木製バット職人が、野球の道具やバッティングやピッチングに関する情報、はたまたチームストラテジー等をドドっと公開! -2ページ目

木製バット職人が、野球の道具やバッティングやピッチングに関する情報、はたまたチームストラテジー等をドドっと公開!

野球バカにしてバット職人である私が日々の仕事を通して見たり聴いたりしたいろんな話をすべてお話します。
バット、グローブ、スパイク等の道具のことだけでなく
バッティグやピッチング、守備、チーム作りや戦略などなんでも話します。

その9

      今回は、木製バットの “折れる” を科学します。
      バットの折れ方は、大きく分けて二つあります。
      一つ目は、斜めに裂け割れる折れ方です。(斜めの折れ)
      二つ目は、ぽっきりと二つに折れる折れ方です。(ぽっきり折れ)
      斜めの折れは、
      木の繊維がバットの軸に対して
      平行になっていないことが主な原因です。
      私たちは目切れと呼んで、
      極力さけるようにしていますが、
      100%
さけることは不可能です。

      ぽっきり折れ
     、グリップ部分の木材の強度そのものに原因がある場合が大半です。
            斜め折れは目切れで木材の使い方が不適正
            横にポッキリは脆破で木材そのものが、不適当  
            それでは、実際にバットを削る時
      どういった点に注意をするかというと

           ・ 木材の繊維方向をバットの軸にきっちり合わす。
           ・ 木材の心材部で年輪幅が1mm以下のような
        年輪幅の狭い材(ヌカ目と呼びます)は使用しない
           ・ 腐れ、フシなどの欠点のある材は使用しない。
           ・ 木目が通直である材を使用する。

          などがあります。
           しかしこれらの条件をすべて満たせるような良材は
       なかなか無いのが現状です。