『不合格体験記 2』



たけき者も遂には滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ
『平家物語』より









前回の記事で、俺の凋落ぶりを書きなぐってまいりましたが、
そこで少し述べてた俺の症状を説明してみようと思います。
大体こんな感じです↓






①中学時代の貯金(偏差値)でなまじ進学校に行ってしまったがために、上位者の凄さを見て愕然。
②自信がなくなる。
③一方、部活に友達にと、高校生活は楽しくなる。
④次第に机に足が向かわなくなる。
⑤試験の成績が下げ止まらなくなる。
⑥自信がなくなる。
※高1の頃は、延々③~⑥の繰り返し

⑦勉強自体からも足が遠のいていく(逃げ)。
⑧そうこうしてるうちに、中学時代の貯金も底をつく。
⑨試験&模試の、慢性的な成績不振に陥る。
⑩血迷って参考書をとにかく買い込みだす。
⑪成績不振は直らず
※高2になると、⑨~⑪の繰り返し






俺の高校では、大体3ヶ月に1回のペースで、いわゆる模試を受けさせられてました。
駿台・ベネッセ共催とか、河合全統とか、あと進研とかですな。




入学してから高2終わりまでの模試成績を見てると、
デフレスパイラル的に下降していく俺の学力が分かります。
適当にピックアップして言うと、

偏差71→65→63→63→60→57→58→55・・・

こんな感じです; ̄_ ̄)



模試によって母集団も違うし、その時によって受けた科目も違う。
だから一概には言えないかもしれないけど、
平均70程度あった俺の偏差値は、2年間で50ラインの常連にまで落ち込みました。








思えば、高1の頃は中間・期末考査のたびに友達と点数を見せ合ってたもんです。
・・・でも高2になる頃には、俺は点数を見せ合わなくなった。
時には、点数を言い合うときに10点くらい水増しして適当に嘘をつくようにもなりました(恥)



そして、やはり机にはほとんど向かわない。









勉強においても、スポーツにおいても、あるいは人生においても、
人間、一度「逃げぐせ」がつくとダメですね。
シビアな現実と向き合うのがイヤになり、
それを改善するための地味で地道な努力が面倒になり、
ラクな方法はないかと探し始めるようになり、
それすらも面倒になると、
目先の娯楽(部活、遊び、テレビetc)で気を紛らわすようになる。




校内試験の直前なんかには、↑のような事をよく実感しました。
試験2週間前には、あれをして~これをして~と一応予定立ててみるものの、
10日前になっても、一週間前になっても一向にやる気にならず、
3日前になっても「明日から」を連呼。
そして前日には、「今夜は徹夜だ!」と張り切っていながら、しっかり就寝。
で、ハッと気づきケータイ確認したときには、既に朝の5時。

そして・・・アーメンT_T)/~~~





こんな事が本当に何度もありました。







で、こういう事が連続すると、
さすがに焦りを感じて参考書を買い始めます。
よく買い漁るのが、そう、ネーミングが素敵な参考書。
「10日あればいい~」とか「ゴロで覚える~」とか、そういうヤツです; ̄▼ ̄)v




地道な努力はおっくうなくせに、不安だけは人一倍でかい俺のような人間は、
瀬戸際になると、こういう「いかにも魔法のような」参考書に群がって救いを求めるわけです。
そして・・・結局それすらもやらないのです。





買って、ボロボロになるまで反復してこその参考書。
俺のように、友達皆が使ってる青チャート(数学)に手を出して、
全種類を買い揃えただけで「やった」気になっている人間は、受験生とは言えん。
参考書を机のオブジェにして喜んでるだけの、ただのコレクターです(笑)










部活で燃え尽き、学祭で張り切り、クラスでよく笑い、
同級生の女に目の色を変え、高校生らしく変に色気づき、
そして、勉強の「べ」の字を聞いた瞬間に、全力ダッシュで逃亡。
そういう、学業が完全に欠落した高校生が俺でした。



こんな状態だから、高2の後半になる頃にはズタボロです。





数学、物理、化学の試験では、赤点を叩き出したことが5回以上あります。
期日までに教科の課題を出せなくて注意をくらったこと、1回やそこらではありません。
理系の中でも特に苦手だった物理、化学の試験では、
最後の記号選択問題で「イ,イ,イ,イ,イ」と選択して、2点稼いだことなんかもあります。
※全て実話です(汗汗汗)。





中学時代の栄光など見る影もないですが、
もはや学校の授業進度についていけなくなっていた俺は、こうして細々と生きていました; ̄_ ̄)







ですが、楽しかった高校生活は瞬く間に過ぎていき、
受験モードにシフトする友達から取り残されつつあった彼、
「元」小天狗も、いよいよ受験と向き合わざるを得なくなってくるのです。



『不合格体験記 3』に続くのだ。