃない人でも、バイーアを題材にした歌を書く人は多いけど、何でサルバドールを舞台にしたんだろう?、と引っかかってんでした。シリコンを胸やお尻に入れて、サルバドールのcarnivalで踊ってた女の子の夢と現実を歌った感じですかね…?。

ねー、こんなにグルービーで、ファンキーなエラズモを、何で、長い間聞かないでいたのだろう…。

 

Sem Anjo na Multidão Erasmo Carlos

 

 

エラズモがパンデイロを持ってる様に、知らなかったけど、この曲が入ってるのは、2019年に出したサンバとサンバホッキのアルバムだそうで。『O álbum contém canções compostas por Erasmo, algumas que não haviam sido gravadas por ele.』。このアルバムタイトルに笑ってしまうー(笑)。「Quem Foi Que Disse Que Eu Não Faço Samba...」『俺がサンバをしないと、言ったのは、誰さ…」的な感じですかね?。Faze=「作る」の意味だけど、「俺がサンバを作れない」的なニュアンスを感じるので、その意味もありそうな気が…(笑)。Fazerも、「~できる」の意になる事もあるので。何となく気付いていたけれど、やっぱエラズモは、茶目っ気があって、ユーモラスな人柄なんだろうなぁー。

 ↓このミニアルバム(EP)のwiki。この情報によると、この曲は書下ろしかは不明だけど、初出はClube do Balancoの、その2004年のアルバムだそう。知らなかったー。各曲の説明もついてて、詳細な情報があって嬉しい。これも聞いてみたい。

 

しかし、初めてwikiで経歴を読んだら、結構壮絶な経験をしてて、ま、ロッカーとは言え、ほんわかムードがありつつ、色々大変だったんだな…と思いましたよ…。

2009年にこんな本が出てますね。

 

そうそう、ポル語wiki見てて気づいた、彼のレーベルと書かれた、Coqueiro verde レーベルは、サイトが消えてるけど、wikiが有った。Erasmoの息子が設立者の一人だそうです。良いアルバムが出てて(再発物で見た気がする…)、どういうレーベルだろ?と思ってたんでした。2002年にリオで作られたレーベル。独立系と書いてあるけど、SONY DADCがディストリビューターだそうで。海外アーティストの発売をしてたそうだけど、後に国内アーティストも発売するようになったそうで。あと、この会社が、Erasmo Carlosの音楽版権などを管理する仕事、部門を持ってるそうです。

 

 

 

Sem Anjo na Multidao

 

Aconteceu no pelourinho este drama da vida real
Um fato tão corriqueiro que nem saiu no jornal
Encheu de silicone o seu corpo e sua alma
Queria ser a moça mais gostosa do lugar

Fez lipo na cabeça e pensou com a panturrilha


Um mundo com botox mais bonito vai ficar
Feliz com a nova cara de esculpida anatomia
Um peito de respeito e orgulho do bum bum

No leito do horizonte fez a cama na Bahia

 

Tomou banho de cheiro e fez a festa no Olodum
Só não contava com seu personal anjo da guarda
Que voltava de suas ferias e não viu sua transformação
Olhou, não conheceu mais ela sambando na multidão
E triste voltou pro céu, com suas asas na mão