日本舞踊のお稽古の日でした。
今、お稽古しているのは
「藤娘」という踊りです。
2月の発表会では、前半を踊りました。
ロボ舞は健在ですが、突貫工事で
覚えたフリも途中で忘れてしまい、
それはそれは苦い思い出です
2020年は、「藤娘年間」とし、
後半のフリや、しなやかさを
出したいと励んでいます。
今日、師匠から教えていただいた
おどりまなびは、「盗み足」です。
どんどん前に出て行ってしまうフリがあり、
毎度、鏡にぶつかりそうになる私。
そんな時には、
「盗み足」を使いましょうと。
左足を出す時、ちょっと右足を引いてから
左足を出せば、そんなに前に出ないで済む。
試してみると、鏡にぶつからない
舞台のスポットライトを浴びて踊るときも
位置をキープしながら踊れるというもの。
なるほど!膝を叩きました。
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「盗み足」を辞書で調べると、
足音を立てずにそっと歩くとあります。
さらに調べてみると、「盗み足」は、
剣道や合気道で使われていて、
宮本武蔵の「五輪書」の、
「あしづかい」を示した章で、
陰陽の足と書かれています。
先に動かす足を「陰」の足、
後に動かす足を「陽」の足。
後に動かす「陽の足」で打つとき、、
準備の足が、「陰の足」なのだそう。
やりたいことを成し遂げるとき、
その瞬間をきっちりと決めるために、
その下準備が大切なんだなぁと、
人生になぞらえております