嬉しい出来事がありました!!
ついに、小学校の校門から、たっくんは一人で入っていきました。
時々振り返りながら、ゆらゆらしながら、でも最後はちゃんと前を向いて。

発達障害のたっくんは、最近恥ずかしさがでてきたらしく、いつも私に隠れるように道を歩いていました。
小学校までの距離は、私が歩くと5分ほど。
でもたっくんは20分かけてゆらゆら、立ち止まりながら歩きます。
少しずつ見守りのおじさんたちにあいさつができるようになり、歩く時間も早くなってきました。

でも、普通の子のように、玄関から「いってらっしゃい」と送り出すことはできません。
「たっくんが一人で行けるまで、気長に待とう」私は決心しました。

そして今朝。
「がんばったら明日、公園に連れて行ってあげるよ。」
そのことがたっくんをウキウキさせていました。

旗振り当番の人に大きな声でおはようございますといえました。
ほめると、得意げな顔をして足取りが軽くなるたっくん。
でも、小学校が近づくにつれて、だんだん足取りが重くなってきました。

小学校の校門前の陸橋で、「たっくん、一人で歩いて行ける?」と聞くと、
「降りるところまで」とたっくん。
(もしかして、そこから一人で行こうとしているのかな?)
なんて軽く思いながら、陸橋を渡って校門に到着。

「いってらっしゃい!」とたっくんにタッチしてみました。
「ついてきて~」というかなと思ったら、「うん、行ってきます!」と一人で歩いて行ったのです!!

そのうち、もしかしたら、玄関から「行ってきます!」といえる日が来るのかな~?

普通の子なら玄関から「行ってきます」と出て行くのは当たり前のことですが、たっくんにとってはとても大変なこと。時間がかかります。
それでも、その行動一つ一つがたっくんの成長の証。
時々後戻りしたり、つまづくことがあるけれど、こうしてちょっとづつ成長しています。

私は昨日もつらくて、苦しくて泣きました。
一生懸命なのに、責められると、どうしていいのかわからなくなるのです。仕事と子育て。
「私はなんてダメな人間なんだろう。。。」
自分自身も責めてしまいました。

でも、わからない人はわからないのです。わかってもらいたくても、わかろうとしない人はわからないのです。
たっくんの成長だって、知らない人が見ると「???」でしょう(笑)
わかろうとしない人の言葉にこだわって自分が苦しくなるのもなんだか悲しいことです。
やっぱり自分を責めるのはやめよう、そう思いました。

今のたっくん、今の自分を見ていこう。
いいとか悪いとかはナシで。
周りの人からいわれる痛い言葉はぼや~と流して。
自分を見失わないように。
そうそう、これがヨガの精神。
生徒さんにいいながら、自分がなかなかできない。
でもやろうとすることが大切なんです、なんて(笑)

今日のたっくんの成長が、私自身も成長させてくれたかもしれないね!!