例えば、コップに水が半分入っているとする。 平常時には、 「もう半分しか残っていない」 と、絶えず悲観的に認識するよう心がける。 逆に、緊急時には、 「まだ半分残っている」 と、あえて楽観的に認識するよう心がける。
余裕のある時であっても、常に最悪の事態を想定して、
今の状態を悲観的に解釈することで、スキのない状態を形成する。
対して、いよいよ後がなくなり、切羽詰ってどうにもならん時、
今の状態を楽観的に解釈することで、オーバーヒート寸前の頭がリセットされる。
この発想を 『意図的楽観論』 と言います。
勿論、俺が編み出した考えではありませんが(ネタ元は後述)、
とある場所で知って以来、俺の行動の「核」となっているスタイルです。
「危機管理」、これは「目標」と読み替えても十分通じると思いますが、
そういう危機管理を想定した際に、それに対して、
①いかに自分の士気を下げることなく ②現場感覚で ③効率良く
行動するか、という意味では最善かつ最短の発想だと思うのですよ。
まだまだ余裕のある時には、ついついあぐらをかいてしまい、
それが祟って、ヤバくなってくると思考停止してしまう俺には、本当にしっくりきます(苦笑)
この『意図的楽観論』、現在ではロー生活のペースメーカーとなっているけれど、
当初は、それとは全く異なる目的で取り入れたのです♪
そもそものルーツは、大学のサークルで執行を務めたとき。
執行は、イベントやらインカレやら飲み会やら合宿やら、とにかくいろんな事を担当します。
いわばサークルのエリアマネージャーとして、総勢70名を指揮するわけですから、
この執行グループが「ご飯まだー?チンチン」とかでは話にならんわけさw
ピンチの時に、某マンガのツンツン頭のごとく、
『まだ慌てるような時間じゃない♪』とクールに対処できんもんやろか。
でも、そういう対処が出来るという事は、
必然的に、「日頃から準備が出来ている」という裏付けが必要なわけなんね(うぅむ)。
さー、どうしたもんかね。
そんな時に、俺の身体にスポッと馴染んだのが、かつて学んだこの『意図的楽観論』です♪
以来ずっと、この発想は俺の根っこにあります。
まさに「戦術より先に戦略で勝つ」のです、おぉカッコいい♪(←哀れw)
更に。
俺は、日常においてこの意図的楽観論を結構アレンジして使ったりもします。
例えば、あるテストで20点というスコアを取った場合。
いきなりこの点数を見せつけられたら、俺は絶句するでしょう。
しかし、自己採点で「0点・・・オワタ」という憶測があったならば、
この点数にむしろ歓喜するかもしれません。
そう、「情報操作」(クスクスw)
インカレで、女子大の子と飲み会(決して合コンとは言わないw)をする時、
1年ぶりに従姉妹と会って、メシ食いに行く時、
実際会うまでの間に、俺は自らの現在の容姿を必要以上に落として宣伝します。
合宿で、第一希望の宿泊先がポシャりそうな時、
サークルの面々には、場所&価格共に、よりグレードの低いものを「予想」として提示します。
あるいはローにて、ゼミの(以下略)
日本史上でも極めて有名な「長篠の戦い」において、
信長は、自軍の勝利を確実にすべく、乱波(簡単に言えば「忍」)を使って、
相手である武田軍の周囲に 『織田は弱い』 という情報をばら撒きました。
ちょっと皆。
何か「桜水」って言う字を見て「信長」に見えてきたんじゃないけ?
・・・
・・・おい誰だ、今俺に火ぃ付けようとしたのは(ギャースギャースw)
「惨敗」を想定しながら毎日着々と準備をして、
敗色濃厚の時にも、動揺して判断を鈍らせる事なく対処できるのであれば、
どんな試合であっても、必然的に「負け」はない。
そんな不敗の戦略、「意図的楽観論」。
受験生をはじめ、何らかの目標を持っている方にはおすすめします。
さあ、皆様も意図的楽観論者になりませんか?
最後に。
意図的楽観論のネタ元は、佐々淳行(さっさあつゆき)という方。
たぶん「・・・誰?」という方が大多数ではないかなw(俺も最初は全く知らなかったし苦笑)
ウィキでググればすぐにヒットしますが、
「東大安田講堂事件」「あさま山荘事件」「よど号ハイジャック事件」
「ひめゆりの塔・皇太子襲撃事件」「大韓航空機撃墜事件」などなど、
昭和を代表する様々な大事件に関わり、指揮しただけでなく、
防衛施設庁長官や、初代内閣安全保障室長を歴任した、まさに『ザ・警察官僚』。
「危機管理」という言葉は、まさにこの人が造ったとさえ言われています。
中坊の頃にたまたま観た『日本のよふけ』という番組で、
彼が折に触れて勧めていたのが、さっきの「意図的楽観論者になりましょう」ということ。
数ヶ月前、youtube巡りをしていて、当時の放送を偶然発見しました♪
「日本のよふけ 佐々」
で検索すれば、ピッタシ出てきますw
①~③まであるけれど、全部合わせても20分足らずなんで、激しくオススメしておきます。
この人の会話は「おもしろい」。
興味深い内容という意味と、文字通り腹を抱えて「笑える」という意味。
二つの点で本当におもしろいのよね。
危機管理のエキスパートとして極めて優秀、というだけでなく、
近しい人が、彼をして「警察機構の縦社会を横に生きた男」と評したところに、
佐々淳行の人となりが表れているように思います。
こういう正真正銘「切れ者」な大人、憧れなのです♪