もう本当に嬉しかった。
大事なのは、彼が選んでくれたこと。
それがたまらなく嬉しい。
付き合ってるかなんだかわかんない頃、会社の粗品を貰った。
ハンカチとか、なんかそんなの。
たまらなく嬉しかった。
そんなものだと思う。
大好きな人から貰ったものは異常に嬉しい。
もっといえば、本人が身につけていたものならもっと嬉しい。
そこまでいうと、変態レベルだけれど。
昔、帽子をかしてくれた。
一緒に歩いてるような気がして、あたたかかった。
話はもどり、私はMacBook Proをあげた。
彼は嬉しくて、泣いていた。
泣いている彼が可愛くて愛おしくて、そのまま銅像にしたい気持ちだった。
なんて、なんて可愛いのだ。
私も泣けばよかった。
なんて、いやらしいことを考える。
MacBook Proは、確かに高い。
ポチるのも、迷いがあった。
気を使うんじゃないか。とか。
しかし、私は買い物にだいたいルールがある。
1つは、よく言われる、コト消費。
ブランドものなど1つももっていなく、興味すらないのだが、今年旅に出かけた合計をすると、エルメスのカバンくらい買えるんじゃないか、て思う。
しかし、ブランドものからは、感じる風や香りや、出会う人や大事な思い出、絆、インスピレーションには出会えない。
私はコト消費こそ、仕事にインスピレーションを感じる。
たまに、私は高いお菓子やパンを買う。
しかし、実はコト消費。
なぜなら、彼と一緒に食べる時間を買っているから。
私一人では、実は毎日ごはんやお菓子などなんでもいい。
彼との思い出が大事だから。
そして、モノ消費としてはお金を生み出すものや、クリエイティブな生活を送るのに必要なもの。
キーボードや、ライブハウス仕様に部屋をすること、仕事の動線がうまくいくようにすること。
全て、ものづくりのためにうまくいくようにするもの。
だから、MacBook Proも同じ考えではある。
それに、彼には一緒に仕事してもらうのに私は十分なお給料が出せない。
申し訳なくも、ある。
あとは、彼がずっとずっと欲しいなあて迷っていたから。
クリスマスプレゼントなんか、ほんと、値段じゃない。
彼がいてくれさえすればいい。
ほんと、ほんとうに楽しいクリスマスでした。