ルドゥーテのバラ展 みどころ(2) (フォリオ版とオクタ−ヴォ版) | ウーゴズ・ブログ|kumaのブログ(アート編)

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美術館向けの展覧会企画に携わってきたKuma氏が語るアートのつれづれ。

ルドゥーテの植物図譜の中でも最高傑作と言われるのが「バラ図譜 (Les Roses)」です。このバラ図譜には2種類の版型があります。大きいのがフォリオ版、小さいのがオクターヴォ版です。通常、美術館などの展覧会で展示されているのはフォリオ版です。

ウーゴズ・ワークショップ&アルケミーで開催中の《ルドゥーテのバラ展》では両方の版を見ることができます。

フォリオ版は1817年~1824年にかけて全3巻にわけて出版されました。通常これが第1版と言われ、芸術的価値も非常に高いものです。

オクターヴォ版は、フォリオ版の出版のあとサイズを小さくして出版された普及版で、1824年、1828-30年、1835年の少なくとも3回出版されました。

小さい版のオクターヴォ版は価格も手ごろで、壁面の狭い日本の家屋向きかも知れませんね。オクターヴォ版に描かれた一重のバラの可憐な美しさはまた格別のものです。

$kumaのブログ(アート編)-Rosa Gallica Stapelioe flora
ロサ・ガリカ・スタペリアエ・フローラ(オクターヴォ版、1824年)