令和6年6月11日の大阪府議会一般質問より、維新・泰江まさき府議の、万博来場者・参加者目線に立った情報発信、万博に向けたバーチャル大阪の今後の取組みに関する質疑を書き起こしました。
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◆万博の機運醸成につなげるため、万博に来場、参加したいという方々が知りたい情報をわかりやすく発信することが重要と考えるが所見を伺う。
泰江議員：まず最初に、万博来場者、参加者目線に立った情報発信についてお伺いいたします。
万博開催まで残すところ10ヶ月となり、万博の開催に向けてのステージが一段上がったと感じています。私の周りでも万博に期待、バビリオン体験したい、催事に参加したい、そしてスタッフ・ボランティアとして参加したいという方も徐々に増えてきているところでございます。
しかしながら、このような方々に対する情報の周知はまだまだ十分ではないと感じています。
例えば、超早割り一日券にパビリオンの先行予約の特典があることはあまり知られていませんし、催事に参加するにあたっても、出展者は万博会場へ何人まで参加証で入場できるのかといった要件などは、博覧会協会の公式ウェブサイトに掲載されているFAQを見てもわからない点が多いです。
また、各民間パビリオンでのスタッフ・ボランティアの募集に関しては、協会の公式ウェブサイトにはそもそも掲載されておらず、パビリオンごとに情報を探す必要があります。
万博のさらなる機運情勢につなげるため、万博に来場・参加したいという方々が知りたい情報を取りまとめ、分かりやすく発信することが重要だと考えますが、万博推進局長の所見をお伺いいたします。
万博推進局長：万博に関心のある方に向けての情報発信につきましては、博覧会協会におきまして、例えばチケット購入手順に係る動画や、公式スタッフの活動に関するFAQなどを、ホームページやSNS等を活用して発信してきたところでございます。
今後ともユーザーの関心が高まるよう、インセンティブ情報の充実や、パビリオンなど他の主催者が公募するスタッフ募集情報の集約など、必要な情報が入手しやすい発信方法につきまして、協会に求めてまいります。
また、大阪府市におきましても、万博の来場や参加に関する府民市民からのお問い合わせなどを取りまとめまして、それらに対する回答を協会と連携しながらウェブサイト等で発信することで、さらなる万博の機運醸成を進めてまいります。
泰江議員：万博にたくさんの方々が来場していただくためには、分かりやすい情報発信が必要でございます。ぜひ、さらなる工夫をよろしくお願いいたします。
◆万博に向けたバーチャル大阪の今後の取組みにつ いて伺う。
泰江議員：次に、万博に向けたバーチャル大阪の取り組みについて、お伺いいたします。
都市連動型メタバース「バーチャル大阪」については、令和3年度に大阪府市が構築し、19社の民間企業で構成する民間コンソーシアムが運営しており、今年度で4年目を迎えます。昨年度は、北摂地域と泉州地域の特色を生かした二つのエリアが追加されるとともに、高校野球のパブリックビューイングやハローウィンイベント、アーティストや芸人による音楽やトークライブ等のイベントが開催されていますが、現状を見ますと、万博との関連は薄く、単なるイベント用のプラットフォームとしての活用にとどまっているような印象を受けます。
万博開催まで10ヶ月余りとなり、万博会場のシンボル大屋根リングは9月にはつながると言われており、会場建設、パビリオン建設が進捗していくにつれて、万博への期待感も全国的に高まってくると思います。
このタイミングを捉え、「バーチャル大阪」に、より多くの方がアクセスしていただけるよう、万博と様々な形でつながりを持たせてほしいと考えますが、「バーチャル大阪」の今後の取り組みについて、万博推進局長にお伺いいたします。
万博推進局長：「バーチャル大阪」につきましては、万博への期待感を今以上に高めていくため、万博の開幕も見据えながら、メタバース内のコンテンツをさらに充実していくこととしております。
具体的には、各エリアにおきまして、ロゴやキャラクターなどの万博PR素材を追加することに加えまして、府民の皆様から万博のテーマに沿ったイラストを募り、メタバース空間のデザインに活用するなどにつきまして、コンソーシアムと調整を進めているところでございます。
さらに、来年1月頃には、協賛企業や中小企業による展示コンテンツ等を展開する「バーチャル大阪パビリオン」を開設予定でありまして、このメタバースと「バーチャル大阪」を連動させることによりまして、さらなるアクセスの増加につなげ、万博への興味関心が高まるよう取り組んでまいります。
泰江議員：今回の万博は、メタバースも重要な要素の一つでございます。取り組みの強化をどうかよろしくお願いいたします。
（※誤字脱字はご容赦を。正確な情報は公開動画をご覧ください。）