天高し | 俳諧伝授

天高し

詩論行きまーす。


行きまーす、って機動戦士ガンダム?


アムロ行きまーす!


<(_ _)>


すんま孫子の兵法(^^ゞ


日本語の定型詩の話です。


五と七、これが日本語の詩の定型の韻律-リズムです。


どうして、五と七なんでしょうね?


不思議ですよね。


なぜ四じゃなくて、六じゃなくて、八じゃなくて、五なんでしょう?七なんでしょう??


これをお話しするまえに、ちょっと脇道へ‥といっても関連のある話なんですけどね。


むかし、こういうことがありました。


あるTV番組だったと思いますが、異国の詩人の方がその方の母国語で俳句を作る、というのをやってました。


おそらく東南アジアかスリランカかインドか、そのあたりの言語の詩人が、自分の国のコトバで俳句を詠んだんですね。


その方は、詩の形式というのをよく理解されていたんだと思います。


きちんと五七五の韻律で、詠んでくれました。


私のまったく知らない言語だったので、当然意味は解らず何を云っているのかチンプンカンプンでした。


でも、それは、たしかに五七五の韻律を持った俳句でした。


そのとき思ったものです。


これ、なんて美しいんだ!!って。


正直、驚きでしたね。


大袈裟かもしれませんが、魂を揺さぶられるほど感動しました。


この「なんて美しいんだ!!」という印象は、いまだ色あせることなく私の中にあります。


コトバは意味をもちます。


だから、俳句にしても、自国語だとどうしても意味に引っ張られてしまって、韻律-リズムじたいの美しさに気づかないでいたんですね、‥私は。


それが、意味などまったく解らない見知らぬ言語の俳句だったからこそ、コトバの意味が捨象されて韻律-リズムじたいが際立って見えたのだと思います。


五七五それはそれじたい美しい。


私が、俳諧の発句を読んだり、俳句を詠んだり、読んだり、その根底にはこの忘れられない経験があります。


なので、「どうして、五と七なんでしょうね?」という問いに端的に答えるなら、「美しいから」ということになります。


五は美しい。


七は美しい。


これです。


と云っても、これじゃあ具体的なものが何も見えてきませんよね。


かといって、外国語の俳句にお目にかかる機会はめったにないし‥。


ではこうしましょう。


今回は趣向を変えて、リズムを実際に耳で聴いてみましょう


とりあえず今回は五です。


日本語の詩の定型としての五の韻律-リズムは、リズム-パルス理論で云うと五連一拍リズムになります。


五音を一拍にカウントできる、そういうリズムです。


音楽のデータファイル(sea-wind.3g2 1,057 KB)に、リンクを張っておきます。


曲のタイトルをクリックすると、新しいウィンドーが開いて、ファイルがダウンロードされ、再生ソフトが起動し、プレイヤーが表示されると思います。


右向きの小さな三角がプレイで、ストップは二重の縦線です。


あっ、音楽は好き嫌いのものですから、お気に召さなければ遠慮無く即ストップしてください。


でも、ものは試し、というコトバもありますし、五連一拍リズムの音楽なんて、ひょっとすると史上初かもしれません。


ではどうぞ。


「シー・ウィンド」  ←これです。(Music by ousia)




鳴り響くミットの音や天高し  ousia


読み
なりひびくみっとのおとやてんたかし