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ちなみにこの記事を書き始める前、過去記事を見た師匠に「サバゲは戦争ゲームではなく戦闘ゲーム。 戦争と戦闘では定義が違う!」と力説されましたかめです。
さてさて前回からの続きでございます。


******
ゲームを続ける程に、我らはどんどん前線の方へ出るようになってきました。
(と言うものの、この時の私は師匠に言われるがままに動くだけで、状況把握もなにもできてなかったのですが)

そして初めて撃たれたときのこと。
サバゲの最中、基本的に相手は連射してくることが多いものです。そのため当たるときは連発して当たることも多々あるのですが、予想以上にこれが痛い
パシパシッと、容赦なく手足に当たります。
当時はまだ照れもあり、おさえ気味の声で「ヒット!」と手を上げますが、痛い…痛いよう…。
しかし、この痛みもサバゲの一部です。平気な顔をしてぐっと堪えます。

さて、撃たれたからにはフィールドから出ねばなりません。
師匠とは今回はここでお別れです。
私は一人休憩所へ戻ります…って。
さあ、どちらの方向へ歩けば良いのやら。
前回の記事でも書いた通り、方向音痴な私。しかも師匠に言われるがまま、何も考えずに走り回っているだけだったため、自分の現在地も分かりません。
そもそも地図も覚えていない。
仕方なく、まぁ何となくこっちだろ…と思う方向へと進んでいきます。

この間、銃を上にあげるなりしないと、まだ生きていると勘違いされて撃たれることがしばしばあります。
だからと言って撃ち返すわけにもいかないので、その時はひたすら我慢です。

あまりにも出口が分からなすぎて、途中で隠れている人にこっそり道を訊ねたりもしながらなんとかフィールドを出ます。
そこにはすでにちらほら脱落者が。
休憩時間のように水分補給したり弾を詰め直したりしながらぼんやり師匠を待ちます。
なかなかまったりと過ごすことができるため、早く撃たれるのもそう悪くないなと思ったりもします。

やがて流れにのって師匠が戻ってくると、「○○で撃たれた」や「こっちの方向から攻めると良いかもね」など反省会。
こういうのも楽しさの1つ。
時折、師匠と武器を交換するのも楽しく感じました。特にボルトアクションは引くのが大変な分、「銃を撃ってる!」という感じがして。


更に午後、チームチェンジした際には、また師匠とチームが分かれてしまいました。
まあ午前中頑張ったし、午後はいよいよ一人立ちかと張り切ります。

師匠は少し心配なようで、装備は大丈夫かなどゲーム前にいろいろ世話を焼いてくれましした。面倒見の良い師匠です。
まあ私としては、師匠も私のお守りをしないで済む分、より楽しめることだろうと、なんとなく考えたりしていました。  

代わりに休憩時間にはまた、どのタイミングでやられたかや、今回のゲームはどうだったかなど、師匠とおしゃべりを楽しみました。

ちなみにこの日は午後に一度だけ、敵を撃つことができました。
休憩時間にそれを師匠へ得意気に報告すると、おもてなしの精神を忘れていない師匠は「すごいじゃん!」と手放しで褒めてくれました。

また、弾を当てられることも少なくなりました。これはもしかして女だから手加減されているのかな?と思い、それも師匠に話すと「そういうのはあるかもね」とのこと。なんだか悔しく、次回来ることかがあれば、もっと最初から男っぽくしようと心の中で誓います。

かと言って全く撃たれないわけでもなく、特に首筋や耳は当たるとめちゃくちゃ痛いことを知りました

一人だとどう動いたら良いか分からず、後ろに引っ込んでいることも多かったですが、やはり段々前に出たくなってきて、またゲームを重ねるごとに周りの見よう見まねで板の後ろに隠れたり、走ったりしながら前へ前へと出るようになりました。


そして最後のゲーム。
最後だし、と思いきって前線に出た私は、自分なりに隠れながら撃とうと構えている最中、草むらの方から飛んできた弾に撃たれました。
その頃には慣れてきた「ヒット!」の宣言と共にフィールドを出て休憩していると、しばらくして師匠がやってきました。
「撃たれちゃったよー」と私が言うと、師匠は少し言いづらそうにしながら「うん、俺が撃ったから」と言いました。
まさかの言葉にびっくりな私。

師匠曰く、(調子にのって)前へ出てきていた私は丸見えだったらしく、結構大勢に狙われていたとか。そのため、

どうせ殺られるなら、いっそこの手で、痛くないように…

と思った師匠が、先んじて撃ったそうです。できるだけ痛い場所を狙わないようにしながら。
確かに、厚手の生地の部分だったからか、そんなに痛くはなかったけれど!
しかしまさか師匠からそんな言葉が出てくるとは思っていなかったため、やたらと印象に残った出来事だったのでした。

やんでれか!


ゲーム後は二人で写真を撮り、着替えも再びトイレでして終了。
借りた迷彩服は普通に洗濯機にかければ良いということだったため、家で洗って今度会ったときに返すことにしました。

家に帰ってお風呂に入ると、身体中のあちこちに丸い小さなアザがいくつもできていました。BB弾痕だとすぐに分かり、分厚い服越しだったのにこんなに強く当たってたんだとびっくり。

しかし爽快感の方が強く、「身体を動かすって楽しいんだなー」「またサバゲ行きたいな。今度はいつ行けるかなー」と考えるように。
師匠にも楽しかったからまた誘って欲しいとメールし(師匠がこれをリップサービスだと捉えていたことを後で知りましたが)、とても満足してその日を終えたのでした。


そしてこの体験こそが、私と師匠のアウトドアライフの始まりとなったのでした。

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