いきなり本題。


学祭が終わった次の日。


我々にはとてつもない大仕事が待っていました。

それは部室に魚たちを戻し部屋を元の状態に戻す、いわゆる後片付けというやつです。


◎後片付けの譚

やること自体は準備でしたことの逆。


しかし水槽の中の水は三日間人の往来が多数ある中に置かれていたもの。そのためあまり汚れていないように見えて実は結構ゴミがういてたりします。


そのため同時に水換えも行わなければならずいろいろ並行してしなければいけませんでした。


しかもタイムリミットは昼まで!


部員が集まったのは9.00。


スピード勝負でした。




学祭お疲れさま。

三日間店番を交代でしていた部員よりもずっと部屋に駐屯しお客さんの対応をした彼らのほうがきっと疲れているはずです。

ちなみに、展示に協力してくれた魚たち全員が部室に戻るわけではありません。

部室の水槽にも限りがあるからです。

ではどうするか。

ご安心ください。魚好きの部員が引き取り、家で一緒に暮らすのです。
部員の中には重度の魚好きで、生活居住区の一部が水槽で埋まり、魚の居住区になっている人もいます。(まあ自分なんですが。)

ちなみに今回うちに来たのはこの子たち


と、その他海水魚多数。。。

学祭前に自室の水槽を減らしたつもりだったんですが学祭後には前より結果的に増えてました。

まあ運命(“さだめ”です、“うんめい”じゃありません)ってやつですよ。

ウナギ三匹も自分ではありませんが部員の家に向かいました。

しかし、これって感慨深いことですよね

学祭を共にした魚たちは学祭終了後、部室の元いた場所に戻る者、誰かに引き取られる者、残念ながら☆になってしまう者。
仕方がないんですよね、すごくストレスがかかる環境下でいつもよりお世話ができない状況なのでどうしても調子をくずしてしまう子が出てきてしまうのです。しかしその最期の姿も美しくある、魚というのはそんな儚くも華麗な存在だと思ってます。(※あくまで個人の感想です。)

一緒に学祭を乗り越えた仲間が散り散りになる。そして二度と会うことがない仲間も多数いる。

そんな状況に彼らは置かれているんだな、でも意外と人間にも当てはまるのかな、彼らは悲しくないのかなと片付けながらしみじみ。

と思ってるのもつかの間、体調が悪化してそれどころじゃなくなったんですけどね笑

こんな感傷的な思いはあっさり、早く片付け終わんねぇかな、に変わりました笑

◎部室掃除の譚

そんな体調悪化と闘っていた中の人ですが、まさかの後片付けが終わりに差し掛かったタイミングで部室掃除に移行。

準備の時にだいぶ部室が汚れてしまったためです。


こうなってしまってはやけくそです。

もはやしんどさを通り越して笑っていました。

しかしいざやるととことんやってしまうのが阪大生物部。

最終的に大分きれいになりました。

まあすべてきれいに終わらせたいですからね。

◎代替わりの譚

まちかね祭最後のイベント、それは代替わりです。
うちの部はまちかね祭で部長、および他役員を下級生に引き継ぐのです。

現三年生の部長が二年生にバトンタッチです。

思えばなんとも不思議な代でした。
コロナにより通常三年生が部長をやるところが、部員がいなかった関係で四年生の先輩がしていました。
それを二年生になりたてだった現部長が引き継ぎ。

任期丸2年。外に出なければ活動が始まらないにも関わらずコロナで思うように活動できずすっかり活気がなくなった部を盛り上げ、完全に元には戻っとらんとはいえ活気を戻してくれました。

きっとこれからは下級生が盛り上げてくれる。
我々にできなかったこともやってくれる。
新しい風を吹かせてくれる。

少し寂しいですが、大きな期待を抱きつつ

我々三年生は大阪大学生物研究会を卒業

しません。

まだまだ蔓延り続けます。つかそもそもうちの部には卒業、引退の概念がありません。

まだまだ下級生を振り回し続けます。
まだまだ下級生には負けません、負けてなるものか。

とはいえ期待してるのはたしかですがね。


ということで伸ばしに伸ばしまくりなんと5回に分けて書いてきたまちかね祭ですが(今までのブログもぜひ読んでくださいね)

◎展示用に90スリム水槽をもらい
◎本番二日前に川に夜ガサに行き
◎水槽のレイアウトにこだわり
◎ドタバタ準備劇を繰り広げ
◎前夜祭で盛り上がり
◎本番中にまさかのウナギをもらい
◎成功の宴をあげ
◎祭り中に生物部に興味を持ってくれた方に紹介したり
◎展示水槽の魚たちを全力でケアし
◎学祭終了の際に安売りの露店にタイセイヨウクロマグロ(大西洋のクロマグロです、日本で捕れるやつではありません。)の如くダッシュし
◎魚たちが各所からお迎えされ
◎部室を掃除し
◎代替わりをし

全部で13の生物部の大きな出来事がありました、はい。

これで生物部のまちかね祭2023は幕を閉じましたとさ。

きっと今回のまちかね祭も、今まで続いてきた、そしてこれからも続く長い部の歴史の中のほんの一部にしか過ぎないでしょうが、参加した部員にとって心に残ってくれたら嬉しいですね。




さて気づけば年の瀬。

2024年が間近にせまっています。


いろいろなことがありました。


来年もいろいろあって欲しいと願いつつもいつも通りであって欲しいとも願う、そんな大晦日。


今年一年ありがとうございました。

来年も大阪大学生物研究会、及び本ブログを引き続きよろしくお願いいたします。



それでは皆さま良いお年を!





紀🐡