| 『不合格体験記 9』 |
「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」 在原業平朝臣(選 古今和歌集)
2004年が幕を開け、いよいよセンターまでのカウントダウンも一桁になってきた頃。
相も変わらず、俺は駿台の自習室にいました。
相も変わらず、俺は駿台の自習室にいました。
もうセンター対策の講習(「各ファイナルアタック」etc)も終わった。
国立と一部の私大を除いて、願書も提出した。
・・・あとは、ただひたすら突っ走るのみ。
国立と一部の私大を除いて、願書も提出した。
・・・あとは、ただひたすら突っ走るのみ。
年が明けてからセンターまでの二週間強は、「センターのみ」の勉強に集中しました。
早朝家を出て、朝9時過ぎから昼まで自習。
で、LA仲間と、あるいは一人でメシを食いにいって、
校舎に戻ると、また席札待ちの列に並んで、6時まで自習。
早朝家を出て、朝9時過ぎから昼まで自習。
で、LA仲間と、あるいは一人でメシを食いにいって、
校舎に戻ると、また席札待ちの列に並んで、6時まで自習。
あんまコン詰め過ぎるのもかえってよくないし、次の日起きれなくなる、
また、自習室っつう、あの外界から謝絶された空間に長いこと居続けるのも健康によろしくない(汗)、
などの理由で、どんなに遅くても夕方の5~6時までには帰るようにしてたように思います。
また、自習室っつう、あの外界から謝絶された空間に長いこと居続けるのも健康によろしくない(汗)、
などの理由で、どんなに遅くても夕方の5~6時までには帰るようにしてたように思います。
頻繁に出てくるLAの仲間とは、頻繁に会うようにしてました。
仲間内で決めてたんですが、孤独な自習は文字通り「孤独」で、ストレス溜まります。
みんなで飲み食いしつつ、
仲間内で決めてたんですが、孤独な自習は文字通り「孤独」で、ストレス溜まります。
みんなで飲み食いしつつ、
「受かる気がしねぇ・・・」
「全然メドがつかねぇ・・・」
「全然メドがつかねぇ・・・」
などをぶちまけたりとか(笑)。
全員の口から出るのは、みんな↑のようなネガティブ発言ばっかですが、
ほんの10~20分程度の談笑が終わって自習に戻ると、不思議と楽になって集中できたりします。
そういうのもあってか、「仲間内で交流」っつうのは暗黙の了解で行われてましたね♪
ほんの10~20分程度の談笑が終わって自習に戻ると、不思議と楽になって集中できたりします。
そういうのもあってか、「仲間内で交流」っつうのは暗黙の了解で行われてましたね♪
でもって、このメンバーで、
センターまで残り一週間っつう時期に、湯島聖堂に必勝祈願にも出向きました。
御茶ノ水駅から橋を渡ってすぐのとこにあるので、校舎から徒歩10分もかかりません。
江戸時代にルーツがあり、しかも本殿は「孔子霊廟」という、とっても格式高い場所なんですよ♪
センターまで残り一週間っつう時期に、湯島聖堂に必勝祈願にも出向きました。
御茶ノ水駅から橋を渡ってすぐのとこにあるので、校舎から徒歩10分もかかりません。
江戸時代にルーツがあり、しかも本殿は「孔子霊廟」という、とっても格式高い場所なんですよ♪
祈願の後に全員が買ったもんは、もちろん御守り(学業成就) ;v ̄▼ ̄)v
| 2004年、センター試験 |
センター試験。
・・・こいつの名前は、忘れもしません。
ムシが良すぎる俺の「現役合格ルート」に、初戦にして致命的かつ壊滅的な打撃を与えた試験。
「貴様の実力なんざ、所詮こんなもんだ」と一蹴した、悪夢の試験。
・・・こいつの名前は、忘れもしません。
ムシが良すぎる俺の「現役合格ルート」に、初戦にして致命的かつ壊滅的な打撃を与えた試験。
「貴様の実力なんざ、所詮こんなもんだ」と一蹴した、悪夢の試験。
約365日ぶりに、再び俺はこいつへの挑戦権を得ました。
あの時は泣きたくなるほどの実力差があった、が、今度はどうかな ; ̄▽ ̄)v
ことあるごとに「リベンジ」と口にしていた俺ですけども、これは復讐にあらず。
あの時は泣きたくなるほどの実力差があった、が、今度はどうかな ; ̄▽ ̄)v
ことあるごとに「リベンジ」と口にしていた俺ですけども、これは復讐にあらず。
| ・・・反撃です(炎) |
センター第一日の朝。
前年と違って、今回はたった一人での受験でした。
LA仲間の半数は寮生活をしてたので、千代田区の会場での受験。
残りの仲間と、あと他の元クラスメイトは探せばどっかで会えたでしょうが、今回は一人。
前年と違って、今回はたった一人での受験でした。
LA仲間の半数は寮生活をしてたので、千代田区の会場での受験。
残りの仲間と、あと他の元クラスメイトは探せばどっかで会えたでしょうが、今回は一人。
ちょうどこの前日。
俺のケータイに、20通近くのメールが届きました。
LA仲間、他予備校の仲間、既に大学生になっている元クラスメイトetcからです。
俺のケータイに、20通近くのメールが届きました。
LA仲間、他予備校の仲間、既に大学生になっている元クラスメイトetcからです。
「明日はお互いがんばろー」 「明日のセンターがんばれ!」 「祈・必勝」
そんなメールが、当日の朝までちょぼちょぼ続きました。
一つ一つの文は短いですが・・・とても嬉しかった。
・・・震えるような想いでした (oT_T)o。
一つ一つの文は短いですが・・・とても嬉しかった。
・・・震えるような想いでした (oT_T)o。
で、俺のトートバッグには御守りが3つ。
前年の受験でもお供した、地元神社のやつと、
親父がいつの間にか手に入れてた湯島天神のやつと、
年明けにみんなで買った、湯島聖堂のやつ。
「複数の御守りを身につけると神様がケンカする」、なんつう迷信は関係ない。
前年の受験でもお供した、地元神社のやつと、
親父がいつの間にか手に入れてた湯島天神のやつと、
年明けにみんなで買った、湯島聖堂のやつ。
「複数の御守りを身につけると神様がケンカする」、なんつう迷信は関係ない。
| ~前回と同じく、試験中の俺の実況中継してもアレなので、割愛~ |
と、言いたいところですがちょっとだけ。
試験中とにかく意識したのが、監督者による指示以外の一切のものに耳を貸さないこと。
・・・これがなかなか難しい oT_T)o。
試験中とにかく意識したのが、監督者による指示以外の一切のものに耳を貸さないこと。
・・・これがなかなか難しい oT_T)o。
現役生は特にそうですが、彼らは終わった途端に友達と「解答合わせ」するのが大好きです。
しかも目の前で、
しかも目の前で、
<1>
A「あそこのアレ、何番??」
B「俺は○番にした」
C「あ、俺も」
A「よかった~」
A「あそこのアレ、何番??」
B「俺は○番にした」
C「あ、俺も」
A「よかった~」
なんて話をされて、しかもそれが自分の答えと違った日にゃ・・・動揺しないほうがおかしい(汗)。
終わった科目にあれやこれや一喜一憂して、次の科目に影響が出たりしたら本末転倒。
なので今回は、たとえそんな会話が聞こえても、
「他のやつらがおかしいんだ、間違ってんのはあっちだ」と、「無理矢理」思い込むことにしました。
なので今回は、たとえそんな会話が聞こえても、
「他のやつらがおかしいんだ、間違ってんのはあっちだ」と、「無理矢理」思い込むことにしました。
・・・邪念排除 o ̄_ ̄)oシーン
| センター全日程終了後 |
翌日、駿台では正式な解答が配られ、クラス毎にデータリサーチが行われる。
・・・さすがにこの時は緊張しますね(汗)。
・・・さすがにこの時は緊張しますね(汗)。
俺自身がセンターにかけている命運、あるいは、俺自身が浪人である、というのはもちろんですが、
浪人は俺一人ではありません。
クラスの全員が浪人だけに、教室には得体の知れない「妖気」が充満しておりました。
浪人は俺一人ではありません。
クラスの全員が浪人だけに、教室には得体の知れない「妖気」が充満しておりました。
センター終了まで一切の情報を遮断してた俺は、この時初めて解答を見ました。
では早速・・・「成績開示」を基にした俺の得点をば↓
では早速・・・「成績開示」を基にした俺の得点をば↓
03’センター試験 英語 172(△17) 国語Ⅰ・Ⅱ 180(△43) 数学ⅠA 100(△37) 数学ⅡB 87(△32) 日本史B 94(△7) 生物ⅠB 91(△34) 政治経済 88 総得点(800点換算)724点(△170) 90.5% 総得点(900点換算)812点 90.2% ※シリーズ最後にて現役・浪人時の採点講評をやろうと思います
まずは、冷静な感想を。
正直、最初は「嬉しい」とかいう以前に「ホッ・・・とした」という状態だったように思います。
正直、最初は「嬉しい」とかいう以前に「ホッ・・・とした」という状態だったように思います。
というのも、真っ先に自己採点に取り掛かったのが英語だったんですが、
190に達する可能性もある・・・かもしれない、と思ってた出来でした。
ところが、いざフタを開けてみると、次から次へとミスを連発し、172点。
190に達する可能性もある・・・かもしれない、と思ってた出来でした。
ところが、いざフタを開けてみると、次から次へとミスを連発し、172点。
大多数のセンター利用私大において最大配点となる英語。
8割5分スレスレのこの点数は、勝敗ラインを割ってます。
8割5分スレスレのこの点数は、勝敗ラインを割ってます。
どうして上手くいかないんだ・・・
あんだけ一年頑張ったのに、よりによってどうして本番でこうなんだ・・・
あんだけ一年頑張ったのに、よりによってどうして本番でこうなんだ・・・
大教室で悔し泣きしそうになりながら、残りの自己採点を開始する俺。
ところが、そっからがメークドラマの始まり(泣笑)。
国語を初めとする他の科目が次々に「予想通り・予想以上」の点数を出してくれて、
「頼むからこのまま、このまま最後まで何も起きないで・・・」
と必死で祈りつつ、自己採点は終了しました・・・。
ところが、そっからがメークドラマの始まり(泣笑)。
国語を初めとする他の科目が次々に「予想通り・予想以上」の点数を出してくれて、
「頼むからこのまま、このまま最後まで何も起きないで・・・」
と必死で祈りつつ、自己採点は終了しました・・・。
終わってみれば、公約通り9割達成。
英語の遅れは響くけど、この総得点なら十分戦えます。
センターで足かせにしかならなかった数学が、立派に俺の主力になってくれました。
特にIA、平均点自体高かったものの、100点はセンター利用において心強いものです♪
英語の遅れは響くけど、この総得点なら十分戦えます。
センターで足かせにしかならなかった数学が、立派に俺の主力になってくれました。
特にIA、平均点自体高かったものの、100点はセンター利用において心強いものです♪
でも、結構「紙一重」な部分もあったりして、ぶっちゃけると数学ⅡB。
正直な話、大問の一つ「空間ベクトル」、途中で筆が止まっちまいまして・・・。
しかも、小問の途中までマークした答えも、自信が半々っつう状態。
センター数学で大問一つを落とすというのは、その時点で「最大でも80点以下」を意味します。
・・・非常にマズイです、この状況 ; ̄_ ̄)
正直な話、大問の一つ「空間ベクトル」、途中で筆が止まっちまいまして・・・。
しかも、小問の途中までマークした答えも、自信が半々っつう状態。
センター数学で大問一つを落とすというのは、その時点で「最大でも80点以下」を意味します。
・・・非常にマズイです、この状況 ; ̄_ ̄)
「試験残り5分」の指示を聞いて、俺は博打に出ました、それは・・・
途中まで書いてた、合ってるかどうか分からないベクトル方程式を、そのまま書き続けること。
でも、書ききるだけの自信も時間もなし。
残り、2分。
ベクトル方程式は、8割方書き進めていくと、性質上おおよその完成形が何となく見えます。
それを踏まえた上で、「解答欄の分数の形」を凝視。
・・・4つ5つ程度の候補が浮かびました。
残り、1分。
事ここに至ったからには、そっから「シックスセンス」を頼りに選び・・・書き殴るのみ。
途中まで書いてた、合ってるかどうか分からないベクトル方程式を、そのまま書き続けること。
でも、書ききるだけの自信も時間もなし。
残り、2分。
ベクトル方程式は、8割方書き進めていくと、性質上おおよその完成形が何となく見えます。
それを踏まえた上で、「解答欄の分数の形」を凝視。
・・・4つ5つ程度の候補が浮かびました。
残り、1分。
事ここに至ったからには、そっから「シックスセンス」を頼りに選び・・・書き殴るのみ。
なんと、この「運」の部分で6点取れてました。
後日談ですが、俺が最後に作ったベクトル方程式はあれで正解だったみたいです。
にしても、空間ベクトルで「8+6(運)=14点」になったのはもの凄い収穫でした。
後日談ですが、俺が最後に作ったベクトル方程式はあれで正解だったみたいです。
にしても、空間ベクトルで「8+6(運)=14点」になったのはもの凄い収穫でした。
さて。
心臓に悪い誤算があって冷や汗かいたものの、結果としては当初の目標を上回ったセンター試験。
センター試験は確かに恐ろしく、プレッシャーのかかる厄介な存在ですが、
その性質上、一度味方につけてしまうと、これ以上強力なものはありません  ̄_ ̄)v
心臓に悪い誤算があって冷や汗かいたものの、結果としては当初の目標を上回ったセンター試験。
センター試験は確かに恐ろしく、プレッシャーのかかる厄介な存在ですが、
その性質上、一度味方につけてしまうと、これ以上強力なものはありません  ̄_ ̄)v
大学受験2年間にして初の「合格」が、これで一気に近づきつつありました。
『不合格体験記10』へ続くのだ。