仮面ライダーウィザードの夏映画です。
本編とはあまり関係しない、外伝的なストーリーになっております。
本作品から、仮面ライダーシリーズの劇場版はDC(ディレクターズカット)版が発売されなくなりましたね。劇場公開版だけでは尺の都合もあり、わかり辛かった所やもっと詳しく見たいところもあったので残念です。
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冒頭で金色の魔法使いことソーサラーにコヨミが誘拐されたところから始まります。しかし、その理由には大して触れられていない。何故だ。
後で調べてみると、どうやらソーサラーがコヨミを誘拐した理由は、コヨミの持つ賢者の石の膨大な魔力を利用して「クリエイト」の魔法を使い、世界を作り変えるためだったそうです。
ということはソーサラー自体の魔力だけでは世界を作り変えることは出来なかったということかな?冒頭のバトルシーンでも滅茶苦茶強かったし、晴人が「世界を作り変えるくらいの大魔法使い」って言ってたから一人でやったもんだと誤解しちゃったよ。
中盤までの伏線のあるストーリー、気合いの入ったアクションは見どころ。
特にバトルシーンでのウィザードはもうビュンビュン飛び回ります。
本編2話あたりで見せてくれたエクストリーム・マーシャルアーツ。ちょっとこれ「高岩さん大丈夫?」ってくらいド派手なものになっているので、見ごたえは十分です。
さらに、本編では見ることの出来なかったウィザード&ビーストのダブルキックストライクは必見です。
しかし、ラストバトルからはかなり急ぎ足なのが残念。どこから出てきたんだフィニッシュストライク…(MOVIE大戦アルティメイタムのスペシャルラッシュが変化したとの説あり)。
あと描かれてないけど市民は死んだ(多分、時間的に)。そういうところがDC版で補足されると思っていたんですが…。
また、近衛兵団は最後まで王を信じてただけで悪ではないんだよな。
劇中では最後まで晴人たちと敵対していましたが、彼らは彼らなりの「正義」を貫き通していたんですね。最後には死んでしまうとも知らずに…。悲しい。
そもそも「クリエイト」の魔法は
「今ある世界を魔法の世界に上書きする」なのか、
「今ある世界とは別に魔法の世界を新しく創造する」なのかよくわからなかった。
魔法の世界の住人が晴人たちのことを覚えていなかったり、向こうで死んだ人間がこっちに帰ってくると生きていたり(逆も然り)…と後者っぽいイメージではありますが。
ただいろんな魔法のオンパレード、RIDER CHIPSのかっこいい主題歌、石を投げられて痛がるコヨミが見れたのは良かったです。痛そう。
いたそう。(まじで)
まとめると、映画の出来そのものは凄くよかったです。物語の進行もわかりやすく、謎に迫っていくという点でも面白く見れました。しかし、やはり時間の都合であっさりと終わってしまったり詳しく描かれなかったところがあるのが惜しい。かなり。もう15分でいいから追加シーンが欲しかった…。
また、この映画を見なければ「ウィザード」本編の話がわからない…といったことはなく、時系列を気にせず楽しめる作品にはなっていますが、アクション、魔法、シリアスなストーリーなど、「ウィザード」の全てを詰め込んだ映画となっていることは間違いありません。
本編は中盤グダついた感じがありましたが、この映画は面白かったとはっきり言えます。是非、どうぞ。
雪の宿