雨なら、事前に行動できる。
「明日は雨」という天気予報がでていたら、あなたはどうされるでしょうか?
傘を持って外出される方。外出をやめられる方。中には「雨に濡れてもよい」と言って、傘を持たずに外出される方もいるかも知れません。いずれにせよ事前に対策を考えて行動されるでしょう。
それでは、お住まいの地域で「明日は大地震が発生します。」という 地 震 予 報 がでていたら、あなたはどうされるでしょうか?
家族と一緒に安全な場所に避難される方。大切なものが壊れないように安全な場所に移動される方。さまざまな備えをされると思います。さすがに、「死んでもよい」「大切なものが壊れてもよい」と思って何もされない方はいないのではないでしょうか?
地震はコントロールできません。
実は、上の2つの話にはどちらにも共通していることがあります。それは、「自分でコントロールできない自然現象に対して、自分の考えでその備えを決めている」という点です。
自分たちではできないことなので、「雨を止めてやろう」とか、「地震を防いでやろう」と考えたりする方はいらっしゃらないでしょう。
地震の専門家が集まった内閣府の中央防災会議は、「大地震は、いつ、どこで起きてもおかしくない」と発表しています。
「いつ、どこで起きてもおかしくない」ということは「明日、あなたのお住まいの地域で起きてもおかしくない」とも言えるのではないでしょうか。
「 明 日 、 あ な た の お 住 ま い の 地 域 で 大 地 震 が 起 き ま す 」
ニュースでこんな地震予報が流されれば、さまざまな備えができていいのですが、現実には地震は台風のようにいつ来るかわからないので、このような予報が流れません。
「大地震は起きる」と考える。
事前にいつ発生するかわからないためか、大地震は「もうちょっと先の話」あるいは「自分には関係ないだろう」と思い込んで、何も対策されない方々が多いようです。
過去の地震被災者の方々もみなさん同じように考えていらっしゃいました。
でも現実は違ったのです。「いつ起きてもおかしくない」ということは、「明日起きてもおかしくない」だったのです。
わたしたちは、「地震が発生する日を自分たちで決めることができない」というあたりまえのことをつい忘れてしまうようです。
自分たちの都合で、その日を勝手に先送りしてしまう、あるいは、なんとなく「自分だけは大丈夫」と思い込み、考えるのをやめてしまうようです。
ところが、地震の備えは、「先送りができない問題」で、地震の備えがあるかないかは、雨の日に傘の備えがあるかないかとは、まったく違う次元の話なのです。
備えがなければ、家族の命にかかわり、備えがなければ、被災したあと何十年も苦しい生活を続けなければなりません。とても思考を停止してしまえるような問題ではありません。
地震対策で一番重要なことは、「自分だけは大丈夫だろうと思考を停止させずに、大震災の悲劇をしっかりと認識した上で、わたしたちができることを考えること」です。そのためにこの原稿を書いています。
地震に対してできること。
大地震を防ぐことはできません。
でも、雨に備える傘と同じように、わたしたちにできる地震への備えがあります。
あなたの大切なご家族を大震災の悲劇から守るために、あなたができる地震への備えについてお話したいと思います。
何回かに分けて、地震の脅威、避難所での生活、国の支援策、防災の考え方、保険の活用など、ほかでは聞けない地震の備えの話をお伝えしたいと思います。
「いつ起きてもおかしくない大地震」が現実のものとなる前に、このブログがあなたのお役に立てばいいと願っています。