ネットで「講師研修」を見ていると、
いろいろな切り口があるなぁと思いました。
社内講師のみなさんは、会社が用意してくれる研修なら心配不要ですが、
もし、自分で探せと言われたら、自分にぴったりな研修を選べるのかなと
思ったのです。
講師スキルって大きくは3つあります。
1.プログラムづくり
実施する研修は、研修だけで終わり?
OJTと組み合わせる、評価と連動させるなど「線」で俯瞰してみます。
研修だけで変わらないのは、「研修」しかしていないから。
私は、クライアントさんの職場で定着できる
プログラムにできないかなぁといつも考えています。
たとえば、新人研修の前に、先輩社員を対象としたOJT研修を実施し、その後
新人研修を行えば、新人が現場配属後、OJTで成長していく流れができます。
2.研修デザイン
インストラクショナルデザインとも呼ばれています。
「インストラクショナルデザイン」で検索するとたくさん出てきますよ。
私のお勧めの書籍は以下です。
昨年、熊本大学主催のインストラクショナルデザイン研修の入門編を受けました。
今年は、応用編受講の予定です。(入門編すごい人気らしく1年待ちとか。。。)
3時間の研修だったら、その3時間の演出方法です。
参加者が気づき、学びたくなり、練習を繰り返し、記憶に残るような
相互通行の研修手法です。
3.講師の伝達
オープニングやクロージング、各セッションの進行、
ディスカッション時のファシリテーションや、実践時のアドバイスなど
話を広げたり、収束させたりなどのコミュニケーション力全般です。
さて、ここからが選び方ですが、
置かれている立場によって違いますよね。
企画する立場の人だったら、1
1の人は俯瞰した視野が必要なので、詳細の3から入るよりも
企画の立て方を学んだ方が、職務に直結します。
研修講師経験者だったら、2
何を話すは消化できているので、ブラッシュアップしましょう。
弱みを克服できたり、他の参加者からも刺激がもらえますよ。
研修初心者だったら、3
自分の違う体験に当てはめると容易にわかります。
たとえば、私は先日沖縄に旅行に行って三線体験しました。
「なだそうそう」の一節を、40分かけて先生とマンツーマンで練習しました。
先生もヘトヘト。私も何の楽曲を弾いているのかわからない程の混乱ぶり。
でもね、達成感はありましたよ(笑)
三線を弾く人を「講師初心者」とすると、
弾くことに精いっぱいな状況のところに、
作曲の仕方教えますよが、1の研修プログラム
アレンヂしてみましょうが、2の研修デザイン・・・かしら。
無理じゃない?
すぐにわかりますよね。
生身の人間を相手にするのが研修です。
自分が何を話すか消化できないうちに
相手のことなんて、考えられないから。
自分にあった研修を見つけてくださいね