本屋さんについて
本屋さんについて書きます。
結論からいうと、書籍小売店は今こそサービスの差別化が必要だと思います。
きっかけは週末に寄った駅近くの本屋さんでした。驚くほどに棚が空いていますし、平積みされる本の平積み数が非常に少ないのです。結局僕が探していた本はなく、正確にいうと探していた本のジャンルすら置いてなく、結局他の本を買って帰りました。
本屋さんを取り巻く市場はどうなっているのでしょうか。
市場全体は「2007年の出版物販売額は3.1%減の2兆853億円と辛うじて2兆円台を維持」とのことです。つまり、現状維持が精一杯の状況。
ではアマゾンに代表されるオンライン書店の状況はどうでしょうか。調べてみましたが、残念ながらオンライン書店の売上状況は見えませんでしたがEC全体の流通金額は伸びています、書籍販売にも適応すると確実にリアル店舗の本屋さんの売上が少なくなってきている現状がでてきます。
他のリスク要因はまだあります。電子書籍、TUTAYAでのレンタル漫画サービスの開始、中古本市場の拡大などです。
電子書籍について補足すると、米国グーグルでは電子書籍のダウンロード販売に本格参入するというニュースが報じられています(08年10月29日)。
今後はより本屋のリアル店舗の売上状況が厳しくなることが容易に想像できます。
ここでリアル店舗を大きく二つに分けて考えてみます。
(1)大規模店舗(紀伊国屋とか、ジュンク堂とか)
これは比較的安定できるのではないでしょうか。大手のビルや集客施設では大手本屋さんは集客力があります、顧客が求めるコンテンツの一つです、広いスペースを借りてくれます、ですのでまだ明るい話題があるほうです。
(2)小規模店舗(街の本屋さん)
厳しいのではないでしょうか。Webが使える場所ではどこでもアマゾンで本が買えます。今までは本を置いておくだけの悪く言うと、物置販売。
今日の僕のように書籍数が求めらル場合、よりアマゾンや大規模店舗へお客さんが流れていってしまいます。
では、街の本屋さんに未来はないのでしょうか。
否、です。
東京江戸川区に 「読書のすすめ」という大人気の本屋があります。このお店には店長が必ず読んだ本しか置かない、訪れたお客さんの要望に合わせて本を薦めるという不思議な本屋さんです。まるでお医者さんが病人に薬を処方するようにおススメの本を教えてくれるそうです。
先日NHKのラジオニュースで取り上げられるくらい話題になっています。
本屋にとって、大規模店舗の充実した商品数も差別化の一つ、「読書のすすめ」のようなサービスも一つ。
小売業ではイオンのように地方への大規模ショッピングセンターの出店の影響と合わせて今後少子高齢化を見据えて、小型店舗を各商店街に設置するという戦略もあります。つまり、お年寄りが歩いて買える距離にお店を設置するということです。 セグメントし、例えば50代以上の方が好むと思われる書籍だけを専門に扱うのも一つです。
つまり、変革のときではないでしょうか。 本屋さんが好きな僕としては期待せずにはいられませんし、期待するからこそ、常に本を買うならアマゾンと連想してしまう僕の行動パターンを変えて欲しいと思います。