outdoorcanadaのブログ

outdoorcanadaのブログ

薪ストーブ、暖炉、バーベキュー(BBQ)など、アウトドア全般から見る、カナダのライフスタイルを紹介します。

Amebaでブログを始めよう!

最近、お客様から再認識させてもらった出来事がありました。

ガス暖炉を購入いただいたお客様から、スムーズに作動しないとの報告を受けた。

機械部品もあり、出荷後は海を超えることもあって、難しい時もあります。


この経験を基に、こちらで出来る事はないだろうか?

そう思った時、うちの倉庫にはガス取り込み口があったのを思いだした。

そこで、これから出荷前には実際にガスをつないで燃焼テストをすれば良いではないか。

そう思いついた。

そうすることで、お客様も、安心して受け取れるではありませんか。


お客様から問題点を指摘される場合、ついつい取り付けの不具合などが頭に浮かびます。

自分を守るか、末永くお使いいただくユーザー様視点に立つか。

捉え方で、その後の方向性が随分変わります。


このお客様目線で、できることをこれからも継続しようと思いました。


随分と当たり前ですが、ちょっと気を緩めるとついつい自分視点に向いてしまうものですね。

いつも何らかの改善点が潜んでいるものです。

どんどん私の提供する価値を上げ、お客様が安心できたら、素敵ではないでしょうか。



今日、バンクーバーから車で二時間の所にあるホープという町に行って来た。

ランボー1の撮影地でもある。

この町にある、日本庭園の年に一度の手入れ行事。現地に住む日系人の方々に頼まれているのです。

同行したのは、ランドスケーパーの方々。私は素人同然だが、教えてもらいながら剪定開始。

皆、プロの職人さんですので、道行く白人の住民から、素敵だねえとお褒めの言葉をいただきました。

一年手を入れないと伸び放題です。

剪定前が分からないのですが、剪定後はこんな感じ。

これは日本のもみじ。



教えてもらいながら、はしごに登って切りました。


この庭園には歴史があったのです。

戦争中、バンクーバーに住む日本人の全ての人は、財産を国に没収されキャンプに送られました。

戦後、解放されそれぞの家族が、苦労しながら生活を取り戻したのです。

そして、カナダ政府は財産没収は過ちだったと認め、各町の日経コミ二ティに寄付金を交付した。

このホープに住む日経コミ二ティは、そのお金で記念に庭園を作りました。


先代の歴史を、継承すべきものだと言われてます。

戦後、生活を取り戻せた人、そうでない人色々な方がいたようです。

ただ、反乱的な行為をする人がいなかったため、日本人へのよいイメージは今も続いてます。


仕事も歴史も、先代の魂を引き継ぐ、継承していく。

素晴らしい世界だと感じました。

遠い将来には、今度は私が後世に伝える番となります。



私は、薪ストーブ、暖炉の両方を日本のお客様へ届けております。

暖炉の多くはガスで、アナログの薪ストーブから見ればかなり機械的な部分が多くなります。

当たり前で、これまでもそうしてきたつもりですが、最近、出荷の際には、もっと製品を知ってから出す。

こう思う事が多くなりました。

自分の出す商品だし、知って出すのは当たり前でしょ!と思われるでしょう。


最近その重要性を思うのです。

日本に到着してガス接続、始めはよったが、つかなくなりました。

っというような、事もたまに起こります。

そのような時、製品を知ってないと、現場に迷惑がかかります。


そんな視点から、燃焼テストまで、弊社の倉庫で行ってから出そうと思うのです。

各工程での製品検査を通った製品のみ出荷されるので、基本的には欠陥品は出荷されません。

でも、この燃焼テストをしていないと、やはり100%OKだとも断言できません。


海を超えるという距離を考えると、やはりそこまでしっかり行ってから出す事で、安心できます。


当たり前な事ですが、最近再認識させられた気づきです。