後輩からキャンプのお誘い。
春は仁淀川沿いだったけど、今回は小田深山渓谷にあるキャンプ場だ。
標高1000メートルくらいなのである。
この時期、夜になると10℃ほどまで気温が下がるそうだ。
現地集合現地解散なので、キャンプ場まではひとり旅。
小田深山に行くのに2つのルートがある。
砥部町から小田町へ、そして山へと走る道。
このルートは近いけどグネグネ道で、ハーレーで走っても楽しくない。
もうひとつは砥部町から久万高原町、柳谷村から小田深山へと走る道。
このルートは最後の6、7キロは道幅が狭くなるが、それまでは気持ちよく走ることができる。
ただ、だいぶ遠回りになる。
だけど時は9月下旬! バイクが気持ちいい季節である。
迷わずこの遠回りのルートを選択し走り出した。
予想通り! 久万高原町に入るとなんともちょうどいい体感温度。
ポンコツハーレーも絶好調である。
R33からR440へ。そのまま進めば四国カルストだが、途中県道52号へと右折、もうあとは一本道だ。
この県道52号を少し走ると、道路状況が変化してきた。
杉の葉が粉々になったやつがアスファルトを覆い、フロントフェンダーがない僕のバイクは容赦なくその粉っ葉を舞あげる。
これが顔にあたり、チクチク地味に痛いのだ。
そういえば週はじめ台風が来たことを思い出す。
この辺はかなり風が強かったんだろう。
そして、というか、やはりというか、山からお水がたくさん流れていて、ついでに山肌の腐葉土をブレンド、地獄のブラックウエットロードを作り上げていた。
アスファルトは全く見えない。
しかし引き返すわけにはいかない。
なにより引き返すのはもうめんどくさいのである。
フロントタイヤから僕に向かって黒いしぶきが
降ってくる。
2速なんてとんでもない。
1速オンリー! しかもアイドリングに近い回転域で走る。
ついさっきまであんなに気持ちよく走っていたのに...。
とにかく滑りそうで怖い。
恐怖のブラックロードは約8キロほど続いたのである。
キャンプ場が見えた時の感動は今も忘れない。
そしてなにより、この辺りは携帯が圏外なのである。
もしこけてたら...ブルブルブル。
さて、顔面は泥々だけどキャンプを楽しもう!
その模様は次回。





