⚫︎結局この子にはどうすればいいの？…ってグルグルしてませんか？
今は情報の得やすい時代になりましたね〜
興味があること、関心があることを
探求したい！知りたい！って
どんどん惹きつけられるタイプ
のわたしにとって
すぐに情報が手に入る現代の
便利〜
効率的〜
あっという間〜
に非常に恩恵を受けております
昭和生まれなので
便利、効率的、あっという間じゃない時代も
経験していますから
より一層の価値を感じています
その反面…
便利〜
効率的〜
あっという間〜
があたりまえになり過ぎて、
情報過多
落とし込もうと努力しない
わかったつもりになる
そう陥らないようにと
常に意識していたい気持ちがあります
一時、
看護学生さんの看護実習指導教員に
携わっていたことがあるんですが、
わたしが学生の時代にはなかった
インターネットの普及によって
まさに
情報過多
落とし込もうと努力しない
わかったつもりになる
ことで
結果的に苦労する学生さんがいたんです
看護実習では
最低一人の患者さまを受けもたせていただいて
看護ケアの実践を通して
学びを深めていくんですね
そのために
患者さまの
病気について
取り巻く環境（身体的、精神的、社会的）についてなどを
事前に実習記録用紙に沿って
徹底的に
情報を集めて、学習して、理解してからでないと
看護ケアの実践をさせていただくことはできません
事前に何時間もかけて
参考書、教科書、看護雑誌などを
机の上いっぱいに広げて
頭の中に知識を詰め込んで
その知識を
一人の患者さまの状況と関連づけて
理解して、腑に落としていくことが
必須なんです…
その事前準備があるからこそ
実際に患者さまの看護ケアをさせていただく中で
たくさんの気づきがあって
たくさんのよろこびを体験できて
たくさんの学びと経験値を深めていくことができる
何よりも
患者さまを深く理解したいという気持ち
患者さまのために出来得ることを
深く考え出したいという気持ち
患者さまにとって必要なことを提供したいという気持ち
がどんどん強く湧いてきて
看護実習に向かう自分が
モチベートされていくんです
患者さまは
病気を患い
とてつもなく大きなライフイベントの変化を
経験しておられる…
そんな中でも
看護師を目指す看護学生に
将来プロとして活躍して欲しいとの善意で
快諾してくださり
自分自身の心身を預けてくださっているんですね
どれほど感謝すべきことか…
ですが、
中には
その事前準備を
便利で、効率的で、あっという間に解決出来ちゃう
インターネットの情報だけで
終わらせてしまう学生さんが居なくはない…
目の前に、手っ取り早く解決出来ちゃう手段がある…
正直、
恐ろしいことだよね…
それでいいと思ってしまうよね…
とも感じました
その学生さんに
指導教員の立場であるわたしとしては
『大切な心身を預けてくださっている
患者さまに関わらせていただいているのに
あまりにも申し訳ないこと！！』
『看護実習で得られる学びや醍醐味を
中途半端にしか経験できないことが
あまりにももったいないこと！！』
目の前にいてくださる生身の患者さまと、
自分で調べた情報や知識を
まったく関連づけられていないままなのに
何のために、この看護ケアをする必要があるの？
何のきっかけを掴むために、この患者さまと今
会話をしているの？
何を予防するために、何を見つけ出すために
この患者さまの状態を観察しているの？
そして
その目的なしに
どうやって
看護者として責任を持って
患者さまが預けてくださっている
心身に触れるの？
《何のために？という目的意識》がないままで
地に足がつかない
患者さまは置いてけぼりの
独りよがりの
表面だけ、一般論的な
ただただ時間が過ぎて行くだけの
看護実習となってしまう…
自分が看護実習で
精神的にも社会的にも大きな体験を得られる
機会なのに、、、って
もったいなさ
と
自分ができることを探求しようとする
意識の薄さからくる
責任のなさ
に虚しさすら感じていました
そこからは
指導に次ぐ指導
ひたすらその学生さんに向き合いました
どう伝えるとこの学生さんの気づきにつながる？
どんな方法がこの学生さんの動機づくきっかけになる？
いろんな角度から
毎日毎日
アプローチし続けた結果…
感動ですよ！
事前学習はあまりにも薄っぺらいものだった…
やる気はあまりにも低いものだった…
それが日に日に
濃さを増し
目が輝きだし
わたしへの質問内容が変わり
実習への意欲、関心が高まり
ものすごい変化を見せてくれました
看護師として絶対に働いている自分になりたいんです！
絶対に看護師になってたくさんの人の役に立ちたいんです！
そのモチベーションが半端なく高まっている
姿をどんどん見せてくれました
嬉しすぎて
感動しまくっていました
きっとね
わたしの中の
『看護師として』とか『看護観』に対する
本気と熱苦しさを感じてくれたんだと思います
責任感と
貪欲なまでに意欲関心を持って行動することの
よろこび体験を
その学生さんは
手に入れてくれました
わたし自身の
自己実現に向けて動きだす決意をした時期でしたので、
実習指導教員としてのお仕事は短期間だったんですが
常に本気で看護学生さんに向き合いました
尊敬する教育者である学長さまからは
とてももったいないくらいの
有り難い言葉がしたためられたお手紙を
頂戴しました
実習指導教員としての
経験をさせていただいたこの時間は
わたしの誇りとなりました
熱苦しいくらいのモチベーターなんですよ
このままでいいの？
もっとステキな未来があるんだよ！
わたしと一緒にみにいこうよ！
そんなアドレナリンがワンサカ出るんです
子育て情報に振り回されている…
情報が多すぎて混乱している…
今この子に必要なことをしたい…
今自分ができる優先事項を知りたい…
この子にとって必要なことを判断できるようになりたい…
明るい未来の感動を実感したい！
そんなお母さんとご一緒に
わたしは本気の時間を共有させていただきます
お母さんだからこそ
いっぱいできることがありますから
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