認められて初めて行動したくなる | 子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

子どもの心理を観察してきた看護師が伝える、発達障害グレーゾーン親子でしあわせになる子育て

発達が気になる子、手がかかる子の子育てにお困りのお母さんへ


お薬による対症療法に頼らず根本的なメソッドで、どうすればいいの?を解決できるコツを発信しています。
子どもの発達と自信を促し子育てをたのしむためにおうちでできることをお伝えしています。

やらなければいけないことは
充分わかってる

やった方がいいということは
充分わかってる



あれやった?
これやった?
まだやってないの?

ついつい口にしてしまう
大人目線の声掛けですよね

実は子どもはちゃーんと分かってます
やらなければいけないこと
やった方がいいということ

だけど、
考えてみる前に
超特急で向かってくる
大人の声掛けに

一気にやる気がうせてしまいますショボーン

もう少し待ってほしいな
今からやろうとしてたのにな
もう少し信頼してほしいな
やれるのにな

こんな心の声が聴こえて来ます

大人の中にある子どもに対する
意識、無意識の前提が
〈この子はできない〉
〈この子は分かってない〉
〈いつもやらないからまたやらない〉
と、レッテルを貼ってしまいながら声掛けすると

ビビっと子どものアンテナにインプットされて
〈自分はできない…〉
〈自分は分かってない〉
〈いつもやらないからまたできない〉
と、自分はダメだ、まだまだダメだと
自信を失い続けます

自信を失い続けると
やる気が失い始めます

〈どうせできない〉
〈自分なんて何やっても無理〉



私が小学生の頃
担任の先生が言ってくれた一言は
これまで大きな自信に繋がったという想いがよみがえります

音楽の時間、合唱コンクールの練習中のこと
恥ずかしさと
緊張感と
不安感とがいっぱいで
小さな声しか出せなかった

そんな私に
「○○さんはとっても綺麗な声で歌うね」
と言葉をかけてくれた先生

担任の先生に
自分のことを見てもらえている
自分のことを認めてもらえている
ほんの些細なことでも
自分の存在までも認めてもらえたような
安心感ラブ

ものすごく嬉しかったこと
今でもあの時の
ふわぁっとあったかくなった感覚
覚えています

そっか!
綺麗な声なんだ!
じゃあもっと大きな声で歌っても大丈夫かな!

そんな気持ちになりました

それ以来、
歌うことが大好きになれて
もちろん音楽の時間も
担任の先生も
大好きになったこと

忘れもしない想い出です


学校で、教室で
どの子もきっと自分の居場所を求めてる
自分が安心できる居場所を求めてる
繋がりたいと感じてる

自信いっぱいに見える子も
自信なさ気に見える子も

自分の承認欲求が満たされて
自分が集団で貢献出来ることがあると気づきだし
安心感を得られる環境が整って

勇気とやる気が湧いてくる

そういう視点から
子どもに関わりたいと思っています