フロリダ・プロジェクト

レンタルにて自宅鑑賞
この映画、演技を見るという行為だけでも見る価値がある。
全員の演技が神がかっている。
日本の子役といえば、泣ける、叫べる、笑顔がいい、これさえ出来れば神子役!
のようなクソな風潮が安達祐実以降いまだに
続いているように思う。

この映画は、ぜひ子役自身に見て欲しい。
日本の悪しき大人の求めるモノは
将来に何の役にも立たないのだ。

主演の女児の演技、その表情、声の震え
あまりにも自然で本気で途中ドキュメンタリー映画と間違えたほどだ。
しかし、インタビューに答えるクールな姿をみて
さらに凄味に気付かされた。

自然であることが演技の全てとは言わない。
船越英一郎のように
前髪がチラリと垂れていて
それがデコに突き刺さり
振り返りひとつとってもタメが入る
笑える不自然演技というものも
必要ではあると思うが、、、

この映画は、全てがナチュラルに
日常として流れている。
すごい映画だ。何度も見たい。