お説教講師、上から目線に聞こえてしまう原因は、語尾にあります。


「・・・いただきたい」

「・・・・しなければならないんです」

「・・・しなさい」

「・・・ですね」

「・・・ってことなんですよ」


講師になりたての頃、いろんな講師の研修を見る機会がありました。


カリスマ的な講師だと、上記の語尾を使ってもはまり、迫力満点!

経験の少ない講師だと、無理している感がある。

しかも、具体的な話でなく、机上の空論ばかりを話していると

話が上滑りして、参加者側がひいていくのが、ひよこ講師の私にもわかりました。


わかるとできるは大違いでした。

頭でわかっていても、自分が講師側になってみると、

無理して頑張り、はったりかまし、太平洋ひとりぼっち感満載です。

参加者との間に高い高い壁がある。


その壁がどこから出てくるのか、長い間わかりませんでした。


それは・・・「語尾」です。

語尾の使い方で話し方の印象が変わります。


・断言したい時は、「・・・です」「・・・という方法もあります」

・行動を促したい時は、「(メリット)になるので、(行動)することをお勧めします」

・言いにくいことを言う時は「個人的には・・・・と思いますが、組織的には・・・・です」


語尾は、はっきり言う方が説得力が増すのは確かです。


受け取り手の感情や状況はさまざまですから、

参加者をドンビキさせないためには、

さまざまな語尾バージョンを持ち合わせていた方が、自分が楽です!