鰓の穴 | 俳諧伝授

鰓の穴

詩論つづけますいが覚めたらここはどこ?(ΘΘ)ρ


詩はリズムの上に構築されたコトバです。


ふるいけやかわずとびこむみずのおと


これ、散文の分節-統合だと


ふるいけ-や-かわず-とびこむ-みず-の-おと


これっきりでした。


語を、音節の連続から切り分ける分節-統合です。


詩だと、


|ふ・る・い・け・や・○・○|か・わ・ず・と・び・こ・む|み・ず・の・お・と・○・○|


であり、それはとりもなおさず


「ふるいけや→ふるいけ-や」


「かわずとびこむ→かわず-とびこむ」


「みずのおと→みず-の-おと」


という二重の分節-統合でもあります。


(あたりまえですが、音節の連続から切り出された語がリズムの枠内にきちんと収まっています)


ここで「音節の連なり(コトバ)は、分節と統合によって意味が発生する」っていうのを思い出してください。


例の実況中継をコピペします。


“音節が出現し始めました。


いくつかの音節が出現し、そのいくつかが分節-統合され、語が出現しました。


その間も休みなく、音節は出現しつづけます。


最初の語の出現につづいて次の語が、出現しつづける音節から分節-統合され出現しました。


このとき、最初の語と次の語の構文的関係が現れてきます。


その間も休みなく、音節は出現しつづけます。


次の語の出現につづいて次の次の語が、出現しつづける音節から分節-統合され出現しました。


このとき、最初の語と次の語と次の次の語の構文的関係が現れてきます。”


詩は、これが分節-統合されたリズム単位でも起きる、ってことです。


これも実況中継してみます。


「ふるいけ-や」っていうふうに音節から語が分節-統合されて、ここでリズムとしてこの全体が分節-統合された「ふるいけや」が出現する。


さらに、分節-統合された「ふるいけや」の残響のもとに「かわず-とびこむ」という分節-統合が、リズムとして分節-統合された「かわずとびこむ」に分節-統合され出現して重ねられる。


同じように「ふるいけや」「かわずとびこむ」の残響のもとに「みず-の-おと→みずのおと」が、重ねられる。


まあ、こんな感じでしょうかね。




競りや果つ凍てし鮪の鰓の穴  ousia


読み
せりやはついてしまぐろのえらのあな