いよいよ12月ですね!
今年最後の、~これまで誰も教えてくれなかった~『絵画鑑賞入門講座』のご案内です。
第8回では、イギリスのラファエル前派の作家たち、ロセッティ、ミレー、ハントの作品を見ながら、その運動の誕生や動き全体をおっていきました。
第9回は、年末特別企画「ラファエル前派判定大会!」で盛り上がりたいと思います!
ラファエル前派の運動はロセッティを通して、第2世代と言われるバーン=ジョーンズ、ウィリアム・モリスへと受け継がれます。しかし、史上最年少の11歳でロイヤルアカデミー付属美術学校に入学したほど絵の上手かったミレーは、若干23歳でラファエル前派の傑作「オフィーリア」を描いたあと、24歳でロイヤルアカデミーの準会員、1863年には34歳で正会員になり、最後にはアカデミーの会長に選出されるというように、反旗を翻したはずのアカデミ-に取り込まれ、世俗的趣味に迎合した作風に変化していきます。

他方、ラファエル前派の第2世代として扱われることもあるウォーター・ハウスは、神話や中世の騎士物語など
ラファエル前派と同じような主題の絵を多く描いていますが、ラファエル前派の本筋とは微妙にちがった独自の幻想的な作風を展開しています。また、オランダから帰化したアルマ=タデマはもっぱら古代ギリシア、ローマ、エジプトの風俗を驚異のテクニックで活写し、のちのハリウッドの歴史スペクタクル映画にも影響を与えたといわれています。そして、1876年から1896年までの長期にわたってロイヤル・アカデミーの会長職にあり、現在は美術館になっている豪華絢爛な彼の居宅レイトン・ハウスで唯美主義をきわめたフレデリック・レイトンなど、ラファエル前派と同時代のヴィクトリア朝の画家達は多士済々です。
ラファエル前派の画家達にもそれぞれ作風に変遷があり、同時代のヴィクトリア朝の画家達もラファエル前派と同じような主題を扱っているという混沌とした状況により、「ラファエル前派とはなにか?」ということは非常に見えにくくなっています。
第9回~これまで誰も教えてくれなかった~『絵画鑑賞入門講座』では、この混沌に切り込むために、参加者の皆さんにラファエル前派を含む出来る限り多くのヴィクトリア朝絵画をご覧いただき、その絵が「ラファエル前派か否か?」を
クイズ形式で皆さんご自身に判断していただきます。そして時にはその根拠を熱く議論することによってラファエル前派の理解を感覚的に確固たるものにしていきたいと思います。
この講座は絵の知識を競うものではありません。絵を見る力を養うための講座です。
いわゆる美術史の流れを知らなくても、その場で向き合った絵をどう見るかを鍛える
寺子屋スタイル。
お気軽にご参加ください。
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日程 : 12月20日(土) 14:00-16:30
参加費: 4000円
場所 : プロトマニア
(東京メトロ九段下駅 3b出口(北の丸スクエア)より徒歩2分)
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-12-5 市田ビル6F
予約・お問合せ : お名前と日中のご連絡先を添えてメールまたはお電話でお申込みください。 e-mail: yoyoa@mac.com
phone: 090-2469-4450(荒川陽子)
* メールでお申し込みいただきましたら確認の返信メールを送らせていただきます。
プロトマニアから返信メールが届かない場合は、大変恐れ入りますが電話で
お問合せください。
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