ながれる激しく窓を打つ透明なかたまりが音をたてて流れていくように目じりにたまった透明なかたまりがしずかに流れていくように胸の奥の冷えた透明なかたまりが流れていけば少しは世界が柔らかくなるんだろうか胸がつまって息ができない
おとにうもれてごうおんの くろい はこのなかで みどりいろの しかくい ひかりが ぐるぐる ざつおんも みみなりも ごうおんに うもれて たくさんのおとに うもれて ぼくも ちりぢりに おとのなみに うもれて ちぎれてうすくなって しろいもやに のって ただよって うすまって ひろがって ちりぢりにきえて どこにもいなくなって ごうおんに うもれて
ガラスのコップコップにコーヒーを ゆっくりドリップしてるみたいに 黒くて熱い液体が 僕のなかにもぽたぽたと ガラスのコップならよかった あふれる前に気づいたのに 黒くて熱い液体が あふれてこぼれて 白くてきれいな君を汚す