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「ブラックアウト」


飛び交う記憶と黒い雲

砂漠に弾けて 消える 光るプラズマTV

来たる未来の映像

まな板の鯉は その先を思い浮かべては眠る

光るプラズマTV 来たる未来の映像

降り止まぬ雨は

軒先で孤独に合わせて跳ねる

ボタン一つで転送 来たる未来を想像する

掻き消してしまわないように

二つの黒い目が 夜に輝いても


冬の雪原に 茹だる炎天下

鈍る皮膚感覚 僕を忘れないでよ

今 灯火がここで静かに消えるから

君が確かめて

僕の弱さと青さが 日々を駆け抜ける


3. 2. 1. 情報が錯綜

真実を知らない現状と 幻想の誕生

明日とその足音

3. 2. 1. 感情の暴走

現実は逃げたい

想像と妄想の混同 掃いて捨てるモノ

今を掻き消してしまわないように

君の か細い手が 弱く羽ばたいても


冬の雪原に 茹だる炎天下

鈍る皮膚感覚 僕を忘れないでよ

開く距離 溶ける世界

終わりと始まりを流した涙で 滲む青

弱い痛み 痛み

今 灯火がここで静かに消えるから

君が確かめて ただ立ち尽くす

僕の弱さと青さが 日々を駆け抜ける

そうさ 何度も

そうさ 何度も



「冬の雪原に~ 茹だる~炎天下~♪」

そうで~す。ただ今AUのCMで流れているASIAN KUNG-FU GENERATIONの曲です。
バンプと同じく、アジカンも俺はマニアという訳ではねぇです。
ミーハーに毛が生えた程度です(汗)
てか、アジカンって聞いて「よく流れてるし、曲はいいんだけど、詩がね、、」って人結構いますよね?

そう思います俺も(笑)

哲学的で、論理的で、複雑「すぎる」歌詞がちょっととっつきにくい、あるいは何回見ても意味がよく分からん!
ていう感じがするんですねぇ。
あ、ちなみに改めて繰り返しますが俺のブログは主観たっぷりっす(反対派が怖いよ笑!)


さて、今回のブラックアウトです。まずタイトル。
何か好きですこういう響き♪

ブラックアウト、、、。

アジカンのタイトルは個性的で目を引くものが多いですよね。
「ループ&ループ」「リライト」然り、「サイレン」「Re:Re:」然り。

今回は愛の終わりや人生のダウンを感じさせる詩のようなので、ホワイトアウトの逆の意味の当て字なのかなと思ったりもしたんですが、
このブラックアウトってちゃんと意味のある言葉なんですね。
報道管制・封鎖とか、意識が「プツッ」と切れる現象とかのことだそうです。
あとは文字通り、目の前が真っ暗になる、とか。
なるほど~。


しかし何と言ってもこの曲、詩がすさまじいです。
よく音楽雑誌でも言われたりしてますが、「脈絡のないようなフレーズの羅列。
でも一つ一つがリンクして意味を持つ」って感じです。
詩だけをエライ生真面目に見てしまうと時々「ん?ん?」てなるかもしれません。
俺はなりました(汗)。


大抵のアーティストが、作ったセンテンスや浮かんだ気持ちを平たくクッションを付けて詩で表現するとしたら、
アジカンのゴッチ(後藤正文さん)は完全凝縮型っていうんでしょか。
曲のイメージや詩の構成にパッ、パッと一瞬現れたようなフレーズを書ききったような印象がするんですよ。
だから、完成形の詩の一番強烈なインスピレーションは本人のみぞ知る、っていうのをアジカンではよく感じますねぇ


ただ、それとアジカンの評価って必ずしも一致しません。
同じ突飛な詩でも、往年の昭和歌謡曲に多々見られたような(タイトルは控えますけど)、語呂が合えばそれでいいんだろ?的な感じがないんです。
センスっていうか、好き好きかもしれんけど、ちゃんと完結してるんですよ、いろんな意味で。
上手く言えないけど(笑)


「曲がなきゃ詩意味分かんない」

「曲と詩が一つになってる感じ」

同じ意味でも印象だいぶ違いますよね?
こういう意味じゃアジカンの音楽は間違いなく後者っす。
音と一緒に詩が頭に入ると「これだよ、アジカンこれだよ!」って気分になんです!
ま、単なる耳慣れじゃね?と言われればそれまでですけどね(汗)


ブラックアウトはそういう意味じゃアジカンのいい意味でのギャップが体感できるんじゃないでしょか。
詩が「陰」なのに対して、音が「陽」なんですよ~。

「黒い雲」や「来たる未来」、「弱さ」、「痛み」の世界をポップチックな世界で弾いちゃって「アジカンワールド」にしちまうあたりに、ゴッチあるいはアジカン「らしさ」を感じます。
何だかんだ言って「崩壊アンプリファー」の頃と「ブレイクした最近」を上手いこと合わせたような、いい曲であります。


余談ですが、一風変わった意味で「君の街まで」おすすめです。
PVに意外な方がゲスト出演してます。なによりラスト笑えます(笑)。
カラオケDAMなんかで流れたりするんで選曲してみてください、見て損はさせません(笑)

それでは~