100年の歴史、
1000の勇者、
あなたに預けます。
目次
ゲーム説明
物語の主軸
↳団長の役割
↳団長は誰？
↳ストーリー
団員にできること
↳配置場所で自動行動
↳団員の能力値
↳レベルとは
↳装備アイテムについて
↳人間関係と戦力
遠征と魔物の基本行動
↳遠征とは
↳精霊のはかりとは
人間の敵・盗賊団
人間関係について
↳人間関係イベント解説
↳↳「親友」
↳↳招喚精霊の種類
↳↳「恋愛」
TIPS
↳噂話の活用
↳遠征から帰還するときの注意点
↳↳「ゼロ日遠征」
↳↳「空遠征」
↳顔キャラ
↳子供の入団は必要か？
↳1職業だけのクリア
おわりに
ゲーム説明
イベント中のキャラボイスが豊富で
グラフィックも水彩画タッチで美しく、
アニメを見ているような作品です。
ゲーム名：ヴィーナスアンドブレイブス
対応機種：PS2・PSP
販売元：ナムコ
発売日：PS2/2003年、PSP/2011年
ジャンル：群像ドラマチックファンタジー
物語の主軸
100年間魔物と戦い続けるゲームです。
100年の間にいろんなことがあります。
団長の役割
団長というのは、
魔物から町を守っている
騎士団のトップのことです。
通常団員の入れ替えや
装備の変更、隊列の変更、
索敵や戦闘指示などを行います。
つまり、
プレイヤーが団長の代行をします。
また、騎士団を導く女神との対話は
団長のみが行うことになります。
団長は誰？
ストーリーモードでは不死の男、
騎士ブラッドが団長で固定です。
ブラッドの職業は騎士です。
ストーリーモードを1度クリアすると
遊べるクロニクルモードでは、
団長の職業を選べます。
※巫女、祈祷師、忍者、魔騎士、聖騎士は
最初団長に選択できません。
クロニクルモードを1回クリアすると
クリアデータで選べるようになります。
ストーリー
ふいに団長のもとに現れた
精霊である女神が、
来るべき災いに備えて
騎士団を鍛えなさい、
と言い傍に留まるのがはじまりです。
女神の示す年数通りに出現する
強大な魔物を期間内に倒すことで、
災いを回避したことになります。
ストーリモードでは「予言」という
キーワードが存在し、
女神は予言書を携えて現れますが、
クロニクルモードに「予言」は
存在しません。
またストーリーモードの場合、
不死という点で団長ブラッドと
女神には共通点があります。
しかし人間と精霊という立場の違いで、
反感や戸惑いが起こります。
そのような団長ブラッドと女神アリアの
100年間の兼ね合いも、
ストーリーの主軸になります。
以下ストーリーモードと
クロニクルモードの
話の筋の大きな違いをまとめます。
≪ストーリーモード≫
必ず仲間になる者が数人おり、
女神による使命と団員の間で揺れる
団長ブラッドの苦悩を
女神はずっと傍で見続けることになります。
団員と団員の絆の物語も
展開されていきます。
災いの回避がストーリーモードでは
「世界の安定」になります。
≪クロニクルモード≫
団長に苦悩や感情はあるものの、
団員には個性がなく、
女神には記憶がない、という設定です。
名乗りもしません。
ゆえに団長と女神の
個人的な話は展開されませんし、
団長は不死ではないので、
100年の間に世代交代していきます。
（団長は世代交代せずに
1代目が最後まで留まることも可能です。
詳しくはTIPSにて後述）
災いの回避がクロニクルモードでは
「女神の記憶の取戻し」となり、
ストーリーモードとは
別の物語が展開されていきます。
以上がこのゲームの物語の主軸です。
団員にできること
配置場所で自動行動
団員がやるべきことは
魔物との戦闘で個々の能力を活かし、
戦闘を勝利に導くことです。
団員は団長（プレイヤー）によって
4×3のマス目に配置されると、
各職業ごとに固定の行動をとります。
行動する上で重要な値が以下です。
・HP
・素早さ
・攻撃力
・間接攻撃力
・攻撃補助力
・防御補助力
・列（自）回復力
それぞれ数値で能力の高さが示され、
いかに能力値の高い団員を育成するかが
大きな課題となります。
団員の能力値
団員の年齢と能力には
密接な関係があります。
どの職業でも
15歳から入団可能ですが、
酒場に何歳で入団希望者として現れるかは
決まりがありません。
団員候補者の年齢と能力について
一例を示すと、
以下のように表示されます。
15歳 ↑（23－32）
（成長期）
8年後にはこのように表示されます。
23歳 →（23－32）
（安定期）
さらに10年後にはこうなります。
33歳 ↓（23－32）
（衰退期）
これは、
15～22歳までは右上がりに
ステータスが成長。
23～32歳の間は
緩やかに能力が上昇。
33歳からは右下がりに
能力が下降することを表しています。
この団員のピーク年齢は
32歳になります。
ピークを過ぎて騎士団内で
年齢を重ねると、
能力の劣りを理由に
自ら退団していく者もいますが、
能力値がほぼ全部1になってからです。
安定期の者をメイン火力にしながら
衰退者と成長期の者を入れ替えて、
騎士団の強化を100年の間
図り続ける必要があります。
レベルとは
加齢以外の成長要素として
レベルがあります。
敵にトドメをさすとレベルが1上がり、
最大で5まで上げることができます。
1レベルが上がるごとに
能力値がランダムで2上がります。
合計10能力値が上がるのですが、
団員に均等にトドメをささせるのが
なかなか難しいのです。
その難しい作業の解決策のひとつに
装備アイテムを使う方法があります。
装備アイテムについて
団長含め、団員は
アイテムを装備すると強くなります。
（一部能力値が下がるアイテムも
存在します）
アイテムのほとんどが
装備できる職業が決まっています。
入手方法は以下の通りです。
・魔物との戦闘後に拾う
・魔物の巣窟せん滅後に拾う
・噂話に従って入手
入手アイテムは
いくらか規則性がありそうですが、
基本的にランダムです。
噂話の場合は入手アイテムが
事前にわかることがあります。
アイテムは戦闘回数に応じて
経験値が溜まっていき、
より上位の付加効果を持つ装備に
成長します。
ただし1段階成長する前に
外してしまうと、
経験値がリセットされます。
段階が上がったアイテムは
そのままの強さで
他の団員が装備することも可能です。
退団時に団員に装備継承を行うと、
経験値をいくらか引き継げます。
人間関係と戦力
団員同士の結束が高まると、
「友情」「恋愛」が発生します。
『人間関係について』で後述していますが
どちらも騎士団の戦力アップにつながる
重要なイベントです。
遠征と魔物の基本行動
遠征とは
遠征というのは騎士団が拠点から
出発してマップ上の各地を回り、
出現している魔物を倒して
帰還するまでのことを言います。
≪帰還時に起こること≫
・倒した魔物を女神に報告する等で
予測安全値（後述）がプラス方向に
増加する
・友情イベントが起こる（確率・後述）
・恋愛イベントが起こる（確率・後述）
※魔物を1体も倒さなくても
帰還はできますがデメリットがあります。
後述します。
遠征中は団長をマップ上で
1歩動かすごとに1日が経過します。
馬車などの乗り物を利用した場合は
日数が経過しません。
1年は「360日」です。
1月1日を「祝福の日」と言います。
≪祝福の日に起こること≫
・団員全員がひとつ歳をとり、
能力値が上がる
（ピークを過ぎている場合、
能力値が下がる）
・現在出現している魔物の数だけ
予測安全値が減少する
・子供の成長を女神から聞ける
・子供（後述）の入団
精霊のはかりとは
ストーリーモードでは
物語の途中に女神から受け取るものです。
クロニクルモードでは開始直後から
画面右上に表示されています。
これは「予測安全値」、
魔物の脅威と世界の安全性を表すもので、
画面右上に常に表示されます。
魔物を倒すなどして世界の安全度が上がると
プラス方向に増加し、
魔物が優位になると
マイナス方向に増加します。
マイナスが期間内に挽回できないと、
ゲームオーバーとなります。
以下精霊のはかりの
具体的な使い方です。
魔物にはそれぞれ、
「ゲージを減らす値/年」が
決められており、
年内に倒せなかった場合、
毎年1日の祝福の日に値の通り、
ゲージをマイナス方向に減らします。
「魔物を倒した場合に得られる値」も
画面上に表示されており、
倒すと直後に値の通り、
ゲージがプラス方向に増加します。
遠征から帰還して
「女神に倒した魔物を報告」すると、
追加でゲージがプラス方向に増えます。
おそらく魔物のレベル分増えると思います。
また、
「女神に倒した魔物を報告」する際、
「遠征期間が長期にわたる」場合、
追加でゲージがプラス方向に増加します。
稀に、「女神のお願い」が
発生することがあります。
遠征から帰還するまでの間に
指定された魔物を倒すと、
追加でゲージがプラス方向に増加します。
ただし倒さずに帰還すると
ゲージがマイナス方向に減少します。
また、魔物には
「崩壊まであと〇〇日」という
リミットもあり、
リミット内にその魔物を倒せないと、
街が壊滅してしまいます。
この場合現在のゲージの20％が減少し、
怪物は次の場所へ移動します。
さらに崩壊後は
「ゲージを減らす値/年」という値が激増し、
次の祝福の日までに倒せないと
ゲージがマイナス方向に大きく減少します。
青ゲージはマイナスになると赤ゲージになり、
次の祝福の日までに青ゲージに戻せないと、
ゲームオーバーです。
このゲームの難しさは
魔物討伐自体よりも、期限内に
各魔物の場所まで移動して、
タイミングよく帰還しなければ
いけないことにあります。
魔物の出現場所はランダムなので、
リセットして先読みしようとしても、
外れることが多いです。
騎士団としては
魔物には出現場所を崩壊させないこと、
（崩壊前に倒すこと）
崩壊後は次の祝福の日までに
迅速に倒すことが重要になります。
人間の敵・盗賊団
魔物へ向かって移動している際に、
突如「盗賊団」に襲われることがあります。
盗賊団とは騎士団と同じように、
職業を持つ人間から構成されている部隊で、
「誘惑者」という存在を倒すことで
討伐ができます。
魔物と違い確実に逃げることができますが、
逃げると予測安全値が減少します。
盗賊団のレベルは1～4まであり、
レベルが高いほど強く、
討伐した際の予測安全値の増加量は多いです。
逃げた際の予測安全値の減少量も
盗賊団のレベルに依存します。
出現場所は魔物よりは
固定のような気がします。
同じ場所でも違うレベルや
異なる構成の盗賊団と出くわすこともあります。
必ず1体で対峙する魔物と違い、
相手の攻撃も自分の攻撃も、
配置場所による確立で決まるため、
魔物より苦戦することが多いです。
盗賊団を相手にする場合は
予測安全値稼ぎよりも、
団員のレベル上げが重要だと思います。
そのくらい頻繁に出くわします。
人間関係について
このゲームでは1回戦闘を終えるたびに、
団員同士の人間関係が変化します。
変化を観察する方法を
「ゲシュタルトボード」といいます。
例えば攻撃をしたら
両隣に配置されている団員に好印象を与え、
補助を行ったら補助者と被補助者が
親密になることがあり、
怪物にトドメをさすと
全員からの好感度が上がったりします。
詳細はまだ調査中です。
人間関係が成熟すると、
「親友イベント」「恋愛イベント」が
遠征からの帰還時に発生します。
親友イベントの最終形は「招喚精霊」
団員の職業に合わせた精霊の加護を
受けることができるようになります。
恋愛イベントの最終形は「子供」です。
結婚し子供が生まれると、
15歳になった年に子供が入団を希望します。
両者とも騎士団の強化に有効ですが、
同性同士の親友関係と
異性同士の恋愛関係は、
同時に成り立つことができません。
戦闘で活躍することが
イベントを起こしやすくする近道ですが、
なぜか非戦闘団員と関係を強めることもあり、
調整が難しいです。
以下親友と恋愛イベントについて
詳細をまとめます。
≪親友について≫
同性同士で絆が深まると、
招喚精霊が力を貸してくれます。
どの招喚精霊になるかは
2人の職業からランダムです。
招喚精霊は戦闘に2人を出した状態で、
2ターン目から使用可能です。
ターンのはじめに発動します。
盗賊団相手の場合は最前列のみに
ダメージと効果が及びます。
1組の招喚精霊は
1回の遠征で1回のみ使用可能です。
最大使用回数はわかっていませんが、
1戦で3組3回の使用は確認済みです。
親友イベント一覧
戦闘後に起こるもの
・会話イベント
（お見事だった、など）
帰還時に起こるもの
・会話イベント
（世話になった、食べ物の話、など）
・相談イベント
（団長に2択の相談をするもの。
選択次第で仲が悪くなることもある）
・招喚精霊イベント
（精霊が降臨する）
招喚精霊の種類
（すべて敵にダメージを与えます）
ユニコーン/騎士・戦士・剣闘士
前列全員のHPが2倍になる
モールニー/幻術師・冒険者
死の呪いをかける
（そのターン終了時に回復不能）
ウンディーネ/僧侶・神官
仲間全員のHPを全回復
インフェルノ/魔術師・魔女
そのターン敵を行動不能にする
エアリー/アーチャー・ヴァルキリー
前列全員をクリティカルチャージ状態にする
（クリティカルチャージ＝攻撃力アップ）
ラキシュ/祈祷師・巫女
石化状態にする
（そのターン行動不能+ダメージアップ）
アマノミツルギ/サムライ・ニンジャ
前列全員の素早さを2倍にする
（継続ターン数不明）
ファフニール/聖騎士・魔騎士
死亡した仲間を復活させる
≪恋愛について≫
異性同士で絆が深まって結婚し子供を産むと、
子供を入団させることができます。
どちらの職業の子が生まれるかはランダムです。
子供は3、8、12年ごとの祝福の日に
女神が成長を伝えてくれ、
8年後には伸ばしたい能力を
2つ指定することができます。
15年後に入団を希望してきます。
加入させないことも可能です。
一組の夫婦は
3人まで子供を産むことができます。
ただしどちらかがピークを過ぎると
子供は生まれないようです。
（なお3人というのは累積のようで、
別の団員との間に子供がいる場合、
3人産めないことがあるようです）
子供入団の利点は以下の通りです。
・出現率の低い職業を仲間にしやすい。
・親より強い団員になりやすい。
・祝福の日に入団させられる。
恋愛イベント一覧
戦闘後に起こるもの
・会話イベント
（お見事だった、など）
帰還時に起きるもの
・会話イベント
（月夜に二人で過ごす）
・相談イベント
（団長に2択の相談をするもの。
選択次第で仲が悪くなることもある）
・プロポーズイベント
（結婚の約束をする）
・結婚イベント
（挙式する）
・出産イベント
（子供が生まれる）
順を追って起こるわけではなく、
前のイベントは次のイベントを
確定させるものではありません。
ゲシュタルトボードを見ながら
ふたりの距離を調整する必要があります。
TIPS
知っておくとちょっと楽しい豆知識集。
噂話の活用
主要都市の酒場では噂話を聞くことができます。
多種多様の内容があるので、
こまめに聞いておくとゲーム展開が有利になります。
酒場で聞ける内容は以下の通りです。
①どこからどこ行きの馬車が出る
②凄腕加入希望者の噂
③達人の噂
④回復の泉の噂
⑤妖精の道の噂
⑥ダンジョンに関する噂
⑦盗賊団に関する噂
⑧派遣による人助けの噂
⑨アイテムに関する噂
⑩若返りの泉の噂
― ― ― －解説－ ― ― ―
①馬車での移動は日数の経過がありません。
ちなみに船での移動も日数は経過しません。
②③騎士団の戦力底上げに役立ちます。
④ダメージをくらうと疲労度が蓄積し、
能力値が下がります。
ここで全快できます。
⑤王都ヴァレイに瞬時に戻れます。
⑥⑦討伐することで予測安全値30増加か、
アイテムがもらえます。
⑧仲間を派遣し成功すると数年後に
予測安全値が30増加します。
派遣した仲間は戻りません。
⑨アイテムを得られる条件はいくつかあります。
・指定場所に行くだけでもらえる
・指定場所に指定された職業を連れて行くともらえる
・指定された期間内に指定された場所に行くともらえる
・指定場所付近を捜すと見つかる
⑩団員ひとりの年齢を15歳まで若返らせる泉が
出現します。ブラッドは対象外です。
― ― ― ― ― ― ― ― ―
噂話は一定期間経つと途絶えてしまいます。
請け負える依頼数にも上限があります。
なお、子供以外の仲間の新規加入は
王都ヴァレイの酒場でのみ行えます。
帰還時の予測安全値の獲得量が多いときは
加入希望者が増えます。
遠征から帰還するときの注意点
特にプロポーズイベントの後で戦闘をすると、
ゲシュタルトボード上を団員が移動して
結婚が成立しないことがあります。
結婚しやすくする方法はあります。
戦闘をしないで帰還することです。
方法は2つあります。
ゼロ日遠征
王都ヴァレイに帰還後、遠征に出て、0日で帰還することを
ゼロ日遠征と呼んでいます。
ゲシュタルトボードの移動がないので
人間関係イベントが進みやすいですが、
もう戻って来たのかと女神に怒られて、
予測安全値が15％ほど減少してしまいます。
空（から）遠征
女神に怒られないように、
うろうろして日数だけ経過させたらどうだろうか。
90日経過すると怒られず、予測安全値は減りません。
ただ90日のロスはゲーム上かなり痛いので、
詰む可能性が高くなります。
ちなみに盗賊団との戦闘を
女神はカウントしません。魔物だけです。
ゲシュタルトボードの移動は
盗賊団と戦っても起こります。
顔キャラ
クロニクルモードで時折出てくる、
ストーリーモードのキャラに
そっくりな外見のキャラクターのことです。
出現条件
・予測安全値が69以下の時に
30以上予測安全値を回復させる。
1/16くらいの確率で出て来るらしい。
（1/16って6％ですね、
狙うのは厳しい）
子供の入団は必要か？
結婚と子供の入団は
結構な労力がいる作業です。
いっそ結婚なしでクリアはできないか？
挑戦した記録です。
ストーリーモードでは試していません。
なおストーリーモード未クリアでも
クロニクルモードを遊べる裏技も
記載しています。
1職業だけのクリア
上記プレイを行った時に
王都ヴァレイでできる新規募集は
ランダム性が高いことが判明しました。
よって同じ職業だけを募集し続け
クリアは可能か試した記録です。
こちらもストーリーモードでは未検証です。
おわりに
今度は装備アイテム一覧を
作りたいですね。
ではまたー。
