令和6年6月11日の大阪府議会一般質問より、維新・徳村さとる府議の、万博閉会後の大屋根リングの利活用、夏場におけるミャクミャクの活用に関する質疑を書き起こしました。

 

動画はこちら

http://www.gikai-chukei.jp/

 

徳村議員:次に、閉会後の大屋根リングの利活用についてお伺いしたいと思います。

 

万博会場の大屋根リングについては、昨年6月から組み立てが始まっており、工事の進捗といたしましては現時点で約9割程度出来上がっていると聞いておりまして、先月21日は大屋根リングのライトアップの試験点灯が行われた様子が報道されております。その幻想的な姿を見て、万博への期待感が高まった方も多いのではないかと思いますし、私自身もとてもワクワクしております。

 

この万博のシンボルともいえる大屋根リングについては、本年2月に博覧会協会において閉会後の利活用に関する提案募集が実施されたとのことであります。このパネルには一般的なトイレやベンチ等の木質化の事例、これが書かれているわけですけども、私としては大屋根リングで使用された木材について、例えば人の集まる場所のトイレ、ベンチなどで活用してもらうことで、閉会後も多くの人の思い出に残るものとなればいいのではないかなというふうに思います。

 

そこで協会における閉会後の大屋根リングの利活用に係る現在の取り組み状況について、提案募集の結果も含めて万博推進局長にお伺いをしたいと思います。

 

 

万博推進局長万博閉会後の大屋根リングの利活用につきましては、博覧会協会におきまして、持続可能な資源利用の視点から、リユース等の有効活用に向けて調整を進めております。お示しの本年2月に実施された協会の提案募集では、自治体や設計事務所など20社から、例えば備蓄倉庫や福祉施設、高速道路料金所ゲート等の建物の構造材として活用することや、自然公園の木道やベンチなどの構造材以外の活用、あるいはリングの一部を会場内に存置するなどといった提案があったところでございます。

 

現在、今回の提案内容を踏まえまして、2025年の初め頃から、リングの引き渡し先を決定する公募入札を実施できるよう、協会におきまして準備が行われているところでございます。

 

大阪府市といたしましても、こうした協会の取り組みに協力しながら、リングが広く有効活効活用されるよう取り組んでまいります。

 

 

徳村議員:ご答弁のとおり、どうぞよろしくお願いいたします。

 

次に、夏場における、いわゆるミャクミャクの着ぐるみの活用についてお伺いしたいと思いますが、万博関連のイベントでミャクミャクを目にすることが最近、増えてきました。4月に、東和薬品RACTABドームという、私の地元の近くにあるドームなんですけども、開催されましたクロスミントン国際大会。ここに私が訪れた際もミャクミャクは大人気でした。万博の盛り上げに、ミャクミャクは非常に大きな存在と考えておりまして、こうしたイベントなどでのミャクミャクによる万博のPRをもっと進めていただきたいなというふうに思っています。

 

一方、これから夏場にかけてのイベントでは、ミャクミャクの負担が大きくなるのではないかなと思っています。負担というのは演者さんの負担なんですけども、私が他のキャラクター演者に話を伺った際にも、夏場の出演は大変暑いというふうに聞きました。

 

夏場においてはきちんとした安全対策を取った上で、ミャクミャクを活用し、さらなる機運醸成につなげていただきたいなと思いますが、現在、それについてはどのように取り組んでおられるのか、万博推進局長にお伺いします。

 

 

万博推進局長ミャクミャクの活用にあたっては、博覧会協会が利用者向けに着ぐるみを適切に使用するための基本アクションガイドなどを作成し、広く周知を進めてきたところでございます。

 

このガイドでは、夏場における安全対策として、基本15分間の連続稼働時間を10分間にすることや、熱中症対策グッズや冷暖房設備のある控室を準備すること、気温が35℃以上の場合は出演しないことも検討することなどが示されております。

 

夏場を控えました今、協会と一体となってミャクミャクの安全な活用について改めて注意喚起を徹底し、多くのイベント等に出演することで、万博の機運がさらに盛り上がるよう取り組んでまいります。

 

 

徳村議員:ガイドラインをしっかりと設定されるということで、どうぞよろしくお願いいたします。

 

(※誤字脱字はご容赦を。正確な情報は公開動画をご覧ください。)