ことの発端は、「古代オリエント博物館」に
行ってみようという旦那さんの言葉。
住まいも、会社も、サンシャインも池袋ですが、
この博物館には、一度も訪れたことがありません。
池袋サンシャイン横の文化会館にあります。
興味はありませんが、
涼しいし、まぁいいかという程度の私。
灼熱の中、人がいない道を選び、歩く。
そして到着し、事件が起こったのです。
入場料を払おうとしてら、
「財布がない!」という旦那さん
会社に一旦寄ってきたので、
そこに置いてきたのではと思いました。
私が入場料を支払い、中に入ります。
人もほぼいませんでしたが、
展示品を見ていても、上の空。
この柱みたいなもの、ハンムラビ法典。
青部分が、「目には目を歯には歯を」と書いてある部分らしい。
二人とも口には出しませんが
間違いなく、気持ちは上の空。
素敵な器でしたが、上の空。
「何だこれ?」と思いましたが、上の空。
二人の頭から出る吹き出しに
「財布はどこ?」が出続けています。
さらさら~と回り、速やかに退場。
旦那さんに事情聴取。
会社による前に寄ったいつものコンビニで
たばこを買ったときに財布はあったと言い張る。
気もそぞろに会社に戻るが、
「自宅を見てくる」と捜索に出る旦那さん。
私は、朝からの足取りを文書にしてみる。
戻ってきた旦那さん
悲壮感が漂っている。
「家にはない、6万円入っていた」と言う。
「まぢか、6万円・・・・」
バックの中をくまなく探すが、ない。
バックの中にあるどうでもいいモノたちを見て、
「なぜ、大切な財布がないんだ」とイラつく私。
タバコを買ったコンビニに聞き込みに行く。
ここで落としたのではと思っている旦那さん。
外国人の仕事ができる店員さん。
洞察力もあり、段取りもよく、愛想もよい。
その人に伝えると、
「2~3分、時間もらっていいですか?」
周りのスタッフにも確認して
くれたのだろうと思ったら、
店員さんが戻ってきて言われた言葉。
「防犯ビデオをチェックしてきた。
タバコを買った後、財布をカバンに入れてた」と。
まぎれもない事実だ
これでコンビニ紛失説は消えた。
交番に行き、紛失届を出しに行く。
届けが受理され、会社に戻ってくる。
全体的にうすーくなっている旦那さん。
キャッシュカードもクレジットカードも
運転免許証も、健康保険証も再発行だ。
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すると、「もう一度行く」と叫ぶ旦那さん。
「了解!」とカバンを持ち立ち上がる私。
サンシャインまでの道のりを、
目を皿のようにして、財布を探しながら歩く。
インフォメーションのお姉さんのところに駆け寄り、
「財布を無くしました」と申告する私。
いくつかの施設に確認の電話をしてくれ、
こちらを向いたお姉さんに後光がさす。
「それらしきものがあるそうです」
「へっつ!」
「今、何とおっしゃいましたか!!」
女神さまだ。
お礼もそこそこに、
それらしきものがあるという
再びの古代オリエント博物館へ。
旦那さんが受付で「財布が・・・」と叫ぶ。
受付の女性が「はい、これね」と差し出す。
夢に見た財布と再びご対面
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さて、なぜなくしたのか。
どこでなくしたのか。
時を戻そう。
旦那さんは、入場料を支払うために財布を出した。
その瞬間に「消毒してください!」と言われ、驚いた。
消毒液が横の壁側にあり、わかりづらかった。
スプレータイプで両手を使うため、
手に持っていた「財布」を
消毒液の横の棚へ置いてしまった。
そして消毒し終わり、
財布を棚に置いたことを忘れ、
お金を払おうとしたのだ。
人は何かに追われているとミスをする。
お金をはらうこと以外に消毒する行動が増えた今、
消毒する→検温する→お金を払うの一連の行動が
ストレスなく行えるように整備いただければ嬉しいです!
そして、
今度はしっかりと展示物を見に行きたいと思います!
帰途は、お世話になった
インフォメーションの女神様はじめ、
警察、コンビニの人々へ報告&お礼巡り。
池袋の皆さん、ありがとうございました<(_ _)>