令和6年7月17日(水)大阪市会 2025年大阪・関西万博推進特別委員会から、佐々木哲夫委員(公明党)の質疑を書き起こしました。
・市長として博覧会協会の副会長として力の発揮を(横山市長答弁あり)
(メニューは質疑の内容をもとに便宜上作成したものです。記事内の見出しにリンクします。)
動画はこちら。
2:56:40~
万博の交通渋滞、交通アクセスについて
梅香交差点
◆佐々木委員:公明党の佐々木です。私からは、まず万博の交通渋滞のことについてお伺いしたいと思います。
万博工事期間中の道路交通対策で、日頃から混雑しています外側のところなんですけども、梅香交差点についてお伺いしたいと思います。
万博工事期間中には、この梅香交差点、普段からね、ここ結構渋滞、トラックなんかが渋滞して右折レーンが非常に渋滞してまうんですけども、ここの渋滞を避けて工事車両とか、また一般車両が生活道路に流入して地元へ影響を与えるおそれがあるということに対して、建設局として夢洲の工事関係者には高速道路の利用を促すとともに、不適正に一般道を通行する工事車両については指導していくということでございました。
またこの梅香交差点、先ほど申しました北側から南側に向かい、当該交差点を夢洲方面、つまり右折する車両が多くて、そこで混雑が発生していますので、この緩和に向けた効果的な取り組みが必要であります。
工事車両の通行円滑化について、国道43号の管理者である大阪国道事務所と調整していくということでありましたけれども、その状況についてまずお伺いしたいと思います。
◎臨海地域事業調整担当課長:お答えいたします。工事車両の通行につきましては、高速道路の利用を基本としており、夢洲関連の事業者や工事請負事業者に対し、夢洲等まちづくり事業調整会議などあらゆる機会において高速道路の利用について周知徹底を行っています。
また、工事車両運行管理システムを活用し、万が一、高速道路を利用せず一般道を不適正に通行する車両があった場合には、その車両を特定した上で、各事業者に個別に状況をお伝えし、工事事業者に高速道路の利用を徹底させるなど、事業者と工事請負者に指導を行っております。
万博の開催に向け、これまでも夢洲周辺の様々な箇所において渋滞対策を実施してきており、混雑交差点である梅香交差点についても、この間、国道43号の道路管理者である大阪国道事務所と交差点の通行円滑化に向けた協議を引き続き行っているところです。以上でございます。
◆佐々木委員:今いろいろ協議中だということですけども、右折のところでたまっているのはもう明確なんで、例えば信号の時間の調整であったりとか、右折レーンを増やすとか、具体的に手打っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
万博開催期間中の道路交通対策について
◆佐々木委員:次に、万博に安心して来ていただけると、そういう観点から、開催期間中の道路交通対策についてもお伺いします。
今年2月に公表されました。第4回夢洲万博関連事業等推進連絡会議資料では、万博開催期間中の交通影響検討において、一部の箇所及び時間帯において交通容量が100 %を超えている状況でした。特に高速道路の出口ですね。これに関して、今年3月の建設公安委員会でその対応を確認させていただきましたところ、容量ケイカ箇所への対応として、IR工事と万博来場者の車両調整により容量100 %以内に収めていくということでありました。我が党としましては、万博期間中はIR工事を止めるべきであるということで再三申し上げているところなんですけども、その後の検討の進捗状況を教えてください。
◎課長:お答えいたします。本年2月に開催した第4回夢洲万博関連事業等推進連絡会議での交通影響検討の結果といたしましては、阪神高速湾岸出口の万博の繁忙期、通常期において午前8時、9時、10時台で交通容量の100 %を超過する見込みとなっております。この対応としまして、IR工事車両におきましては通行時間帯や他の出入り口の利用による調整、万博来場者車両におきましては時間帯ごとの予約枠のコントロールによる調整を実施することとしております。引き続き関係機関と調整を進め、速やかに公表させていただきます。以上でございます。
◆佐々木委員:万博開催時の道路交通において交通容量を収めていくというのは本当に重要でありまして、また世間の関心も高い。そんな中で万博開催も迫っていますので、検討結果については速やかに公表していただきたいと思います。
再三申し上げますけど、もうIR工事、はなからもう期間中は止めるというふうにした方がすっきりすると思うんですね。100 %超えそうやったらそこを止めますという今のお話やったんですけれども。そのあたり、もう少し整理していただければと思います。
万博来場者の交通アクセスに関する鉄道交通について
◆佐々木委員:続いては、万博来場者の交通アクセスに関する鉄道交通についてお聞きかせいただきたいと思います。
僕、すごい心配していることがあります。この大阪メトロの中央線。これは列車を増便するということを言ってますけれども、他の鉄道対策についてまだ聞いてないんです。
その中で、JR桜島駅からシャトルバスを利用して万博会場へ向かうという場合ですけれども、大阪駅からJR環状線利用して、西九条でJR桜島線に乗り換えるというルートが考えられます。
私、実は過去、通勤でこの電車使ってました。朝、大阪駅に行くとUSJに行く人がいっぱいいてます。環状線乗りました。西九条。でここで乗り換える。西九条っていう駅はホームが一個しかないんですよ。だからもう西九条で乗り換えようと思ったら落ちそうなるんです。
これにさらに、万博の子どもたちであったり来場者がそれに乗っかったら、ちょっと考えられない、想像できないという感じがしています。
西九条では、おそらく駅のキャパシティーがオーバーすると思います。このような心配事を払拭したいところですけども、それに対する対策、何か考えているのであればお伺いしたいと思います。
◎整備調整課長:お答えします。万博来場者の安全かつ円滑な来場を実現するため、博覧会協会が学識経験者や大阪府市、国、警察などの行政機関を含む関係団体等による2025年日本国際博覧会来場者輸送対策協議会を設置し、具体的な対策について各種検討を行っているところであります。
協議会の一員として参画している西日本旅客鉄道株式会社におきましては、主要ルートの一つとして位置づけられているJR桜島線では、ピーク時の最大運行本数を10本から12本に増便し輸送力を拡大することや、新大阪駅からうめきた地下駅を経由し西九条駅に停車せず桜島方面まで直通する臨時列車を設定するといった取り組みを進めているところであります。
また、西九条駅におきましては、ホームの安全性を向上するため、万博開催までにホーム柵を整備する取り組みも進められております。
大阪府市といたしましても、引き続き来場者輸送対策協議会を通じまして、万博来場者の安全かつ円滑な来場が実現できるよう取り組んでまいります。以上でございます。
◆佐々木委員:今お伺いした通りで、本数を増やしたりとか、あとは西九条はホーム柵を整備するということで、やっぱりそれ、最低それは要るなというふうに思いますので、また引き続き、安全対策よろしくお願いします。
こども無料招待の移動について
こども招待事業の来場者数
◆佐々木委員:次に話が変わりまして、万博の子どもの無料招待のことについてお伺いしたいと思います。
大阪府の、まず人数ですね。一日最大何人ぐらい、大阪府下で児童生徒招待事業来場者の想定されているのかお伺いします。
◎参加調整担当課長:お答えいたします。事業を実施します大阪府教育庁では、令和7年4月から7月の夏休み前までの67日間に、対象となります全児童生徒が来場するという前提で、この期間中に来場する人数を平準化し、一日約1万4,000人と試算をしております。以上でございます。
◆佐々木委員:あと、大阪府だけではなくて、周辺の県でも子ども招待事業やってると思うんですけれども、先ほどの府と同じような形で関西の各自治体からの来場者数を試算してみるとどのぐらいなのかお伺いします。
◎課長:お答えいたします。関西の自治体におきましては、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県で招待事業が計画をされており、対象者数を合計の上、大阪府と同様の方法で試算をすると、一日約1万8,000人となります。以上でございます。
◆佐々木委員:今お答えいただきました、関西からの子どもの来場者数と大阪府のものを合計すると、一日約3 . 2万人ということでございます。大変多くの子どもたちが来場する可能性があるということです。
あと、全国的に修学旅行であったりとか、いろんな形で他からくることを考えるとかなりの人数になるわけですけれども、
大阪の子どもたちの輸送計画や対策 専用車両等の検討を
◆佐々木委員:まず、大阪府では、大阪の子どもたちが混乱なく会場に行けるように、どのような輸送計画や対策を考えられるのか、お伺いいたします。
◎課長:お答えいたします。大阪府教育庁では、各学校への意向調査におきまして、希望する来場手段についても確認されており、各学校の来場日と合わせて貸切バス、大阪メトロシャトルバスといった来場手段について、今後10月をめどに調整をしていく予定となっております。
貸切バスにつきましては、意向調査結果を踏まえて、当初確保見込みであった3,000台に加えて、追加の確保の調整をしているところでございます。
また、「大阪・関西万博日帰り教育旅行の輸送に関する検討会」において、駅構内のスムーズな移動や混雑回避に向けた対策について、博覧会協会や交通事業者など関係機関とともに検討しているところであります。以上でございます。
◆佐々木委員:今のお話では、バスの確保台数が3,000っていうふうなことでしたけれども、これは、一日に直したら、そのピーク時が一日10台程度と、一台あたり50人程度が乗車できるとしたら、ピーク期間では一日約500人ほどのバスの利用と。
これからバスを増便されるということですけれども、運転手不足ということもあり、また限界もあるじゃないかなとなると、ほとんどが電車で来るということになると思います。
困難なく会場に行くということで、本当に一般客と一緒になるって、僕、考えただけでもうちょっと考えられない。やっぱり子ども専用でいれて初めて安全に移動できるかなというふうに思うんですけれども、鉄道での子ども専用車両等の手配、これについてぜひ検討お願いしたいんですけども、いかがでしょうか。
◎課長:お答えいたします。貸切バスの台数にも限りがある中、委員お示しの専用列車につきましても、先ほど市長から答弁がありました通り、大阪・関西万博日帰り教育旅行の輸送に関する検討会において、協議をすることとなります。以上でございます。
◆佐々木委員:ぜひもうこれは最低限やっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
貸切バスの乗降場から西ゲート入口までの移動
◆佐々木委員:次に、貸切バスを利用して万博会場に行った場合の話なんですけれども、その貸切バスの乗降場から西ゲート入り口までの移動が、小学校低学年児童ですと徒歩で片道30分程度かかるとこのように聞いております。
万博会場内での移動もあるということを考えますと大変負担が大きいなと思うんですけれども、なんとかもうちょっと近くにバスつけられへんかという話なんですが、委員会として対応されていることがあればお伺いします。
◎首席主導主事:お答えいたします。教育委員会といたしましては、万博会場への交通アクセスとして主に大阪メトロの利用を想定しておりますが、シャトルバスや貸切バスの利用も見込まれていることから、委員より御指摘の課題については認識しております。
大阪府教育庁の資料によりますと、シャトルバスの乗降場となります第1交通ターミナルは西ゲートと隣接しておりますが、貸切バスの乗降場となります第2交通ターミナルは西ゲートからの距離が800から1,000メートル程度になるとされております。
教育委員会といたしましては、引き続き大阪府教育庁を通じて博覧会協会に児童生徒の移動の負担軽減につながる対応をしていただくよう要望を行ってまいります。以上でございます。
◆佐々木委員:問題なかったらもうそこで、近いところで子どもら降ろして、バスだけ発着場に回しゃええというふうに思うんですけれども、できるだけ早くこれ答え出していただきたいなと思います。
こども無料招待の休憩・熱中症対応・医療ケアについて
昼食 団体休憩所
◆佐々木委員:次に、この会場へのアクセスというのが、やはり児童生徒が安全に移動できるということが大事で、子どもたちに付き添う教職員も安心感を持って行動できるように、もう本当に最善の手立てを講じていただきたいなと思います。
学校現場の不安というのは、移動だけではなくて、昼食を食べる際などに活用できる団体休憩所。これについても大変心配される声が出ています。
教育庁の資料によると、団体休憩所は2,000名収容と示されています。
先ほどお聞きしました。一日の参加人数、最大で3.2万人、さらによそからも来るかもしれん。そういうことを考えると2,000人ということは、3万人があぶれることになると思います。
今、それをこういろいろ検討しますという話なんですけれども、実際問題、そんだけ入る場所、昼食がとれる場所で確保できるか。また夏の暑い時期、また雨が降ったとき、そういうことも考えますと、よっぽど綿密に考えていけへんかったらあかん問題だなというふうに、これは本当に思うんです。
この点について、教育委員会としてどのように対応していくんでしょうか。
◎主事:お答えいたします。委員御指摘の通り、休憩場所につきましては、これまで示されていた2,000名収容の団体休憩所では十分でないと考え、大阪府教育庁に要望を挙げております。
そのため博覧会協会には、その2,000名収容の団体休憩所に加え、複数の予約可能な昼食の取れる休憩所の増設を調整していただいているところでございます。以上でございます。
◆佐々木委員:昼食の時間というのはやっぱり大体決まっているもんですので、入れ替えとか言うても限りがあると思いますし、あと夏の暑い時期なんかになりますと、お弁当、リュックの中に入れてずっと歩いてたら、それだけで傷んでしまう。ですから、涼しいところにリュックを置いたりとか、そんな配慮も学校現場でしてたりするのをお伺いしています。
いろんな意味で、本当に無事故を期していくために、計画しっかりと最優先で考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
例えばリングの下のスペース、どんだけあるか分かりませんけど、またパピリオン内でも、あるいは行くところのパビリオンの中で、どっか場所をお借りするとか、いろんな考えあるかと思いますので、よろしくお願いします。
熱中症対策 給水スポット
◆佐々木委員:この会場内でこれだけの人、多くの人が来場されて、児童生徒の安全面も心配されるところなんですけれども、特に夏場は熱中症対策のリスクが大きいと思います。
その対策として、給水器とか、また自動販売機の活用等が考えられますが、どのようにお考えでしょうか。
◎主事:お答えいたします。児童生徒が熱中症にならないよう、その対策として水分を適切に補給することは大切と考えております。
教育委員会といたしましては、児童生徒が十分な量の水分補給ができるように、万博会場内の設備での調達方法も含めまして、大阪府教育庁や関係機関から情報収集しながら、熱中症対策を検討してまいります。以上でございます。
◆佐々木委員:ちょっと一つ提案あるんですけども、水道局、市役所の下に「水色スイッチ」といって給水機設置していただいたりしているんですけれども、水道局として万博会場へ給水機の設置についてはどう考えてますでしょうか。
◎企画課長:お答えいたします。水道局では、脱プラスチックの取り組みの一環として、ペットボトルからマイボトルによる水道水の飲用利用へのライフスタイルの転換の促進に取り組んでおります。
この点、大阪・関西万博はSDGs達成に向けて、環境や社会への影響を適切に管理した運営を目指しており、脱プラスチックの取り組みと、本市の安全で高品質な水道水をアピールする絶好の機会であると考えております。
こうしたことから、当局が参加している大阪府がプラスチックごみによる汚染防止の取り組みとして設置した「大阪マイボトルパートナーズ」の有志の民間事業者と協働して、万博の会場内にマイボトルによる水道水の飲用利用を啓発し、本市の水道水を提供する給水スポットを設置することができるよう、令和4年9月に博覧会協会に協賛の申し出をしており、現在、協議調整を進めているところでございます。以上でございます。
◆佐々木委員:給水スポットって絶対必要やと思いますので、ぜひとも実現いただきたいなと思います。
医療ケア、救護体制、救急搬送
◆佐々木委員:次に、熱中症対策というのは当然必要なんですけれども、来る生徒の中には
・医療的ケアの必要な、そういう生徒が来た時に対応はできるのか、
・また事故・怪我とか病気とか緊急対応が必要な場合に即座に対応できる体制ができているのか、
・また緊急搬送の場合はどのような対応になるのか、
お伺いいたします。
◎主事:お答えいたします。医療的ケアを必要とする児童生徒が安心安全に見学するために、救護体制や休憩所、トイレなどの情報は不可欠なものと考えております。
救急車やヘリコプターによる救急搬送の体制や、会場内の設備に関する早期の情報提供を、大阪府教育庁を通じ博覧会協会に申し入れているところでございます。
また、医務室につきましては、現段階で8カ所設置予定であると示されており、救急隊員が現地に常駐し対応に当たるとも聞いております。以上でございます。
◆佐々木委員:早期の情報提供を教育庁を通じて博覧会協会にということです。
ちょっと不安ですのでね、もうこれは早く明らかになるようにしっかり確認いただきたいと思います。
この緊急対応を要する場合のマニュアルっていうのは、参加者の安心感のためにも絶対必要です。ですから、検討お願いしたいと思います。
こども無料招待の下見、予備日の設定、交通費
学校の先生の下見を開幕前にできないか
◆佐々木委員:また、各学校が安全に万博に参加するためには、もう学校の先生方が事前に会場を見学して、安全面や見学ルートを確認する。これがもう不可欠であります。
学校では大概いつも行くところって決まってるので、だいたいルートが分かってて、それでもやっぱり下見に行くんですけども、
・今回は誰も行ったことがない。
・で、実際に今行ってもまだわからない。
まあ、そんな中で、一年前に参加表明っていうのが今あるんですけれども、なんとかそのね、下見の機会を開幕前にできないかと。
開幕後には下見できますよというお話やったんですけども、4月からスタートですよね。
で、4月から5、6、7、夏休みまでの間に参加するところで言えば、下見の機会って春休みしかないと思うんですよ。
だから、まあその春休み、まだスタートしてませんから、そのあたり、開幕前に下見になんとか行けないか、この点についていかがでしょうか。
◎主事:お答えいたします。校外活動を計画する際、現場の下見は不可欠であり、特に安全面の確認は確実に行われるものであると考えております。
学校行事の催行に不可欠な引率教員による会場の下見について、万博開幕後は可能であると示されておりますが、万博開幕前においても十分な機会を設けるよう、大阪府教育庁を通じ博覧会協会に申し入れているところでございます。
また、各校が万博会場の下見に訪れた際に、説明や対応を担当する窓口の設置についても要望を行ってまいります。以上でございます。
◆佐々木委員:もうぜひこれはもう絶対できるように、ちょっと答えがどういうふうに返ってくるかまだわかんないんですけれども、これはもう絶対ということで押していただきたいな、また、その時にちゃんと会場を説明する方ついてくれる、そういう窓口設置ということですけども、それがなかったら話になれへんと思います。
万博会場見学の計画
◆佐々木委員:今、資料つけさせていただきました。その見学の教育庁から万博会場の見学モデルコースっていうのが付けられてます。
それで、入場から退場までのタイムスケジュールが示されてるんですけれども、いつ着いて、徒歩の場合は何時に着いてその後移動してっていうそういうタイムスケジュールなんですけれども、まあまあいろいろ気になる点はいっぱいそれ見たらありましてね、まだ堂々とバスの発着場から歩いて30分で着きますとか、そんな書いてありましてね。
中でもパビリオン見学に関する情報、ここについては全然提供されてないんですね。どこのパビリオン行くんか。パビリオンの場所によってはその入り口から相当時間かかる場合も考えられますし、やっぱり学校の先生なんかは、どこのパビリオン行くのか分からんことには、事前学習もできませんし。
そのような中で計画通りに見学できるのかはとても心配です。
各校では見学の計画を立てるのに困っていると思いますけれども、委員会として今後どのように支援していくのかお伺いいたします。
◎主事:お答えいたします。万博会場見学の計画につきましては、今後、来場交通手段や昼食場所、訪問するパビリオン等の会場内の施設情報が各校へ提供されることで、詳細な計画は立てられるものと考えております。
また、計画を立てるにあたって必要な情報につきましては、適時、教育委員会からも説明会等で周知を行うとともに、教育委員会の指導部担当指導主事が窓口となって、各校からの相談について対応いたします。以上でございます。
予備日の設定
◆佐々木委員:くれぐれもその中身、しっかり押さえていただきたいなと思いますけれども。あとは万博会場の来場日についてなんですが、予備日の設定っていうのがありません。遠足とか何でもそんなの大体予備日というのを考えるわけですけれども、悪天候等の理由で来場が中止になったと、そういう場合の対応はどうなるのでしょうか。
◎主事:お答えいたします。来場を中止した場合の対応につきましては、
・各校の判断で新たに来場日を設定するか、
・児童生徒分の一日入場券の配布に切り替えるかを、
大阪府が委託する万博招待事業事務局と調整して決定することになります。以上でございます。
◆佐々木委員:ということですが、学校判断でまた日変えるか、それともう一日入場券の配布に変えるかということですね。わかりました。
見学パビリオンの割り当て
◆佐々木委員:先ほどの続きなんですけど、パビリオンの話ですね。学校がこの教育活動としてこの万博招待事業を進めるために、希望のパピリオンの予約ができれば、学校の学びと万博会場の学びがつながるんですけれども、しかし、府の教育庁が示すところでは、入場できるパビリオンは希望はできないと。一方的に割り当てられると。このように聞いております。この状況については変化はあるのかないのか、お伺いします。
◎主事:お答えいたします。10月頃から順次、パビリオンに関する詳細な情報が示される見込みであると大阪府教育庁から聞いております。
また、大阪府教育庁において、本事業で確実に体験学習ができる複数の選択肢を発達段階に応じて提示するよう博覧会協会と調整しているとのことでございます。以上でございます。
◆佐々木委員:パビリオンって言うてもね、小学生の子が行って面白いかどうかっていうバビリオンもあればね、高校生が行ってちょっと、もうちょっとなんかないみたいなところもあるかもしれませんのでね。その発達段階に応じてっていう選択肢がもうちょっと具体的にね、出てきたらいいなと思いますので、よろしくお願いします。
無料招待の交通費 府は負担しないので市が検討
◆佐々木委員:今回の万博参加について、無料の招待事業ということです。入場料が無料になるということは当然ですけども、会場までの交通費については大阪府は負担しないと。
先ほどの質疑ありました。大阪市として費用負担のあり方を検討。大阪市として交通費用を負担してはどうかということですけれども、我が会派としても、前々より保護者の負担を増やさないように、確実に交通費も負担してもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
◎主事:お答えいたします。教育委員会といたしましても、万博招待事業への参加に伴い、家庭環境にとらわれることなく多くの児童生徒が来場できる機会を提供するという事業趣旨の観点から、費用負担のあり方について検討を進めてまいります。以上でございます。
◆佐々木委員:ぜひ進めていただきたいと思います。
市長として博覧会協会の副会長として力の発揮を(横山市長答弁あり)
◆佐々木委員:市長ありがとうございます。今いろいろ子どもの万博招待について質疑してました。
その中で一番最初にお伺いした中で、大阪府下と、あと大阪府外でも近畿圏で最大で一日3 . 2万人ぐらいの子供が来る可能性があるっていう、そういうやり取りがあったんです。それでいろいろ心配されること。交通のことであったりとか、またやっぱり一番心配なのは、今、休憩場所が2,000人分しかないというところなんですよね。まあ、それで、どこでみんなご飯食べれるのかな。熱中症大丈夫かなとか、あとなんか病気になったらどうするのかとか、そういう、あとは下見の話ですね。開場前に下見できへんか、春休みできないかとか、そんないろんなことを確認させていただいたんですけれども、やっぱりまだ検討中の状況のものがほとんどなんですね。
で、やっぱり大阪市の子どもたちの安全を守った上で、招待事業への参加をしてほしいというふうに思います。
市長は、大阪市のトップしての役割、また、博覧会協会の副会長としての役割もあります。その両面でなんとか取り組んで、実現、また心配を払拭する。今、保護者の方はやっぱり心配やという思いが、わからないので心配やという思いが多いので、それを何とか払拭していただきたい。そのために、市長本当に力を発揮していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎横山市長:お答えいたします。まずは、子どもたちの安全をしっかり確保した上で、万博招待事業への参加をすることが重要であると考えております。
そのためにも、先ほど質疑の中でありましたように、交通手段や休憩場所、熱中症対策、緊急対応、下見の実施といったいずれも重要な課題につきまして、心配をできるだけ早く払拭できるよう、大阪市長と博覧会協会の副会長それぞれの立場でしっかりと取り組んでまいります。
◆佐々木委員:ぜひよろしくお願いします。
夢洲地区のインフラ整備について
◆佐々木委員:次にちょっと話は変わるんですけれども、夢洲地区のインフラ整備の話なんですけれども、
夢洲地区では、万博会場や夢洲地区の街づくりに必要となるインフラ整備が行われております。
その中でも、IR事業者からインフラ整備に関する協力として負担金をもらうということが以前に決まってあったと思うんですけれども、
・いくらぐらいその負担金はあるのか、
・またそれはどのようなタイミングで大阪市にその業者から支払われる予定なのか、
まずお伺いいたします。
◎開発調整課長:お答えいたします。夢洲地区への訪問者増加などに対応するために、本市が実施しておりますインフラ整備に要する費用の一部として、202億5,000万円をIR事業者が負担することとなっております。
支払いのタイミングにつきましては、IR事業者への土地の引き渡し日までに10 %である20億2,500万円。IR施設の開業後の12ヶ月以内に残りの182億2,500万円が本市に支払われる予定となっております。以上でございます。
万博とIRは関連しているのか(市長答弁あり)
◆佐々木委員:IR事業者から、202億5,000万が負担されると。夢洲のインフラ整備ですね。
以前に予算のところで、総額1,000億円を超える夢洲のインフラ整備、これについて触れたことがありました。
この夢洲のインフラ整備については、万博決定以降にスタートをしています。その中で、上下水道とかメトロの新駅も整備がだいぶ進んできているんですけれども、ただ、万博というのはこのインフラ整備を考えたときに、半年間の一過性のものです。
また、その後の夢洲は、IRをはじめとする国際観光拠点を目指すというふうにされております。
そのことを考えれば、夢洲のインフラっていうのは、その万博後は主にIRのために使われるということになります。
これは日本維新の会の馬場代表が「万博からIRにレールが引かれている」という発言をされている一方で、先日、吉村大阪府知事は7月15日のテレビ出演の際に万博とIRは関連してないという趣旨の発言をされております。
しかし、私、思うんですけど、万博のためだけにこれほどのインフラ整備は難しかったのじゃないかなというふうに思います。そういった意味で万博とIRは関連しているというふうにも言えると思うんですけども、市長の見解をお伺いいたします。
◎横山市長:お答えいたします。2017年9月に博覧会国際事務局BIEに提出をしました、万博立候補申請文書、ビットドシエにも、本万博とIRは全く別のプロジェクトであり、この点は両プロジェクトを推進する地元自治体も同様の認識であると記載されております。
他方、大阪府・大阪市・堺市で策定しました「大阪のまちづくりグランドデザイン」のロードマップでは、うめきた二期、万博、IR、リニア中央新幹線、北陸新幹線の大阪開業、などにつきましては、こうした時間軸で取り組んでいくこととされており、いずれも大阪の成長に向けた装置として重要と認識しております。
とはいえ、万博とIRは実施主体や事業実施のタイミングも異なります。
一部では「カジノのための万博」などと揶揄されることもありますが、こういった意味での万博とIRの関連性があるとは考えておりません。
◆佐々木委員:この夢洲、開発が今まで全然進まなかった中で、急に進み出しているのは事実であります。
それが大阪市にとってプラスの方向に働いていけば、それは何の問題もないことであると思います。
夢洲で万博が決まり、で、IRも決まっております。
これが万博会場が夢洲じゃなかったらね、こういう話には多分なってないかと思うんですね。だいたい他のところはインフラ進んでますから、そういう意味では私は関連はあるんかなというふうには感じております。
今後は毎月でも万博特別委員会を開くべき(市長答弁あり)
◆佐々木委員:これまで本委員会で様々なことを聞いてきましたけれども、はっきりした答えが出ないことが多いです。
また万博のこの委員会もね、開催もっと早くしたかった。今日かって、もう5時前ですよ。この後まだまだ続くんです。なんでか、その間の課題がこうやって確認できる場がなかったからなんですよ。ほんまはもう4月になったらすぐに、いやそれやったら5月に、でもそれが6月、7月というふうにこうなってます。
万博開催まであと9ヶ月。また、そんな日もない中で、直前に言うたかって出来へんことあります。そういえば(そういう意味では)、もう今がいろんな意味でタイムリミット来てる。で、いろんな課題があったら、今すぐそれに対してしっかりと話し合って、また手を打っていかなあかん。そういう時期になっていると思います。
そういった意味で、いろいろ課題があった場合に、今までその報告の場がなかったのがこういうことになっていると思いますんで、これからは、今後はね、毎月でもこの万博特別委員会開くべきやというふうに思います。またいろんな報告でも、最低でも理事会がある都度、その内容の報告も含めて、本委員会もやっていかなあかんのんちゃうかなっていうふうに思います。
また、市長もさまざまな課題、もっとこの本委員会で報告していただきたいなと思います。以前から適宜適切に報告しますというふうに市長にも言っていただいておりました。そういう議論の場も議論していく必要があると思いますけれども、市長のお考えをお伺いいたします。
◎横山市長:お答え申し上げます。これまでも、理事会の内容も含めまして、万博に関する様々な課題や対応などにつきましては、本委員会の場はもちろんのこと、当委員会も含めまして、適時必要な報告、説明をしてまいりました。引き続き、丁寧な報告、説明、情報発信に努めてまいります。
◆佐々木委員:これからはどんどん攻めていかなあかんと思うんですね。いろんなマイナスな話もどんどん出てきます。でも、それはどんどんどんどん、その都度リアルタイムで払拭していって、やっぱり万博成功に向けては、いろんなこの取り組みといいますか、プラスの方向に進めることもスピード感を持ってやっていかなあかんと思います。
機運醸成といっても、あと残り9ヶ月ですんで、それが大阪のためになるように全力で取り組んでまいりたいと思いますし、そのための協力も全力でしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上で、私の質疑を終わります。
〇委員長:この際、お諮りいたします。委員会を暫時休憩いたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よって委員会を暫時休憩いたします。
※次の委員の質疑に続きます。
(※誤字脱字、聞き間違いはご容赦を。正確な情報は公開動画をご覧ください。)