久しぶりにある方とランチしてきました!
「菜根譚って、知っている?いいよ~」と言われ、
「あっつ!どこかにあります~」と答えました。
「菜根譚」は野菜じゃないですよ。
本なんです。
ランチから戻り、本棚に直行し、久しぶりに手に取ってました。
そして、思い出したのです。
この本が、疲れた心を癒してくれる本だということに。
私がこの本を買ったのは、2010年12月。
11月に父が亡くなり、12月にスタッフから退職したいと言われた時期でした。
失意のどん底、ふら~と立ち寄った本屋さんで
この本をたまたま見つけ、無我夢中で読み進めました。
72 怒りを表さない
73 考え深くなり、疑り深くならない
久しぶりに読み返すと、
この2つのところに黄色いマーカーがひいてありました。
すべてに疑心暗鬼になり、心がぎゅっつと固く小さくなった
当時の感情を表していたのでしょう。よみがえってきます。
父の病気はずいぶん前からでしたから心の準備もできましたが、
スタッフのことは、突然のことでした。
彼に突然別れを切り出された彼女のように、
すがりついたり、怒ってみたりと、情緒不安定でした。
そんなときに救ってくれた言葉が、
207 平穏無事に暮らす幸せを知る
幸せとは何か、それは何の騒動もなく平穏無事に暮らせること。
さまざま思い悩み、踊らされていることの不幸に気づく、とあります。
「菜根譚」の本の意味は、
固い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、
人は多くのことを成し遂げることができる。かみしめて味わうべき
人生訓の書という意味、と書いてあります。
私の捉え方は、
「幸せとは何か」を気づかせてくれる書です。
久しぶりにお会いした方に
思い出させてもらったことを感謝してします。