鉄鉢 | 俳諧伝授

鉄鉢

鉄鉢に明日の米あり夕涼み  良寛


読み
てっぱつにあすのこめありゆうすずみ


季は「夕涼み」で夏。


夏の発句で、良寛らしい句、という条件で選んだ良寛の句の二つ目。


これまた、中七「あり」(終止形)で切れのよく働いている句だ。


明日炊くだけの米があればそれでよいと、充足感の内に夕涼みする良寛の心が、我が心のように思えませんか?


良寛は、漢詩、和歌で有名だが、彼が俳諧を嗜んだことはあまり知られていない。


むろん彼は禅僧であって、職業俳諧師ではない。


そのせいだろうか、自由にのびのびと俳諧に親しんでいる。



涼しさや膝擦るほどのハングオン  ousia


読み
すずしさやひざするほどのはんぐおん