厚生労働省は11日

新型インフルエンザに感染している事が確認された

大阪の府立高校の男性教諭ら50人のうち48人の死亡を発表した。

残る2人も意識不明の重体だという。


厚生労働省によると

大阪府の府立高5校の生徒25人と教員8人

航空機のその他の乗客14人、乗員3人の計50人は

成田空港近くのホテルの部屋に1人ずつ滞在していた。


防護服に身を包んだ数名の医師が各部屋を訪ね

「熱はないか」などと問診をしていく。

食事時間になると防護服の係員が各部屋に向かい

生徒らは無菌カプセルで運ばれ

医師や看護士、感染症研究者が見下ろす場所で

5メートルほど離れたテーブルに1人ずつ座って無言で食べるという。


食後に与えられるタミフルを通常の3倍投与したところ

数名が部屋に戻った後に発狂し始め、窓を突き破って転落死した。

中には窓や壁を爪で掻き毟ったと思われる血痕の着いた傷跡を残し

風呂場で自殺を図った患者もいたと言う。


ある女子生徒は血で「わたしたちには人権はない」と

壁に大きく書き残し、靴下を飲み込んで窒息死していた。


厚生労働省は会見を開き

「ホテル側の意向もあり、部屋は地下2階の駐車場を改装して作った。

窓もなく、床はコンクリートで冷たく、風通しも悪いが

これ以上の感染を防ぐにはやむを得ない措置だ。

部屋には内線電話もトイレも設置していないが

これもやむを得ない措置だ」と

隔離対策は適正だったと改めて述べた。


生徒らの遺体は来月にもメキシコに搬送され、焼却される予定。