生き残る日本型CM | マイノリティ・リポート

生き残る日本型CM


 HDDレコーダーやテレビ番組の自動録画サービス「ティーボ」の影響で、低迷すると言われているテレビCM。

 アメリカでは、録画サービスを利用する人の70%がCMをスキップしてテレビを見ていると言い、このサービスが日本に上陸すれば、日本のテレビCMも衰退するだろうという推測されているようです。

 しかし、日本の場合はそれほど単純ではないようですよ。
というのは、テレビCMのモデルは日本とアメリカでは異なっていると思われるからです。

 日本は「CM女王」という言葉があるくらいで、出演するタレントにウェイトが置かれていますが、アメリカではスターがCMに出演する事は稀なように思います。

 スポーツ選手やミュージシャンは見かけるようだけれども、著名な俳優を見かけるのはドラマや映画の予告のCMでした。

 アメリカのCMでは俳優の名前よりも、CM自体のクオリティが優先されているように思います。
 クリエイターにとって客寄せパンダを使うのは恥じだといわんばかり・・・というのは考えすぎかもしれませんが。

 逆に、日本ではほとんどの場合起用されるタレントのイメージや知名度を優先しています。またタレントにとってはCMに出る事がステータスになっています。

 アメリカではCMに登場する事のないハリウッドのスターが、日本のCMに出演するのは、本国とは違って、日本ではCMに出演する事がステータスであるということを知っているからではないでしょうか。

 CMに出演するタレントが常に話題となるこの国の状況は、当分変わる事はないのではないでしょうか。

 日米のCMの形式の違いに安易に優劣はつけられませんが、もしかしたら、テレビCMが今後生き残ってゆくためには”日本型”がひとつのキーワードになるかもしれません。