現代ニッポンのナチズム
いまアメリカで、公開されているベン・スティラーの映画が物議を醸しているそうだ。問題になっているのは、知的障害者をモデルにした映画について、登場人物が言うセリフである。
「『レインマン』は記憶力がズバ抜けているし、『フォレスト・ガンプ』は卓球でトップになった。
でも、ただのアホな主人公の映画なんて誰が見るんだ?」
スティラーにしては辛口(で真面目)なジョークであるが、
たぶん彼が問題にしているのは、いわゆるハリウッド的な”難病モノ”映画ではなく、それを見る観客の方だろう。
先の2作の映画は僕個人も好きなのだけれど、障がいのあるなしに関わらず、目前で嘲笑にさらされている者には無関心で、時にはバカにさえするような人間たちが、難病を扱った映画に涙を流す姿には日頃から疑問を感じていた。
その涙は、なぜ流れているのか?と。
ベンの肝心の映画については、見ていないのでなんとも言えないが、その点では、長年の僕の疑問を言葉にしてくれた彼に賛成する。
ついでに、そのセリフを聞かせてあげたい人が日本にいると言っておこう。
日本最高ともいわれる大学は輩出されるバカも相当であるらしく、その有名な脳科学者は、現在テレビで流れているスポットで「世界の中でとっておきのサヴァン!」と興奮するような声で言っていた。
サヴァンとは『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じていた男の症例である。
言うまでもない事だが、それはモノではなく、獣でもなく、私とあなた程の人間の違いにある、わずかな差異につけられた名前である。
記憶力に優れたサヴァンはいるだろうが、ひとりの人間の個性としてあると考えるべきである。
「とっておきの日本人」「とっておきの視覚障害者」などという言葉が成立しないように、「とっておきのサヴァン」という言葉もまた成立しない。
かの脳科学者の、高揚する声の裏には、特技がないサヴァン、ダウン症や脳性麻痺の人間は「ただのアホ」でしかないという、彼の官僚的思考の貧しさがある。
このような発言を電波に載せる側もどうかと思う。
こういう奴らを信用してはいけない。
「『レインマン』は記憶力がズバ抜けているし、『フォレスト・ガンプ』は卓球でトップになった。
でも、ただのアホな主人公の映画なんて誰が見るんだ?」
スティラーにしては辛口(で真面目)なジョークであるが、
たぶん彼が問題にしているのは、いわゆるハリウッド的な”難病モノ”映画ではなく、それを見る観客の方だろう。
先の2作の映画は僕個人も好きなのだけれど、障がいのあるなしに関わらず、目前で嘲笑にさらされている者には無関心で、時にはバカにさえするような人間たちが、難病を扱った映画に涙を流す姿には日頃から疑問を感じていた。
その涙は、なぜ流れているのか?と。
ベンの肝心の映画については、見ていないのでなんとも言えないが、その点では、長年の僕の疑問を言葉にしてくれた彼に賛成する。
ついでに、そのセリフを聞かせてあげたい人が日本にいると言っておこう。
日本最高ともいわれる大学は輩出されるバカも相当であるらしく、その有名な脳科学者は、現在テレビで流れているスポットで「世界の中でとっておきのサヴァン!」と興奮するような声で言っていた。
サヴァンとは『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じていた男の症例である。
言うまでもない事だが、それはモノではなく、獣でもなく、私とあなた程の人間の違いにある、わずかな差異につけられた名前である。
記憶力に優れたサヴァンはいるだろうが、ひとりの人間の個性としてあると考えるべきである。
「とっておきの日本人」「とっておきの視覚障害者」などという言葉が成立しないように、「とっておきのサヴァン」という言葉もまた成立しない。
かの脳科学者の、高揚する声の裏には、特技がないサヴァン、ダウン症や脳性麻痺の人間は「ただのアホ」でしかないという、彼の官僚的思考の貧しさがある。
このような発言を電波に載せる側もどうかと思う。
こういう奴らを信用してはいけない。