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ウーゴズ・ブログ|kumaのブログ(アート編)

美術館向けの展覧会企画に携わってきたKuma氏が語るアートのつれづれ。

ちょっと長くなりますが、菊地画伯のブログから:

「それにしても驚いたのはNHKのカメラ。全裸モデルの生のバストをじっくり撮り捲っていた。あんなカメラワークが許されるのだろうか? テレビでオッパイ映像は常識だった『8時だよ、全員集合』の最盛期ではないのだ。まったくEテレなら何でもありか? はっきり言ってあのカメラワーク気持ち悪いんだよね。前半がターナー(1775~1851)が描いた秘蔵濡れ場水彩画、真ん中が全裸モデルの細密描写ライブ、後半が男性ホモデッサン。いろいろな性の形があっていいらしいけど、テレビはある程度強制的に見せられるメディアだ。ま、厭なら消せばいいんだけど、『日曜美術館』はずっと見てきたし、まず消さないよね。信用があるもの。厭なものを見てしまった」
http://blog.livedoor.jp/toyo0722/?p=2

私もたまたまこのシーンを見ていましたが、「何だこりゃ?」
と啞然としました。なんの必然性もないカメラワークにびっくり!とにかく裸の女性という現実に引っ張られすぎ!

ところで菊地画伯の裸婦を女性にも人気があります。
一般論として裸婦を購入する女性はあまりいませんが、菊地画伯の裸婦を購入する女性ファンは多いのです。
なぜか、単純に言うといやらしさがないから。
なぜいやらしくないか、裸婦を描く喜びを描いているから。
昨日の絵画鑑賞の4つのポイントのうち「筆の喜び」に満ちているからなんでしょうね!

 

作品集《躍動》からの今日の1枚です。
《青い部屋》
油彩/カンヴァス F8号 45.5 x 37.5 cm
1998年

 

http://www.redouterose.com/?pid=130623741

菊地画伯の日常のブログとは別に毎週土曜日の朝に更新される《唇寒(しんかん)》という画論(だと思います!)があります。

今朝の《唇寒》には実体験にもとづく熊谷守一と長谷川利行の比較から、絵描きの画力と描いた枚数の関係など縦横無尽に語られていて楽しいことこの上ありません。

 

http://www003.upp.so-net.ne.jp/ikkig…/f-sinkan/sinkan54.html

 

菊地理作品集《躍動》から今日の1枚は:
《光る海》
油彩/カンヴァス
F6号 31.8 x 40.9 2014年

 

☆ちょっと玄人っぽい(?)言い方ですが、『絵の具がよくついているなあ!』というほめ言葉があります。
この絵はまさに絵の具がカンヴァスにぴたっとついていますね!

 

http://www.redouterose.com/?pid=129794879

 

菊地画伯のユニークなブログの画論から:

 

『何十年も前から私が主張している「絵画の三要素」は「線、調子、白黒の場所と分量」で、これは「音楽の三要素」を真似してみただけ。でも、抽象絵画や色のない水墨画やデッサンにも適用できるので凄くいいと自己満足している』

http://blog.livedoor.jp/toyo0722/archives/53344913.html

 

☆菊地画伯の言葉をちょっと補足説明させていただくと、この場合の「調子」というのは絵画用語で、色の明暗の段階です。デッサンの場合は白黒の濃淡や強弱の度合いですね。英語で言えばトーンあるいはグラデーションでしょうか。

 

作品集《躍動》からの、今日の1枚はこれです。

《バラ咲く》
油彩/キャンバス
F4号 33.3 x 24.2 cm  2011年

調子と白黒(明るいところと暗いところ)の分量・・・
なるほど!

 

http://www.redouterose.com/?pid=130066669