木製バット職人が、野球の道具やバッティングやピッチングに関する情報、はたまたチームストラテジー等をドドっと公開!

木製バット職人が、野球の道具やバッティングやピッチングに関する情報、はたまたチームストラテジー等をドドっと公開!

野球バカにしてバット職人である私が日々の仕事を通して見たり聴いたりしたいろんな話をすべてお話します。
バット、グローブ、スパイク等の道具のことだけでなく
バッティグやピッチング、守備、チーム作りや戦略などなんでも話します。

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その10

折損原因 4大要素です。
     前回までの内容に少しかぶりますが‥‥。
  1) 原 木 の 品 質  : 原木の供給事情の悪化に伴い曲がり材、心曲がり材、
                小径木偽心材など本来バットに不適切なものが使われること。
  2) 製  造 方  法   : 人工乾燥による過乾燥材
                (選手が軽いバットを要求する為やむをえない部分があります。
            最近は、以前のような900g以上の少し重いバットも増えてきまし                  た。)

  3) バットの形状、重量  : グリップの細いもの逆にヘッドの太いもの、
                   なによりも軽いバットが要求されること。
                   グリップが細くてヘッドが太く軽いバット            は折れやすいです。
  4) 使 用 方 法 : 少年期に金属バットで育ってきている現在の選手は、
             木製バットの使い方の基本を 理解できていないところがあります。
              いわゆる板目部分でボールを打つというようなことです。
           また、金属のバットはスィートスポットが大きい為、
             木製バットの狭いスィートスポットで打つ技術が
             欠けていることも上げられるかもしれません。