【1月2日 AFP】米コンピューター・セキュリティ会社ルックアウト・モバイル・セキュリティ(Lookout Mobile Security)によると、
(Android)を搭載した携帯電話端末を狙った新種のマルウエア(悪意あるソフトウエア)が中国で登場したと警告した。アンドロイド(Android)は米グーグル(Google)の基本ソフト(OS)である。

 同社が先週発表したところによると、「Geinimi」と名づけられたこのマルウエアは、携帯電話端末に登録された膨大な量の個人情報を漏洩させる。

 ただし、中国からアンドロイド・アプリをダウンロードしなければ携帯電話端末が感染して影響を受けることはないだろうという。ルックアウト・モバイル・セキュリティは「マルウエアを仕込まれたゲームが出回っ たとしても、グーグルのオンラインストア、アンドロイドマーケット(Android Market)からダウンロードするソフトには問題ない」と思われる。

 遠隔サーバーからの指令で「悪質な広告サイトへの誘導から、ボットネット(悪意をもって遠隔操作される コンピューター群)の構築まで何にでも悪用される」恐れがあるという。動作していることを隠す技術も使われており、「これまでに知られているアンドロイド を狙ったマルウエアの中で最も洗練されている」としている。
Androidスマートフォン「超」ビジネス活用術 ~厳選アプリを使い倒す!クラウドを味方にする.../一条 真人
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【1月4日 AFP】 米ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)世界最大手の(Facebook)が、米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループ(Goldman Sachs)と投資会社デジタル・スカイ・テクノロジーズから計5億ドル(約400億円)の資金を調達した。

 両社が巨額の出資を決めたのは、同社の評価額(企業の価値)を500億ドル(約4兆1000億円)と試算したことからからだ。

フェースブックの評価額は500億ドル(約4兆円)となった。インターネット競売のイーベイ(eBay)や米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo!)、メディア大手タイム・ワーナー(Time Warner)を抜いた。

 米グーグル(Google)と直接競争する場面が増えるなか、新たな資金調達で開発や買収、ヘッドハンティングなどに使える手持ち資金が増えたことになる。グーグル(Google)撤退後の中国への進出に向けた動きもある。




 非上場のフェースブックも上場の時が近づいている。上場すれば、より広くより多くの投資家から資金を集めることができる。

 個人情報の宝庫でもあるフェースブックに広告を掲載する企業が激増している。個人情報の提供を受ける広告会社にとってメリットが大きいからだ。