#1 ロバート・フランク「MOVING OUT」 | マイノリティ・リポート

#1 ロバート・フランク「MOVING OUT」



Robert Frank, Sarah Greenough, Philip Brookman, Martin Gasser
Robert Frank: Moving Out

 ロバート・フランクの傑作集。

「BLACK WHITE AND THINGS」から、「LINES OF MY HAND」や映像作品まで手広くカバーしており、おそらく各年代ごとの彼のスタイルがわかりやすいように写真を選んでいると思われる。

 初期に散見される決定的瞬間的写真、垣間見える私生活、後期の綿密に構成された堕落と衝動。

 写真に書きなぐられる言葉の陳腐さは滑稽にも映るが、
それらは演出されえない彼の人生そのものなのかも知れない。

 決り文句が表す悲痛、ファインダーから垣間見る私生活、取ってつけたような現実と。

* この記事は、以前書いたアマゾンのレビューから転載しました。

【「写真生活」に影響受けまくりの書評たちのひとつめ。この頃、アマゾンで本の最初のレビューを書いたら抽選でクーポンがもらえるキャンペーンをやっていて、その応募のために書いた文章です。他にもいくつか書いたけど、抽選から漏れたので取り下げました。当時はまだロバート・フランクの「ロンドン/ウォールズ」の商品説明がなかった(英文はあったかも)ため、写真集の本文をちょっと訳したものをレビューに載せて書いたら、後で日本語の商品説明がつけられていて腹が立った事を覚えています。おかげで「参考にならない」書評になってしまいました。いや、しょうがないんですけど、英語が出来るわけでもない自分の苦労を思えば、本が入荷したときに最初にやって欲しかった。20110614 追記】