海外でのスナップと蜷川実花の色彩 【改訂】
あの鮮やかな写真を、蜷川実花は目の前にあるものをただ撮っているだけだという。
自分が海外に行ってみて本当の事だったんだなーと思うと同時に、蜷川実花のブレていたりボケていたりする鮮やかな写真は、決して彼女の専売特許ではないのだ、ということを改めて感じた。
演出されたポートレイトからしてピエール&ジルの影響下にあることは明確である。
むしろ蜷川の特徴は、作品そのものに見られるように、独特のシャッター感覚やファッション写真などにおけるディレクションによる。
本人ですら、ただ撮っているだけだと言っているのだから、鮮やかなものを撮れば蜷川の真似だ、という事もないだろう。そのわりには蜷川は私のマネはするなというような事をよく口にするのだけれど。
被写界深度(ピントが合う範囲。レンズをとおる光の面積を広げたり狭くしたりする事で調節できる。)を深くとろうとして、あらかじめレンズを絞っていて(レンズを絞るとシャッタースピードが遅くなる)、ファインダーを覗かずに撮ってみたらこういう写真になりました。 全く意図しなくともこういう写真は出来るという事ですね。
