五月雨や | 俳諧伝授

五月雨や

朝刊の手にやはらかく入梅す  ousia


読み
ちょうかんのてにやわらかくにゅうばいす


四国地方が梅雨入りしたそうだ。



今夜は、なぜかキーボードに置いた指が重い‥。



俳諧は、よく「言葉あそび」だと云われる。


芭蕉以前の俳諧はとくにそうだ。


俳諧は連歌師の手すさび、息抜きとして始められた。


あそびと云えばあそびだ。


連歌師の多くは地下人だった。


窮屈な連歌の息抜き。


地下人ゆえの俗への回帰。


俳諧は貴族の手を離れ、庶民の文芸としての歩みを始めた。


これは、西洋直輸入の近代化でない、この国固有の文芸近代化の芽生えだったのではないだろうか。


連歌師は、文芸史上初のプロフェッショナルだった、というのも大きい。


今日はそんなところか‥



サービスの一句。


五月雨や所在無さげな鷺の首  ousia


読み
さみだれやしょざいなさげなさぎのくび