「将来の夢は、何ですか?」
誰でも一度はこんな質問をされた事があるんではないでしょうか。
記事でも度々書いてきたけれど、俺は「法曹になること」がそれに当たります。
現在大学4年生。
その夢を成し遂げるには、現行司法試験、もしくは新司法試験を突破しなくてはなりません。
新司法試験を受験するためには、法科大学院(以下「ロー」)を出なくてはならない。
ローを出るためには、当然のことながら、ローに入らなくてはならない。
そして、そのための関門を、今年俺は受験することになります。
第一段階として、6月に行われる2度の適性試験。
第二段階として、8~10月に集中するであろうロー入試。
残すところあと2ヶ月程度です。
去年、2年以上続けてきたカテキョを辞めて、俺はダブルスクールを始めました。
それからの約8ヶ月間、自分でも本当に勉強したと思います。
費やした時間、意見をいただいた人材、ガイダンス等に足を運んだ回数、
どれを取っても、俺が「人生最大」と思っていた浪人時代の勉強量を遥かに凌ぎます。
予備校に入ってからの数回の答練で分かったのは、
今の段階の俺でも、競争相手と互角以上に十分戦えるということ。
けれど、それと同時に「上には上がいる」ということも悟らされました。
模範答案の検討を予備校でするたびに、
「この程度の答案なら俺でも書ける」というものもある一方、
「とてもじゃないが、今の俺では無理だ」と思わせられるものも複数目にしました。
くやしいけれど、本当にすごい。
俺が志望しているローには、いわゆる「上位ロー」がいくつか含まれています。
答練の成績をもとに予備校のチューターが出した俺の合格可能性は、およそ50%。
でも、実際のところ、総合的に考えれば3~40%程度だと思います。
言い訳をさせてもらうならば、俺にはまだ時間が足りないんです。
ロー受験生の半数以上は、大学2年の段階からダブルスクールを始めます。
でも俺の場合、まだ1年すら経っていません。
本来なら2年の段階から通年で行う基礎講座と、3年から順次導入していく応用講座、
それらをこの8ヶ月で、体力的にも半ば無理に詰め込んできました。
もし、俺が2年からダブルスクールを始められてれば・・・
・・・
やっぱり、言い訳はどこまでいっても言い訳にしかならないし、みっともないですね。
これまでの生活は、すべて「俺が決めてやってきたこと」の結果ですから、
それらに対して不満を垂れる資格は、俺にはありません。
それに、2年からコツコツと将来を見据えて勉強してきた人たちを「有利だ」と言うのは、筋違いもいいとこ。
ダブルスクールを始めたての頃、俺は、
「純粋に法曹を目指すのは20代まで」と勝手に目算を立てていました。
20代までに法曹のメドをつける、それ以上の時間はかけられない。
逆算すれば、24歳までにローに入れなければ、法曹の道は諦める。
そうなった場合は、速やかに就職する。
出来ることなら、その後社会人受験生としてローの道を目指したいけど・・・
こういう方針で進んだ場合、俺がロー受験に費やせる時間は、今年を入れて残り2年ですね。
でも、現実を考えるとそれはそれで凄く大変なこと。
どれだけ空き時間を削ってバイトをしても、ローを目指し続けるのは周りに負担をかける。
それに、「24歳でメドがつかなければ就職」と言ったけれど、
本来の志望に失敗して急遽転じてきた20代中盤のペーペーを気安く受け入れてくれるほど、
企業は甘くないというのは、今就活まっ只中の仲間を見ていれば、よく分かります。
大学に入ってつくづく思った、俺は「法律を学ぶこと」が好きだ。
でも、資格試験狙いのリスクも身に染みて悟らされた。
怖い・・・というより何で俺は「失敗ありき」で考えてしまうんだろう。
迷走しはじめた俺は、予備校で自分が属しているクラスの講師に相談しました。
その先生(W先生)は、俺のことを覚えてくれてます。
毎時間、講義が終わるたびにしつこく質問しに来るもんだから、イヤでも目に入るのかもしれません(苦笑)
W先生は言いました。
「学生答案だったあなたの答案は、この約半年で見違えるほど洗練されてきていますよ、大丈夫。」
「恐れるのは皆同じ。 私もドロップアウトしようと思ったことは何度もある。」
「でも諦めてはいけない。 あなたが信じなくなった瞬間に、あなたの可能性は死んでしまうよ。」
ほんの2~3分のやりとりだったけど、身体が震えました。
俺は、俺が今やれることをやり続けるんだ。 一点の悔いも残さないように。
現役で大学に入った仲間にも、司法浪人して今年再挑戦する奴が数名います。
再挑戦組は、予備校にも沢山います。
俺の彼女も、司法試験を目指す一方、裁判所事務官の道も視野に入れて頑張っています。
サークルのロー仲間も、それは同じ。
俺も負けない。 そしてこの難関の壁をぶち破って見せます。
先日プチ帰省したときに、整理がてら小・中・高の卒アルをめくってたときのこと。
中学の卒アルの、クラス巻頭ページに『3-○ みんなの将来は!!』というコーナーがありました。
「プロ野球選手」「会社の社長」「モデル」なんてものもあれば、
「素敵なダンナの奥サマ」なんてのもあったりして(苦笑)
俺は何て書いてるんだろか・・・

『弁護士になって、どっかの法廷で戦ってる』
こっ恥ずかしくて笑う反面、「へぇ」と感心してしまいました(笑)
今、この卒アルは俺のマンションにあります。
約8年前の「彼」が今の俺を見たら、どう思うでしょうね。
見た目については「こんなはずじゃなかった」と感じるでしょうか(苦笑)
俺も「彼」に言いたいことは沢山あります。
おまえが行きたがってた大学には、浪人してまで挑戦したけど落っこちちまった、すまん。
おかげ様で、彼女いるよ。
身長は、おまえが思ってるほど伸びなかった、どうしてくれる(理不尽、笑)
ミスチルは、まだ現役で活動してるわ(笑)
でもって・・・
「弁護士」が「検察官」に変わりはしたけど、今も俺は法曹の道を目指しております。
8年間、いろいろあったけど、夢は今も変わってないよ。
「夢」ってとても大事だけど、それだけの人間では世の中通用しない。
「俺には夢がある!」と言ったところで、「実」の伴わない人はバッサリ切られてしまうでしょう。
確かにその通り、現実を知らないといけん。
人間にとって「やりたいこと」と「やれること」は、一致しないことの方がずっと多いですから。
でも俺は、結果の出る前から妥協することは絶対にしたくありません。
「法を解し、使いこなせる人になりたい」
時間と体力の許す限り、猛勉強あるのみです。
Q 「弁護士になって、どっかの法廷で戦ってる?」
A 「絶対におじさんが叶えてやるから、もうちょっとだけ待ってな(笑)」