第2章 学童の毎日 (山下哲也) | 「民間委託で学童保育はどうなるの?」 (公人社 刊) についての       お知らせ、試し読みの広場

第2章 学童の毎日 (山下哲也)

第2章 学童の毎日
子どもたちの日々のスケッチ
         
指導員 山下哲也

<自己紹介>

1947年生まれ。 高知県宿毛市出身。小金井市学童保育指導員。
小学生のときは兄弟や近所の仲間と毎日群れて遊んだ。無人島体験、素潜り、洞窟探検、などなど。
この時の体験が、仕事をする上で重要な伏線になっているらしい。

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試し読みコーナー

第2章 学童の毎日
子どもたちの日々のスケッチ

心の拠りどころを取り戻す

M君は3年生で隣の学童保育所から引越してきた。そのM君が、一ヶ月たったころ学童に足が向かなくなった。 親からの連絡帳には、「学童が楽しくない」と。理由は友だちができないのと前の学童にどうも未練が残っている……、ということだった。
M君は穏やかな性格で明るくドッジボールも得意なので、彼には親しい仲間がいたことは想像がついた。おそらく、新しい学童がつまらないというより、二年間通った前の学童の思い出が強かったのではないだろうか。心の中で仲間と“さようなら”できていないのではないか。喪失した仲間を取り戻すことがこれからの課題ではないか、指導員たちで対策を考える。
 そのころ学童では「ペコペコ」作りが流行っていた。(中略)このペコペコに熱中していたM君を含む四人で「地域探検隊」を組織させ、ある計画の実行を命令することになった。

(この続きはぜひ本で!)



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