女は怖い?「デブラ・ウィンガーを探して」 | マイノリティ・リポート

女は怖い?「デブラ・ウィンガーを探して」

 女の幸せを取るか、仕事を取るか。
という問題をロザンナ・アークウェットという女優がウーピー・ゴールドバーグなどの女優たちにインタビューしていくドキュメンタリー映画。

 女優らしい話といえば、エロプロデューサーの話題くらいで、あとはまるで仕事をもつ奥様同志の会話そのもの。女性は共感する内容かもしれない。

 カメラを廻しているのはその女優だけではないはずなのだが、インタビュー以外の映像はほとんどない。ドラマチックな演出は一切なく、実用一点ばり。

 ほかのドキュメンタリー映画「テルミン」や、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」あるいはマイケル・ムーアの作品のようなウェットな演出は皆無。
 「デブラ・ウィンガー~」は、女性の直面する問題の普遍性を明らかにし、また男性ドキュメンタリー作家のロマン志向を相対的に浮き彫りにした作品だと言えるでしょう。

 でも、やっぱりドキュメンタリーとはいえ、映画なんだから演出は必要だよな、と思いました。