今回紹介する映画は『イエスタデイ』

 

最初に評価していきますので、興味がある方は以下感想読んでみてください。

 

評価 : ★★★★☆

 

 

あらすじ

全世界で12秒の停電が起き、何故か「ザ・ビートルズ」が存在しなくなった世界に。

歌手を目指していた青年が「ザ・ビートルズ」の楽曲を歌い出したことで物語が動き出す。

 

感想

「ビートルズの曲をいままで聞いたことがない?」

「そんな人いないでしょ?」

「あー、これCMのやつでしょ?」

 

そんな歌が、歌手が、世界から消えたら?

 

きっとそんな発想から生まれた映画だよね。

 

でも、「ザ・ビートルズ」だけを消してしまうとご都合過ぎるので

 

「よし、他の物も消そう!」

 

となったに違いない。笑

 

一緒に世界から消したのは、コーラ、ハリーポッターetc...

 

ラストまで消えたものが戻ることは無いし、消えた理由の説明も無い。

 

そこで重要だったのがコメディ要素

コメディだからこそ、細かい所をすっとばせたし、見やすかった と個人的には思う。

 

誰にでもお勧めできる、最高にハッピーな映画でした。

 

 

以下、セリフを交えながら感想を

 

 

「幸せであるのに、有名である必要は無い」

 

劇中のジョン・レノンがこのセリフを言うのだが、言葉の意味を深読みしすぎた。

 

人格者だからなのか、セリフじみた言葉が好きだからなのか、音楽をやっていたからなのか

本当に、有名でない人がこの言葉を引用するのか?とふと思った。

 

有名人(ザ・ビートルズ) ジョン・レノンの言葉だと思ってしまったのだ。

 

ジョン・レノンが生きている。

 

そして、年老いている。

 

それだけで十分だったと思う。

 

「ザ・ビートルズのいない世界なんて・・・ほんとに味気なくて、潤いの無い世界」

 

劇中のこのセリフが、この映画で伝えたかった全てだと思う。

 

歌は感動を呼ぶし、心を揺さぶる。

人は歌を聞き、リズムを刻んで、口ずさむ。

そう、当たり前のそれだけ。

 

「ザ・ビートルズ」が意識せずに与えていた、当たり前を再認識させた。

 

そして、その当たり前を思い出させた映画である。